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2024年5月の読書メーターまとめ

雨の音
読んだ本
11
読んだページ
3567ページ
感想・レビュー
10
ナイス
260ナイス

2024年5月に読んだ本
11

2024年5月のお気に入り登録
1

  • toshi

2024年5月のお気に入られ登録
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  • toshi

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

雨の音
納得の直木賞。日本には”神聖”に女性が相応しくないとされる文化がある。抵抗を感じる。間歩もそのひとつ、ウメの悔しさがよくわかる。安らぎがないウメにとって、落ち着く場所やのに。年頃になり”女”と見られ意識される気持ち悪さ…めっちゃわかる。親代わり男性として意識する喜兵衛の存在と隼人・幼なじみ。誰が一番ではない、愛情の種類が違う…めっちゃわかる。子どもから大人になるまでの葛藤、ジグザグあっぷあっぷした我、mustなんや、みんな。銀山の事実、栄枯盛衰、そこで生きた人達。ウメの最後の境地は自然な流れの結果。納得。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

雨の音
そうなん、恋は突然に交通事故みたいなもの。そして、ただの勘違いだったりして(笑)あの竜崎が嫉妬に身を焼いて、まさかの伊丹に相談するなんて。人はみんな突然の事にパニックになりあっぷあっぷする。ええのや、それで。今、何をすべきなのか。そこからズレていなければ。どう思われるか、見返したい…いろんな感情や事情を乗り越えて、本質に戻ることができるかどうか。ここなのよね。恋をしてもパニックに陥っても、否定したところで始まらへん。ただそのままに受け止めるだけ。人を好きになる気持ちは素晴らしい。 ラストが爽やか。
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雨の音
そうそう、共感の嵐。単なる男性への不平不満ではなく、ジェンダーの捉え方や生き方、人間関係の事なので老若男女おすすめ。軽いノリで始まった恋バナ聞き取りで、ここまで分析して深めた桃山商事及び清田さんエライ!それぞれ専門の男性の先生が、清田さんと対談してるのがめっちゃ興味深く面白い。講義を聴きたくなったやん。男性から馬鹿にされたり軽んじられて頭に来てたけど、物事は本質を見なくちゃ。社会の中で男性が置かれている環境、もやもやする言動を取る背景。言葉にしなくちゃ。お互いにね。いい関係を築きたいものね。
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雨の音
先を急がない、小さなところを大切に書いてはる。おちえが彼と剣を合わせてみたいと思うこころ、女の子だから年頃だから”こう”に当てはめない設定が清々しいのダ。おっかさんと伊上のキャラが物語を軽やかに、おちえやおとっさんの多面体なところを盛り上げる。各章のタイトルが刺繍の模様で、季節感たっぷりで字面だけでもイメージがほわほわ浮かぶ。あぁ、「風」なんや。タイトルの「風」が物語の中にも すーっと流れパタリと止まり…ワタシにもすーっと物語と一緒に5月の爽やかさを運んでくれてる。このシリーズもよろしいですやん。
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雨の音
つらい短編ばかり。今読み終えた「風信」のつばめの雛のエピソードでどっと涙が出る。まだ日常生活に不自由な能登、戦が終わらないウクライナ、虐殺が止まないパレスチナを思うと、十二国記を読んでいて痛いような気持ちになるねん。あとがきの辻さんが書いておられるように、十二国記は”民の目線”が主やからやねん。絶望している時、つばめの雛のあの無垢な可愛らしさが何より希望になるのん、わかる。世の中が荒れ果てて、言葉のかけようもない経験をしてる人を前に、自分がしていることの意味を彼らはわかってる。微力やけど無力ちゃうねん。
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雨の音
隙間時間に読む文庫本。「冬栄」幼く、いじらしい泰麒が漣へお使いに。農民の王様と出会って、自分の国と異国との違いを目の当たりにして民を思うこころが育ってゆく…経験って大事。成長するプロセスが、どんな経験をしてそこから何を得るかがホンマ大切なのよね。どんなお役目を得ようと「自分にできることを精一杯やる」無理せんでもええのよね。今のワタシの考え方に大きな影響をくれてる十二国記。「書簡」も鳥さんが相手の声で伝える不思議なお手紙がいい。楽俊も陽子も、今いる場所で恵まれつつ大変。離れていても思い合える友達。ええなぁ。
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雨の音
大のすごみが増し増しで、初心者やのにポーカーでのあの強気と自信は何!?ホンダを手放すシーンは大らしいのやけど、ちょっとツンとくるやん。メジャーなゾッドが意外に守りに入っていて、計算づく、高みを目指さない…大にはわかってしまう。アントニオもわかってたかな。一定のポジションを得ると、こうなんかも知れん。確かに不安定では困るけど、ハイクオリティをキープしているだけでは、じりじり落ちてゆくんやな。チャレンジ、高みを求めないと自分も楽しくないし、人を動かす音楽はつくれへんのや。音楽の世界にもマウンティングあるんか…
が「ナイス!」と言っています。
雨の音
納得の直木賞。日本には”神聖”に女性が相応しくないとされる文化がある。抵抗を感じる。間歩もそのひとつ、ウメの悔しさがよくわかる。安らぎがないウメにとって、落ち着く場所やのに。年頃になり”女”と見られ意識される気持ち悪さ…めっちゃわかる。親代わり男性として意識する喜兵衛の存在と隼人・幼なじみ。誰が一番ではない、愛情の種類が違う…めっちゃわかる。子どもから大人になるまでの葛藤、ジグザグあっぷあっぷした我、mustなんや、みんな。銀山の事実、栄枯盛衰、そこで生きた人達。ウメの最後の境地は自然な流れの結果。納得。
が「ナイス!」と言っています。
雨の音
警察現場と竜崎の家庭、2つの世界が同時進行で描かれるのがリアルで面白さを倍増させてる。先日、5.5を読んだから、野間崎氏との一席の話が繋がって微笑んだ。ま、伊丹がうまく回してくれるでしょ。ラスト近くの事件の洗い直し、戸高と信頼関係が生まれる流れ、大森署での副署長他と関係が構築されてゆく感じが痛快でした。首席監察官との面談の緊張感と揺らぐ気持ち、期待0で見た息子のお勧めアニメ映画にハマり、リラックスして自分を取り戻す感じ…竜崎の人間らしさと頑固なようでしなやかな姿に、やっぱりファンです♡読み返しも新鮮やわ。
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雨の音
ムラヤマさん”も”お母さまとの関係で苦しんだ女性。様々な記憶エピソードに、ネガティブなお母さまの言動も結構出てくる。自分が産んでも子どもを愛せなかったり、同性だけに嫉妬したり…神様これもアリな世界?3回目の結婚でようやくご自身のハラが座った感。ワタシも3回目の結婚で幸せ!という人に2人出会った。ほぼ、さほど幸せ感はないけど、しゃーないし一緒にいる人が多数。未婚のワタシには「へぇ」と思うばかり。いろんな人がいて、ワタシの知らない経験をしてはる。そこから生まれる言葉や物語。だから読書はやめられへん。
が「ナイス!」と言っています。
雨の音
歌人ほむほむのファン。妻とひるねちゃんとの毎日が、うっすら漂うユーモアで描かれる。穂村さんがユニークなのは知っていたが、お連れ合いもいい線行ってる(笑)。ふたりのよくお喋りして仲睦まじい様子と、内心びっくりしながら相手をおもしろがってる感じが絶妙。穂村さんって、怒ったりムスッとして口きかへんなんてないやろな。「なんで?」と相手にまず聞いてみる、コミュニケイトしながら相手の真意を探る、みたいな。出演ラジオをよく聞き返していて、声も話し方も心地良く、人間も謙虚で俺様感など皆無。短歌よりエッセイのファンです♡
雨の音
2024/06/17 16:12

うさみんさん わぁ、短歌やっていらっしゃる?そうかー、お知り合いなんですね。そうですね、ええカッコしはらへんところが魅力ですね。ご自身のパッとしない過去も隠さはらへんところが素晴らしいです(笑)

うさみん
2024/06/17 17:30

昔はジーンズにスタジャン姿でした。今は髭を生やしてるのかなあ?剃ったとエッセイで読んだ記憶がありますが。私が知ってる頃は埼玉住まいで会社員しかも独身でしたがモテてました(笑)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/24(3384日経過)
記録初日
2015/03/24(3384日経過)
読んだ本
1658冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
539960ページ(1日平均159ページ)
感想・レビュー
1539件(投稿率92.8%)
本棚
6棚
性別
現住所
京都府
自己紹介

皆さんに負けず劣らず本が好きです。

2週間に1度図書館へ行き
限度いっぱいの10冊チョイスすることが
楽しくて仕方ありません。

好きな作家さん中心に読んでいますが
このサイトに出会って
皆さんから教えてもらって世界が広がっています。

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