第二の理由は―この章でいっそう大きな役割を演じることになる論点ですがーわたしたちが世界についての像を描けないのは、外からの世界を眺めることができないからだということに関連しています。トーマス・ネーゲルの卓抜な言い方を借りてすでに述べたように、わたしたちは「どこでもないところからの眺め」を獲得することはできません。現実を眺めるということは、つねに何らかの地点から行うほかないからです152
どんな科学的世界像も成り立たないのは、なぜでしょうか。第一の理由は、ごく単純に、そもそも世界が存在しないことにあります。そもそも存在しないもの、思考の中にさえ存在することのありえないもの、そのようなものついて像を描くことはできません。152 152
第二の理由は―この章でいっそう大きな役割を演じることになる論点ですがーわたしたちが世界についての像を描けないのは、外からの世界を眺めることができないからだということに関連しています。トーマス・ネーゲルの卓抜な言い方を借りてすでに述べたように、わたしたちは「どこでもないところからの眺め」を獲得することはできません。現実を眺めるということは、つねに何らかの地点から行うほかないからです152
・1920~40年代の日記や新聞のようなもの
・売買手法に関する技術的な本、統計
・唯物論、観念論、唯心論など
・因果論
・決定論
・相対性理論に至るまでの科学史
読める量は有限なので、一見して調べたいことが書いてなさそうなら、積本にする。
プロフィール更新:2024/05/18
加筆:2024/6/30
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どんな科学的世界像も成り立たないのは、なぜでしょうか。第一の理由は、ごく単純に、そもそも世界が存在しないことにあります。そもそも存在しないもの、思考の中にさえ存在することのありえないもの、そのようなものついて像を描くことはできません。152 152