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2024年1月の読書メーターまとめ

yoneyama
読んだ本
6
読んだページ
1827ページ
感想・レビュー
6
ナイス
88ナイス

2024年1月に読んだ本
6

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yoneyama
1939ー41年、重慶に執拗に空爆を繰り返した日本軍。防空壕大トンネルで窒息死した多数の市民、戦災の上の人災で、公表を隠した重慶政府。知られていなかったからといって、無知では居られない。始めの満州事変での錦州爆撃1931の企画と実行は、石原完爾だったんだ。イタリアのエチオピア空爆、ナチスのゲルニカと並び、重慶は強く記憶したい。その後の一年未満で終わった米軍による日本全国の都市空爆とは比べものにならない執拗さとある(p323)。厚い630ページの本。
小原 比呂志
2024/02/04 02:21

これだけナイス押せないんだけど何故だろう?まさか闇の力が働いている?

yoneyama
2024/02/04 11:07

ナイス!

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

yoneyama

2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 元素の図解本は、久しぶりに周期表の4周期目やランタノイドを暗記しようとさせるパワーがあった。後半読んだ信州の地形地質解説本2冊、40年の時を超えて、ようやくリテラシーがついた気がする。中高生向けではあるが、山野を、県内各地をあるきまわっていなければ読んでも入り込めない。そこが郷土本なのだが、それでも発刊が続くのが良い信州地学教育界 https://bookmeter.com/users/585631/summary/monthly/2023/12

小原 比呂志
2024/02/04 02:16

身体値あってこその情報共有ということですね。

yoneyama
2024/02/04 11:12

地質関連本は、特にそんな感じがします。

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2024年1月の感想・レビュー一覧
6

yoneyama
2003年3月刊。長野県内の博物館資料館の研究者が山をテーマにまとめた小論文集。上田小県の山岳信仰、長野の観音霊場、中世諏訪信仰、追分宿の勧進帳、石尊信仰、妻籠村留帳、山中紙、御用紙漉、付け木、西条の炭鉱。宗教面はコマユミ、独鈷山、夫神岳など興味深く読む。炭鉱も近代養蚕製糸産業のために西条から運んだ歴史を知る。あんなところにも新第三紀層から掘ったのかあ。やや立派すぎる装丁。編者笹本氏は戦国史研究でよく読むので図書館で探した本。登山愛好家としては続々出して欲しいです。
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yoneyama
興味深いスラヴ諸語の原型から形成、周辺諸族との交渉と移動の歴史などが述べられる208ページ。キリル文字の前にあってキリル文字形成の礎になったけど全く別のグラゴール文字のこと、古代スラヴ語はモラヴィア→ブルガリア→キエフ・ルーシ862年へと引き継がれたこと。文字、言語、種族そして宗教含む文化が、必ずしも一致しないので区別したり重ねたりして辿る必要がある。面白い。おそらく門外漢の入門レベル本なのかな。コラム多く読みやすし。8世紀〜10世紀なんて日本でもこのくらいなのか。いや、日本のほうがわかっているのか?
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yoneyama
シリーズで、ロシアとアメリカは愛読したけど、アイヌもあったのか。札幌の図書情報館で見つけた。著者の、前書き後書きに、アイヌ研究界のここ数十年の変遷と、苦労ぶりが滲んでいた。言及のアイヌ民族抵抗史の件も含めて、最先端の内容をこの図解本で知る。やはり、世界の中の位置付けなどは、面白い。やっぱり買おう。
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yoneyama
1939ー41年、重慶に執拗に空爆を繰り返した日本軍。防空壕大トンネルで窒息死した多数の市民、戦災の上の人災で、公表を隠した重慶政府。知られていなかったからといって、無知では居られない。始めの満州事変での錦州爆撃1931の企画と実行は、石原完爾だったんだ。イタリアのエチオピア空爆、ナチスのゲルニカと並び、重慶は強く記憶したい。その後の一年未満で終わった米軍による日本全国の都市空爆とは比べものにならない執拗さとある(p323)。厚い630ページの本。
小原 比呂志
2024/02/04 02:21

これだけナイス押せないんだけど何故だろう?まさか闇の力が働いている?

yoneyama
2024/02/04 11:07

ナイス!

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yoneyama
1940年生まれ2022年末亡くなった、新田改め若林氏の晩年2007年の刊。90年代に、雪崩研究、講習実践時に登山愛好家として著者と知り合った。雪氷学界では登山実践者的立場だったと思われる氏の、生涯通じた雪崩研究人生の総まとめ的な一冊。親しみやすい文体で数々の雪崩事例を読ませる。冒頭の富士山スラッシュ雪崩の「新発見」や再加温ショック、2000年の大日岳雪庇事例に2006年岳沢雪崩など、冬季登山ではここ数十年でゆっくり認知されてきた意外な事実の同時代先進的視点がよくまとまっています。
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yoneyama
2006年刊。著者は江戸時代の絵図や古文書などからの暮らしぶりに詳しい作家。化石燃料を使う消費量を、明治開国以前は0kcal、1953年を1万kcal、1970年を5万kcal、2006年を10万kcal、と見て論じる。1933年生まれの著者は、1万、5万、10万の三時代を知る世代として、同時代の記憶や当時感覚、当たり前のことはあまり記録に書かれない点なども言及する。やがて居なくなる世代の証言でもある。父の同世代であり飢えを経験した世代。「この世に代償なく得られるものなど一つもない」というメッセージあり。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/24(3249日経過)
記録初日
1995/11/05(10420日経過)
読んだ本
630冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
162296ページ(1日平均15ページ)
感想・レビュー
611件(投稿率97.0%)
本棚
3棚
性別
現住所
長野県
URL/ブログ
http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/index.php?cid=7
自己紹介

40年来、登山愛好家です。
焚き火とイグルーでの冬季長期山行。夏は地下足袋で長期沢山行。
道具に依らず身体能力を高めて昔の人みたいに山に登りたい。
なるべく初めての山を、いちばん天然で無垢のルートから、
ふさわしい季節に、ふさわしい苦労をして登りたいです。

読書分野は探検、民俗、むかし、戦国、近代史、郷土史、先住民、外国語、文字、家事の心得、DIYなど。小説はたまに。
戦前の山岳古書が多数あり、感想をおいおいこの場にまとめたいです。

著書/冒険登山のすすめ(ちくまプリマー新書) 

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