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2025年11月の読書メーターまとめ

❁Lei❁
読んだ本
13
読んだページ
2885ページ
感想・レビュー
8
ナイス
257ナイス
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2025年11月に読んだ本
13

2025年11月のお気に入られ登録
1

  • コパ

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

❁Lei❁
読む順番によって感じ方が変わるという実験的な作品。その組み合わせは、なんと720通り。私は「消えない硝子の星」から読んで作品の舞台となる港町へ誘われ、「名のない毒液と花」によって過去の真相にたどり着くという終わり方をしました。時系列があり、全体的に見れば結末は一つなので、ただの群像劇という感じです。しかし、読む順番によって、それぞれの短編に出てくる謎が伏線になったり、あるいは既知のできごとになったりする。そういうオンリーワンの〈体験〉ができるところにこそ、この本の価値があるんだろうなと思いました。
bura
2025/11/10 16:52

Leiさん、「I」もどちらを先に読むかで意味が変わってくるので面白かったですよ。もうすぐ発売されます。

❁Lei❁
2025/11/10 18:00

調べてみたら、Iのほうが私が求めていた感じに近そうで楽しみです!

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

❁Lei❁

お誕生日なので、さいきん好きな竜馬がゆくを読み進めました。満足まんぞく。🐣

もとむ
2025/10/14 22:58

おおっ!お誕生日おめでとうございます〜!🎉✨お誕生日に『竜馬がゆく』は素晴らしいプレゼントですね!こういう贅沢は、お誕生日には相応しいと勝手に思っています😆僕も近々読みたいと思っているので、なんだか嬉しいです♬

bura
2025/10/14 23:25

Leiさん、お誕生日おめでとうございます㊗️🎉🥂🎂🎁✨😄

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
8

❁Lei❁
赤の他人とは挿入ありの性行為ができるのに、なぜか夫とだけはそれができないというエッセイ。「ちんぽが入らないがゆえに、普通の人みたいに子どもを産めないし、仕事でもうまくいかないんです」みたいな論調がずっと続くので、「なんて男根主義的な作品なんだ!」と最初は思いましたが、たぶんそうではないのでしょう。世間のいう普通とは違うことの一つにすぎないのに、インパクトがあるから全ての原因にされてるだけなように思いました。逆に言えば、もはや、ちんぽが入らないなんて大したことないよというメッセージ性すら帯びているようです。
もとむ
2025/11/29 12:23

す、すごい💦大胆過ぎるタイトルに驚愕です😱

❁Lei❁
2025/11/30 10:43

私もびっくりしました!笑 でもご本人は大真面目に書かれてるので、そのギャップが面白いですよー😙

が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
お下劣な話を期待して読み始めたのですが、かの有名な平中が排泄物を盗む話などは収録されておらず、全体的に上品にまとまっていました。世の理不尽を写し取り、無知や慢心を戒めるというのが『宇治拾遺物語』の特徴であるため、そうした話が中心になっています。たとえば、こぶとり爺さんの話では、うまくいった人の方法を安易に真似するなという教訓が込められており、「そこ!?」と面食らいました。勧善懲悪である現代のこぶとり爺さんとは、ひと味もふた味も違った深みがあります。思いのほかビターな味わいの一冊です。
が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
9,304語。王子と乞食が入れ替わる物語。高校の頃に配布されたものを今さら再チャレンジ。小説でしか出てこないような語彙や表現を身につけて、英語の本を原語で楽しめるようになりたい。継続への戒めのため登録。
が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
恋愛問題から家を飛び出したブルジョアの青年が、坑夫として生きていこうとする話。金持ちのボンボンが下層市民の汚らしい生活に触れてひたすらカルチャーショックを受け続ける、というのが一貫した話の筋です。なるほど、これはプロレタリア文学にはならないはずだ。過酷な労働環境へのまなざしはあれど、学がなく野蛮な坑夫たちを見下げるような気持ちがまざまざと読み取れます。それは主人公だけの気持ちなのか、はたまた漱石の内からにじみ出てしまっているものなのか。ともかく当時の知識人がこういう話を書いているというのが面白かったです。
もとむ
2025/11/25 19:39

これ、僕の好きな村上春樹の作品にも取り上げられていたので、ずっと気になっていました。今度読んでみます!

❁Lei❁
2025/11/27 15:53

そうなんですねー! 村上春樹といえば地下通路ですもんね!

が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
牛飼いをしながら文学創作を行なっていた伊藤左千夫。のどかな田園風景と、そこで営まれるままならない人間関係が描かれています。田園での生活は和やかなようでいて、規律や習慣には厳しく、自由な恋愛などはとうてい許されません。少年少女の悲恋を描いた「野菊の墓」は、お互いの恋心を確かめあうシーンがいじらしく、その悲しい結末には何度読んでも胸を締めつけられます。家の体裁や親への義理と、どうにも止められない素直な恋心。相反する事情に引き裂かれる恋人たちを描いた作品群からは、農村の因習を払拭しようとする心持ちを感じました。
が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
人には言いにくい恋愛のモヤモヤに切り込んだ短編集。ロマンチックなプロポーズは嫌とか、大人って意外と不倫するとか、歳の差婚はキモいとか。口に出すのが憚られる話題でてんこ盛りです。それぞれのお話は、共感できるのもできないのもありましたが、全体的には「そういう人いるよねー」という印象でした。多くの人が思ってても言わなかったことを代弁してくれている、新時代の恋愛小説です。
が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
読む順番によって感じ方が変わるという実験的な作品。その組み合わせは、なんと720通り。私は「消えない硝子の星」から読んで作品の舞台となる港町へ誘われ、「名のない毒液と花」によって過去の真相にたどり着くという終わり方をしました。時系列があり、全体的に見れば結末は一つなので、ただの群像劇という感じです。しかし、読む順番によって、それぞれの短編に出てくる謎が伏線になったり、あるいは既知のできごとになったりする。そういうオンリーワンの〈体験〉ができるところにこそ、この本の価値があるんだろうなと思いました。
bura
2025/11/10 16:52

Leiさん、「I」もどちらを先に読むかで意味が変わってくるので面白かったですよ。もうすぐ発売されます。

❁Lei❁
2025/11/10 18:00

調べてみたら、Iのほうが私が求めていた感じに近そうで楽しみです!

が「ナイス!」と言っています。
❁Lei❁
白樺派の一人である里見弴。志賀直哉と並んでたいそうモテたらしく、どの作品でも女性関係の悩みが打ち明けられています。それが延々と続くので、途中で辟易しながらもなんとか読み終えました。面白かったのは、「善心悪心」で志賀がモデルの人物が電車で轢かれる有名なシーンと、志賀への愛憎を描いた随筆群です。女性関係うんぬんの背後に、志賀への屈折した感情が流れていることがよくわかりました。尊敬する志賀に追いつきたい、認められたいという強い愛着が、女性関係において進んでいることを示す方向にいったんだなと私は理解しました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/17(3945日経過)
記録初日
2013/04/12(4621日経過)
読んだ本
1010冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
260277ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
828件(投稿率82.0%)
本棚
19棚
職業
大学生
自己紹介

本を開いて、まだ見ぬ世界に飛び込むのが大好きです。

日本文学勉強中の大学院生。
ここでは理屈から離れ、感情の赴くままに書くことにしています。

好きな季節は夏、好きな食べものはオムライスです。

🎐愛してる作家
宮沢賢治、J.D.サリンジャー、さくらももこ、佐藤泰志

🐤お気に入りの近代文学作家
室生犀星、国木田独歩、有島武郎

※素敵な感想をお見かけしたとき、無言フォローしています。人見知りゆえ、悪しからず。

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