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rubyring
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日本兵として終戦をビルマで迎えた著者が、実際に体験したことのみを綴った。貴族社会であり、生物としての実態が持つ混沌よりも、言葉が生み出す仮想世界を重視する西洋文明の限界を読み取ることができる。また、日本軍が歓迎された背景や、「逝きし世の面影」に描かれた日本人とも共通するふてぶてしさ、ユーモアを読み取ることもできる。戦争の実際を知るうえで優れた本でもあり、イギリス、日本、インド、ビルマといった文化の違いを教えてくれる本でもある。
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rubyring
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近代化(富国強兵、社会資本整備、法の整備)によって失われていったのがどのような生活であったのかという視点から大変良い本だと感じた。固い土や水の乏しさなど決して恵まれていないながらも、無償の食べ物の多い生態系豊かななかで、時間に追われることよりも、事態が生じて初めてとりかかるという鷹揚さが許されることや、家族の形に融通のきく柔軟性は、近代化によって失われたのだと思う。
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rubyring
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明治30年頃の佃島の様子を描いた子ども向けの本。明治以降の世界システムへの組み込みの中で進められた政策が、人びとから奪った豊かな自然環境や、お互いをいつくしみ合うあり方が、どれほど素晴らしいものであったのかを描き出している。ぜひ復刊して欲しい一冊だ。
0255文字
rubyring
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コイサン人(ブッシュマン+コイコイ)の歴史と伝統的な暮らし方の記述から始めて、1970年代以降の定住化の中でどのように変容していったのかを記しつつ、日本人によるブッシュマン研究の流れを記録した資料にもなっている。人の本来の暮らし方であった狩猟採集生活がどのような素晴らしさを持っているのかを知ることと、日本でいえば明治維新の時期に行われた近代化について振り返ることができる本でもある。また、定住化の影響や、農耕・牧畜の本質について考える資料にもなっている。
0255文字
rubyring
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ネタバレ男たちが演じる多数の精霊を登場させる成人儀礼と父権制維持の祭典ハイン。表紙にあるような奇抜な扮装(身体彩色)が注目を集めるが、本当に重要なのはそこではない。さまざまな精霊たちの登場する壮大な「ごっこ遊び」を通じて、極寒の地が生き生きとした暮らしの舞台になっていたという点である。さらに言えば、この祭典は社会秩序の維持や次世代の若者(新成人)の訓練にもなっていた。文字も国家もない狩猟採集者の社会は豊かで完全な社会だったのだ。
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rubyring
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進化に関連するさまざまな概念を説明した本。後半はガラパゴスが舞台。私には、物足りなさが残った。
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rubyring
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ヨーロッパを除く各地の先住民や、インド、中国に伝わるあやとりを紹介。あやとりが呪詛のためや物語の伝承のためにも利用されてきたこと、消滅しかけていることなどを知ることができ、あやとりについて再考させてくれる。
0255文字
rubyring
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理系の学部で遺伝子の分析を中心とする人類学者である著者はまず、学際的・綜合的な視点の必要性を説く。ヒトとはどのような存在なのかから始めて、文明の位置づけ、そして、植民地主義を中心とする文明の問題点を指摘しつつ、人類学が物理学に代わって、重要な学問の位置を占めるようになると結ぶ。著者と同様、狩猟採集者を私たち農耕民とは別の歴史を持つ同時代人として受けとめ、狩猟採集者たちに人類の希望を見る私にとって同意できる内容の多い本であった。文明は、短期的で特殊な現象なのだ。るびりん書林別館に書評を掲載。
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読んだ本
94

読んでる本
7

積読本
1

読みたい本
35

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/25(3719日経過)
記録初日
2015/01/23(3721日経過)
読んだ本
94冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
22901ページ(1日平均6ページ)
感想・レビュー
87件(投稿率92.6%)
本棚
6棚
性別
血液型
A型
職業
自営業
現住所
愛知県
URL/ブログ
http://www.asahi-net.or.jp/~zj7t-fji/
自己紹介

『ピダハン』と出会い、江戸時代の日本人を描いた『逝きし世の面影』と出会って、ついにわかったと感じる、人間が自然を大切にしながら生きることについて、読書と実体験を重ねながら確認していきたい。

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