ガチの関わってはいけない「怪異」って感じがゾワゾワさせる。2種類あるシールの謎とか、真相が徐々に分かってくるにつれて取り返しがつかなくなっていく感じが良いね。

読了。「"賢いフリ"をするな」という行についてはケースバイケース感もあるけど信頼される話し方とはどういうものか言語化されていて感心した。「言葉の定義」や「言語化」について掘り下げているのもこの「賢いフリ」に陥らないために大事なことなんだな。 「話し方」についてではなく、タイトル通り「話す前に考えること」としてロジカルに解説されている良書だと思った。

カッチョカッチョ小説読了。恐山先生やはりインターネット社会の嫌な空虚さを言語化するのが上手すぎる。「みちるちゃんの呪い」なんかもすごく子供心の鋭さと繊細さが描かれていて心を抉られる感じがした。

近畿地方〜に比べるとちょっと薄味で、最後もえっそれで終わり？って感じだった。人の"業"みたいなものにフォーカスした薄気味の悪い怖さはあるね。

「理解したつもり」に陥らないように適宜アウトプットしたり、情報を幹・枝・葉に分けて整理するといった内容は今まで分かったつもりでいたことを言語化してくれたかも。ただいわゆる共感力については、ちょっと深読みじゃないかなと思ったり思わなかったり。

読了！何度も真相らしきものを掴みかけては雲散霧消し、最後の結末はなるほどこれがアンチ・ミステリーと納得させられた。

上巻読了！最初とっつきにくかったけど推理合戦パートからの加速が凄い。久生も良いキャラをしていて好感が持てた。ミステリーメタを含みながら繰り広げられる推理合戦が、しかし雲を掴むように真相へ到達できないもどかしさが凄くて読む手が止まらない。

せやな。

ガチの関わってはいけない「怪異」って感じがゾワゾワさせる。2種類あるシールの謎とか、真相が徐々に分かってくるにつれて取り返しがつかなくなっていく感じが良いね。

チクワの穴から人を覗くと相手の死が見えるという、デスノートならぬデスちくわ。タイトル通りとは恐れ入った。真に迫った死に様の描写の生々しさ、二転三転する話の軸、面白くて一気に読んじゃった。

きっつ……キツ過ぎて共感性羞恥で死んじゃった。「自省」の本だ。「これは俺なんだ」って自分に言い聞かせながら読み終わった。

6人のホラー作家による短編集。どれもそれぞれ怖さのベクトルが違っていて誰が読んでも異なる怖さと面白さを感じられると思う。私は「にえたかどうだか」が一番ゾクッとさせられたかな。

時間返せ。殴りたくなるほど本ッッッ当に面白くなかった。とにかく会話劇のテンポの悪さがいちいち不愉快で読む気をなくさせる。ファンタジーとして見てもミステリーとして見てもデスゲームものとしても不出来で中途半端。最後まで読んだら何かしら得るものがあるかと思ったけど最後まで消化不良のまま取ってつけたような真相とオチで終わった。何これ？？？？

「家」をテーマにした短編ミステリー集。表題作の「家守」は大胆なトリックの妙とそれだけに終わらないタイトル回収の二段構えが鮮やかで震える。