6月のマイベスト:『神々のイ山嶺』(夢枕獏).『樽とタタン』(中島京子).『月の満ち欠け』(佐藤正午).『カラフル』(森絵都).『虹の岬の喫茶店』(森沢明夫) 2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:70冊 読んだページ数:5746ページ ナイス数:1723ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/52329/summary/monthly/2024/6
→道がある」「えっ」 ・・・源三郎(信之)はぽつんと言うと、顔をゆっくりもたげる。源次郎(信繁=幸村)は吃驚して首を傾げている「大御所を討たぬという道よ」「意味が解らん。討ったほうが名は揚がるだろう?」「天下を統べた者を除いて、名を残した人のことを考えてみればよい。 織田信長、上杉謙信・・・そして御屋形様(武田信玄)もそうだ・・・もし今少し生きていれば。もしあの時に討ち取っていれば・・・後の世に生きる者はそこに大きな夢を見る。天下を獲れぬ真田が目指すのはこの道よ。この地位を無理やり創り上げる」・・・。
私も読みました!太陽の光が眩しい昼と、星が輝く夜。地球の動きを通して、時間の流れを感じますね。カラスさんの絵は、どこか懐かしいような、あたたかい気持ちになります。この本を読むと、忙しい毎日の中で、ふと立ち止まって、自然に目を向けたくなります。
→じゃなかったって分かるから。人間はさ、そうやって毎回自分に裏切られながら生きていくしかないんだよ」…史上初の親子二代の直木賞受賞となった、哀惜の涙も枯渇する表題作『ほかならぬ人』、茫漠たる愛の砂漠『かけがえのない人へ』の二編に嘆息する。
→さない。夫婦とも上機嫌で、我が家でのささやかな集まりに臨むのだ...私は正常な欲求を持った正常な人間なのだから。私はあらゆる点で正常だ。誰もこのことを分かっていないようだが...パウル・ドルはあらゆる点で正常だ…〟〝信じられる? 史上屈指の大量殺人者と結婚していたなんて。 わたしが。 ドルはすごく野暮だった、すごく口やかましくて、いやらしくて、卑怯で、愚かだった…〟
風の吹くまま 気の向くまま CinemaとJazzバラ-ドに 酔い痴れながら 思いの丈を綴った読書遍歴・・・
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→道がある」「えっ」 ・・・源三郎(信之)はぽつんと言うと、顔をゆっくりもたげる。源次郎(信繁=幸村)は吃驚して首を傾げている「大御所を討たぬという道よ」「意味が解らん。討ったほうが名は揚がるだろう?」「天下を統べた者を除いて、名を残した人のことを考えてみればよい。 織田信長、上杉謙信・・・そして御屋形様(武田信玄)もそうだ・・・もし今少し生きていれば。もしあの時に討ち取っていれば・・・後の世に生きる者はそこに大きな夢を見る。天下を獲れぬ真田が目指すのはこの道よ。この地位を無理やり創り上げる」・・・。