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2025年1月の読書メーターまとめ

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読んだ本
10
読んだページ
3182ページ
感想・レビュー
10
ナイス
237ナイス

2025年1月に読んだ本
10

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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結合双生児は大変困難な人生を歩むことになり同情するしかありませんが、その結合度合いを高めて、ほとんど一つの肉体に二つの人格、という状態を設定した小説です。この状態は、事実としては非常に珍しいものかもしれませんが、物語世界では繰り返し用いられて来たモチーフだと思います。私の少ない読書歴の中でも、佐藤亜紀著「バルタザールの遍歴」などを挙げることができます。意識の絶対性みたいなことを中心にしたかったのかもしれませんが、「意識は傍観者である」なんて言う人もいますから、もう少し練った方が良かったかもしれません。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:2858ページ ナイス数:222ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/578795/summary/monthly/2024/12 2025もよろしくお願いします。

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2025年1月の感想・レビュー一覧
10

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科学的なコンセンサスが得られている事柄に異を唱える科学否定論者、例えば、フラットアーサーに何を馬鹿なと一笑に付すのは簡単かもしれませんが、アイデンティティの危機が偏桃体という根源的な恐怖に関わる脳の部位を刺激するそうで、自らの信念を否定されるのは、それほど重大なことなのだ、と気付かされました。究極の偽物専門家とこき下ろされるトランプ大統領が誕生していますが、メディアへの影響が大きいマスク氏とかのトラウマが科学的に事実と思われる事象の理解をゆがめてしまうほど大きくないことを願います。
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土の形成が5億年前と聞いて、土壌の生成に関連の深い植物の進化についてあまり知らないなと思って、最初の方だけを。結果的には幾つかのサイトからの情報も合わせて何かわかったようなつもりになっています。本書には特に触れられていませんが、これまで迂闊にも気付かなかったことは、岩盤が海底にある限り風化を受けないので、土の材料になる砂や粘土の細粒分は陸地ができないと作られない、と言うことでした。
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結合双生児は大変困難な人生を歩むことになり同情するしかありませんが、その結合度合いを高めて、ほとんど一つの肉体に二つの人格、という状態を設定した小説です。この状態は、事実としては非常に珍しいものかもしれませんが、物語世界では繰り返し用いられて来たモチーフだと思います。私の少ない読書歴の中でも、佐藤亜紀著「バルタザールの遍歴」などを挙げることができます。意識の絶対性みたいなことを中心にしたかったのかもしれませんが、「意識は傍観者である」なんて言う人もいますから、もう少し練った方が良かったかもしれません。
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池澤夏樹著の同名小説を読んだ後にタイトルを目にして読んでみました。あちらは、戦争と言う激しい背景があり、タイトルも作中、重要な効果を与える讃美歌の歌詞と、意味鮮明ですが、高校時代に始まりそうで始まらなかった男子に会いに上京するというこちらは、タイトルの果たす役割がわかりにくいですね。緩やかな登場人物たち同様、静かな読後感です。で何?というような感想を持たれる方も多いでしょうが、私は好きです。
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地下の構造を知る一手段として、重力異常と言って、重力の地点による僅かずつの違いを利用する仕事に携わったことが、あります。測定された重力値には様々な影響因子が含まれ、そのうちの月や太陽の引力の影響を除去することを潮汐補正と言いますが、これをする時に水路部の名前を知りました。その水路部の運営に指導的な役割を果たして来られた、著者の大伯父、秋吉利雄海軍少将の半生を通じ、私が生まれる少し前までの日本の歴史が述べられます。水路部は海軍から海上保安庁の所轄に移り、GPSなどの発達から現在は海洋情報部というそうです。
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2025/01/22 16:53

Mについての情報はこちら→https://www.tokyo-np.co.jp/article/242514

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世の中短歌ブームだそうで、新聞の投稿歌壇など、たまに見てみると、三口コンロの真ん中の使い道がよく判らないやら、面白いのが目について、一つ自分もと、宿題の俳句を指折りひねる小学生風にやってみると、なるほど、五七五の俳句もどきはできるけれど、その後の七七をつけるのは、どうも難しいということに気が付いて、勉強しようと借りて来たけれど、これは、千年以上続く和歌の世界の広範な案内で、ためになりましたが、下の句はなかなかできません。
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まえがきで、ボルヘス自身もっともできがよいとしている『マルコ福音書』が11編の短編中、最も心に残りました。純真、無垢に心を許しすぎると、とんでもない結果が待っていると。最初六篇は、ガウチョとか荒くれ男たちの話ですが、ナイフが主役かという『めぐり合い』、など不条理に近い印象を持ちました。解説で、「伝奇集」などの諸作との関係に言及してくれていますので、そちらも一度読み直してみようか、などと。
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ネタバレサーシャとワロージャの往復書簡のように話は始まりますが、読み進めると手紙にその前に現れる内容に対するレスポンスに当たる内容がなく、時代・地域もほぼ現代のモスクワと義和団の乱勃発時の天津と、リアルな設定とは思えなくなります。ただ、兵士、住人のむごたらしい死に方の描写が、ファンタジー的な解釈を拒みます。100年前も今も、あるいは未来に掛けて人類共通の話題、生と死についての考察と、位置付けるのも、可能かもしれませんが、ワロージャの戦死広報がサーシャの部分に出てくることで、それもちょっと違うとなって・・・
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認知科学、脳科学にまつわる話を中心に十編の短編。総合情動プロトコル(TAP)により頭脳の処理能力を向上させるという表題作にSF的感想を。視覚からの刺激に対し脳内で行われる情報の再構成(①)を人為的にできるのであれば、一つの単語からそれが持つ広大な情報を取得可能かもしれないし、その言語はある種の完全言語(②)になるだろう,とは思います。一方で何百万というシナプスが関わる動作ををチップのような電子機器に担わせるのは難しそうなので、ミツバチが感染するというカクゴウィルス(③)のような生物学的手法でどうでしょう?
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2025/01/07 10:17

自分用のメモ:①忘却の効用 https://bookmeter.com/books/21895357__ ②完全言語の探求 https://bookmeter.com/books/4531057__ ③ウイルスと地球生命 https://bookmeter.com/books/4750992

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顔見知りぐらいになっている喫茶店のマスターに頼んで、もう次週の号が出るプレイボーイをもらい受け、イラストのページを取り外し、下宿の壁にペタペタ貼り付けていたのは50年前。さすがに、記憶があやふやで、浅丘ルリ子さんのヌードもこの一連に含まれていたとか勘違いをしていました。恥ずかしながら、当時はイラストを眺めるだけで文章を全く読んでなかったのですが、かなり、ぶっ飛んだ内容だったのですね。十年前に復刻版を購入してくれてた図書館に感謝。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/28(3553日経過)
記録初日
2017/02/04(2935日経過)
読んだ本
856冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
258187ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
820件(投稿率95.8%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

一寸僭越かな、と思いつつシャルル・アースをアイコンにしています。本当はお気に入りをもっと、増やしたいのですが、ホームで関連の記事を読み切れなくて自主規制しています。代わりに使用中のブログソフトで情報を保存しています。

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