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2024年4月の読書メーターまとめ

オフィーリア
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感想・レビュー
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1033ナイス

2024年4月に読んだ本
17

2024年4月のお気に入られ登録
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  • パトラッシュ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オフィーリア
カルト宗教団体の本拠地で発生する不可能犯罪。細部まで練り込まれたロジックに何気ない伏線を活かした怒濤の多重推理は圧巻。この作品が恐ろしいのは幾つもの推理を重ねる事にシナリオ上に意味がある事。多重推理ものでは個人的に歴代でも一番の作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
17

オフィーリア
これはとんでもない作品でした。文化も風俗も生物も全てが一から創造された独自の世界観で繰り広げる一大叙事詩。産み出された造語の一つ一つ、設定の一つ一つ綿密に作り込まれた世界観に没頭出来るこれまでに体験した事も無い素晴らしい読書体験でした。
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オフィーリア
曾祖父の遺した奇妙な遺言に挑む舞面真面の前に現れた不思議な仮面の少女。話がどう転ぶのか予測も付かないまま魅力的なキャラ達と共にテンポよく進んでいく。そしてタダでは終わらせてくれないのが野崎まど。この作者の創る世界はこの先もきっと彼らを退屈させない。
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オフィーリア
“日本在住のフォロワー100人以上のアカウントの持ち主を毎週殺害する”嫌すぎる予告通り発生する連続殺人。SNSの匿名性、個人があらゆる情報を発信出来る事の危険性をテーマに、SNSの匿名性を活かしたミステリ的な大仕掛けも用意したまさに令和のミステリーでございました。
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オフィーリア
脳をガンガン揺さぶられる強烈な読書体験でした。大学生が自主制作映画を撮る青春モノのノリでサクサク読み進めていたら、いつの間にかそこは天才の作った狂気の世界。作品には、映画には、人の心を動かし、人生を変える力がある。創作って何とも素晴らしく恐ろしい。
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オフィーリア
これは面白かった。大正を舞台に巻き起こる戯曲サロメになぞられた連続見立て殺人。大正の雰囲気が漂ってくる緩やかな展開から一気に押し寄せる綿密なプロットによる解決編とお見事なホワイダニット。そして読者は真相の果てに現れた“サロメの断頭台”を前に絶望するのみ。
みゆ
2024/04/22 13:41

へーー、面白そう、どんな絶望が待ってんのかな♪ って作者を見たら『方舟』の人ですね(o^^o) 『十戒』はまだ予約待ちで読めてないのですが、並行して予約ポチっ♡

オフィーリア
2024/04/22 17:47

方舟はコテコテの本格もの。こちらは大正舞台にしたシリーズですね。どちらもめちゃくちゃ面白かったですよ!

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オフィーリア
「蛇棺葬」の原稿を中心に広がっていく怪異。シリーズを通して描かれてきた現実を侵食していく虚構は本作で最高潮に。正体の知れない怪異に現実的な理屈を与えることで恐怖を和らげる行為をバッサリ切り捨てる救いの無さに背筋が凍る。メタホラーミステリの傑作でございました。
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オフィーリア
感想は下巻へ
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オフィーリア
作中の同人誌「迷宮草紙」の謎を時明かさねば怪異に現実を侵食されるという入れ子構造を利用した連作ホラーミステリ。この構造により三津田先生のアイデア豊富な多様なミステリを楽しんだ上に現実がじわじわと侵食されるホラー成分も味わえるお得な仕様。堪能させて頂きました
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オフィーリア
民俗学×カルト×ホラー。冒頭から理解不能な儀式シーンに惹き込まれ、その謎が民俗学・宗教学の観点から解体されていく様が興味深い。一方で、一癖も二癖もある登場人物達の繰り広げるオカルトバトルは圧倒的なエンタメ力。2つの魅力的な要素の噛み合った良き作品でございました
對馬 正晃
2024/04/16 20:12

「理解不能な儀式シーン」と聞くと、映画「ミッドサマー」を思い出します(苦笑)

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オフィーリア
魔女の実在する世界観での“火刑法廷”、そこで問われるのは“被告は魔女か否か”のみ。魔女と認定されれば即火炙りとなる法廷で、弁護士は魔女を守る為に審問官と論理詭弁捏造何でもありのロジックバトルを繰り広げる。特殊設定下でのハイテンポで綿密な推理バトルに大満足。
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オフィーリア
どうしようもなく宇宙に恋をした天才と、その天才に惹かれ支える人間の物語。太陽系の外側へ、ただその目的の為だけに天才はトップアイドルに上り詰めるし物理法則だって突破する。その先に別れが待っていようとも、ひたすら目的の為だけに駆け抜けた最高の旅路でした。
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オフィーリア
マリア&漣シリーズ二作目。自然界には生まれることの無い青いバラに関連する密室殺人と交錯する事件と類似した過去の手記。現実と手記の齟齬や随所に見え隠れする遺伝子が産んだ怪物の存在、全てのミスリードに見事に引っかかった爽快な読書でした。
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オフィーリア
倫理観もブレーキもぶっ壊れた青春×ノワール。登場人物は皆狂ってる。その狂人立ちの情念が凄惨な事件を呼び、巻き込まれた人間達もまた狂っていく。周りの全てを巻き込み突き進む狂人たちの狂気と幻想の果てには不思議と爽快な読後感。すっごい作品でした。
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オフィーリア
AIが高度に発達し、人間から仕事の概念が喪失した世界。〝仕事とは何か〟というテーマを徹底的に掘り下げながら、対話を重ねていくAIと主人公。最終的には仕事とはというテーマにきっちり答えを出し、これぞSFと言わんばかりのスケールの大きな解決策を叩きつけてくれました。
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オフィーリア
社会から爪弾きにされながらも弟を守り強く生きようとする少女の物語。強く生きようと足掻けば足掻くほど世の中に翻弄され、手に入りかけた幸せが逃げていく。それでも世界に中指を立て気丈に振る舞う少女の生き様が情景豊かに描かれた良きロードノベル。
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オフィーリア
カルト宗教団体の本拠地で発生する不可能犯罪。細部まで練り込まれたロジックに何気ない伏線を活かした怒濤の多重推理は圧巻。この作品が恐ろしいのは幾つもの推理を重ねる事にシナリオ上に意味がある事。多重推理ものでは個人的に歴代でも一番の作品でした。
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オフィーリア
あー笑った。タイトルが伏字になっていてタイトルを当ててみなという斬新な読者への挑戦状付きミステリ。お馬鹿でお下品で衝撃的な真相はゲラゲラ笑った後、また読み返したくなる。これミステリの名作を読んだ時と同じ行動ですね。完全敗北でした面白すぎです。
麦ちゃんの下僕
2024/04/15 02:53

ノベルスで読まれたんですね😊 文庫版だと、“例題”として事件がもう1つ増えていますよ😁

オフィーリア
2024/04/15 06:52

結構大きな追加あるんですね!また文庫本探してみます☺️

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/29(3313日経過)
記録初日
2016/11/24(2738日経過)
読んだ本
339冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
140260ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
327件(投稿率96.5%)
本棚
10棚
自己紹介

基本ミステリを中心に読んでいます。好きな作家様は有栖川有栖先生。
三津田信三先生の刀城言耶シリーズにどハマりし、ホラーも少し読み始めましたが怖いのは苦手です。

昨年の11月にkindleを購入したことを契機に1から新しく読書録を付けてみたくなり、今までの歴を一新してみました。

今はkindleと図書館を利用して気になった本をコツコツ読んでいます。

よろしくお願いします。

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