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2024年3月の読書メーターまとめ

Abercrombie
読んだ本
26
読んだページ
8156ページ
感想・レビュー
23
ナイス
185ナイス

2024年3月に読んだ本
26

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 白河清風

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Abercrombie
レビー小体型認知症の祖父が探偵役という設定は面白いと思ったが、キャラ造形の甘さやぎこちない話運びに苛々させられる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
23

Abercrombie
取り上げられている人物は北条時政・義時、平頼綱、足利尊氏、細川頼之、上杉謙信、豊臣秀次、松平忠輝、福島正則、松平容保、西郷隆盛。ビジネス書という括りゆえか、作者本来の文章のキレをあまり感じられず。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
レビー小体型認知症の祖父が探偵役という設定は面白いと思ったが、キャラ造形の甘さやぎこちない話運びに苛々させられる。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
チェス喫茶の代理マスターとアルバイト、高校の同級生でもある二人が謎を解く短編が5編。謎解き部分は面白かったが、そこへ至るまでの話運びがやや強引に感じた。日常の謎というには重い話ばかり。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
今度こそ本当に最終巻? 蛇足的というか、知らなくても良かった世界設定というか、後味の良くない話だ。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
きっとどこかでどんでん返しがあるにちがいないと思っていたのに、最後までベタを貫く王道展開に驚いた。今後の伏線を張りつつも、気楽に読める息抜き回に仕上がっている。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
九校フェス編。いくらヒロイン二人に「青春」や「日常」から逸脱させたくないからといって、ヨルヤミの姉弟や誘酔に暗闘パートを肩代わりさせるのは違うと思う。キナ臭くなる一方の世界で、きれいなままのヒロインじゃ、存在感が薄れるばかりだ。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
副題の「紫式部物語」は名ばかりか。今回も前巻同様、作者訳による『源氏物語』がページの粗方を占め、それを読まざるえないことが腹立たしくて仕方ない。紫式部パートの内容は限りなく薄く、あらすじ同然。家族や同僚の女房に、物語の展望や解説を求められても、「わからない」と応えるだけの紫式部には苛立ちのみがつのる。
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Abercrombie
神田明神と中村座。用心棒先が雨後の筍のように増えるくだりは、いくらなんでもお約束すぎ。死体処理を任せただけの同心と御用聞きが、見ず知らずの主人公に押しこみ強盗の件を持ち込んでくるのも唐突感ありまくりだし、在所生まれを強調しつつ、こずるく立ち回る主人公も鼻につく。ちぐはぐさばかりが目立つ話運びにイライラ度MAX。こんな有様なのに、@1巻で一口長屋の謎は本当に明かされるのか?
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Abercrombie
小動物みたいな動きが可愛いヒロインが好きな人向け。女性にトラウマを持つ主人公と無口で無表情な少女の恋物語は、悪くはないけど、よくあるストーリーでもある。
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Abercrombie
一作目よりもこちらが好み(話としては更に血みどろだけど)。公妃と陸軍大尉のコンビが今回挑むのは、ロワール川の孤島に建つ女子修道院で起きる連続殺人事件。伝書鳩とサンソン弟が万能すぎる気はするが、アンボワーズの虐殺から、ユダヤ人迫害までを絡めた因縁話は面白かった。
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Abercrombie
風呂とかチャーハンとかのくだりいる? どうでもいいことがくどくど語られイライラしっぱなし。いろは視点のEXTRAエピソードの方がまだしもわかりやすい。冒険者カードの不具合や寄生樹の剣の話は膨らむのだろうか?
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Abercrombie
お互いの関係性を崩さない、イケズな京都式伝え方って、エレガントな言い方かねえ。真意が伝わったら、却って相手を怒らせたり、傷づけたりしそう。
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Abercrombie
珠吉殺しを阻止すべく、丹念に殺し屋の足取りを追う富士太郎一行から、愛弟子を殺され怒り心頭の直之進が主役の座を奪い取る。殺し屋の手口はひとひねりしてたし、その探索は流石に安定していて面白かったけど、後半かなり急ぎ足。結局たどり着かなかったが、殺し屋と直之進のラストバトルは、五重塔を予定していたのかもしれない。
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Abercrombie
武士装束の代名詞というべき『直垂』。「吾妻鏡」や絵巻物など多くの史料を執拗に読み解くことにより、その誕生から進化までを考察したマニアックな一冊。武士が歴史の舞台に登場した院政期、彼らの着ていた『袖細』が、その社会的地位の上昇に伴い、朝廷服制の最底辺たる『水干』と結びついて『直垂』が生まれ、材質や技術の向上等により、礼服の『直垂』、準礼服の『大紋』、普段使いの『素襖』へ細分化。戦場での動き易さから袖無しの『肩衣』→『裃』が派生し、『素襖』が洗練されて『胴服』→『羽織』へと進化していったとは驚くほかない。
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Abercrombie
取っつき易そうなタイトルに反して、中身はかなり専門的。それらを素っ気ないほど簡略な文章で著している(硯の種類とか、薬の成分や効能等を、これ以上細かく説明されたら発狂するけど)。作者の勧めに従い、興味ある部分は熟読、他は流し読みに徹する。授刀衛、五条の勅、贄の貢納など初耳の用語多し。@壬申の乱、藤原広嗣の乱、藤原仲麻呂の乱など、戦争の記述になると作者の筆はやたら走り、且つ分かりやすい。奈良時代においても、戦争の明暗を分けるのは、騎馬隊の帰趨であったというのが意外だった。
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Abercrombie
メインは勅命によるアイスクリーム作りと、ピー助の脱皮により見込みが立った竜素材の永続的確保。ド派手な衣装で凱旋パレードをしようと、国王からの破格な褒章を拒否ろうとも、誰も主人公を排除しようと企まず、今回も盛り上がりに欠けるストーリー。
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Abercrombie
分かたれた枝の先。これまでのスピンオフ作品すべてを、異なる道を選んだバージョンとして世界設定に取り込んでしまうとは、作者の開き直りもこれに極まりけりだ。仲間を逃がすため、ひとり邪神に侵食されていた主人公が、予め仕込まれていた伏線により復活。このへんの話運びはやっぱり手慣れたもんだと感心するけど。
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Abercrombie
改易制度の緩和、人質制度の廃止、城と大船の建造解禁など、「神君の仕組み」を後継者たちが崩したことで、明治維新につながった? それを予想できなかったことが、家康の誤算だったと著者は主張するけど、いささか強弁すぎるように感じる。自分の作った制度が、未来永劫守られると信じるほど、家康はお人好しではあるまい。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
日常の謎系の短編が5編。短歌に隠された暗号を解くFile.3をはじめプロットは面白いと思ったが、出不精と云う割に探偵は必ず現場に赴くし、探偵事務所は赤字だというのに、依頼者の飛行機代まで出す。それらのちぐはぐ感は、魅力を感じない主役の探偵と助手のふたりにも及び、ラストで明かされる助手の秘密にも、驚きより怒りが先に立つ。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
舞台は1960年代のアメリカ。女性は家庭に入るのが当たり前の時代に、無職・未婚のシングルマザーとなりつつも、化学の研究を続けるという、己の信念を貫いていくヒロインの生き様が痛快。娘マデリンと愛犬シックス・サーティの存在も効果的(シックス・サーティの並外れた賢さはやり過ぎな気はするし、ストーリー自体も多分に韓流ドラマ的なところは気になるけど)。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
洛外生まれの作者が、洛内の京都人に蔑まれ続けた、恨み辛みを書きつのる京都論。「徳川三代が京都に、各宗派の立派な総本山を建てたのは、宗教統制を任せたお礼代わり」と、「足利尊氏の天龍寺建立は、大覚寺統の亀山離宮跡接収を正当化するためだった」は頷ける説だと思った。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
共和国の負の遺産が、〈レギオン〉の猛攻が、人の居住地域を狭め、連邦領内の疑心暗鬼を増大させる。全編を貫く重苦しい展開は、まるで第一巻に戻ったかのような結末を迎え、なぜだーっ!と叫びたくなる。目まぐるしい場面転換の中、視点人物の大半は、やっぱり誰だかわからない。
が「ナイス!」と言っています。
Abercrombie
ブルボン王家に連なる愛くるしい公妃と、ぶっきらぼうで無愛想な陸軍大尉がバディを組んで殺人事件を追うロマンティック・ミステリ。楽譜を用いた暗号や即成カストラートの悲劇を絡めたプロットは面白いと思ったが、殴られては気絶するだけの陸軍大尉にはまったく魅力を感じないし、ストーリーは詰め込み過ぎでぐだぐだ。拙い文章は退屈で何度も寝落ちした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/12(3240日経過)
記録初日
2011/03/26(4779日経過)
読んだ本
5682冊(1日平均1.19冊)
読んだページ
1852350ページ(1日平均387ページ)
感想・レビュー
3294件(投稿率58.0%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

図書館本乱読派

好きなジャンルは、SF、ファンタジー、時代小説、海洋冒険小説(絶滅しました)、武侠小説(絶滅しました)。
好きな作家は、ジャック・ヴァンス、隆慶一郎、笠井潔(矢吹駆シリーズ限定)、上橋菜穂子等々。

※全国を網羅したガイドブックに目がなく、興味がない分野でも見つけると飛びつきます。

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