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2025年11月の読書メーターまとめ

カエル子
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2025年11月に読んだ本
15

2025年11月のお気に入られ登録
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  • 紙魚
  • 蒼い猛牛

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

カエル子
ネタバレ実家からのいただき物。「書店員」という職業が注目を浴び始めた頃の刊行。18年前ですか。ペガサス書房社長の僻み体質や上層部のパワハラ、同僚正社員男子の妬みらをものともせず(いや、時に心を折られながらも)初の女性店長として奮闘することになる主人公。互いに勝手な憶測をして、反目し合っていた女性スタッフたちが、ひとつの目標に向かって結束していく様がすがすがしくて気持ちよかった。こういう小説がシリーズ化されてきたにも関わらず書店の状況は芳しくないままなのが残念。これからもたくさん買って読んで応援しよう!と思ったよ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
15

カエル子
AIとAGIの違いを理解する。時間と年齢を単純に結びつける発想を改める。トンネリング現象に注意する。学習棄却しながら新しい学習をする。といったあたりが自分でやるべきこと。個々人がそうした取り組みをできるよう、企業や教育現場が変わらなければならないし、それを強力に後押しする社会制度を政府はつくったり、整えたりしていかなければならない。そうして社会的発明が生まれ、社会的慣習と経済的条件が変化していけばそう悪くない未来を迎えられる…はず。だが、政府はそうかんたんに動かないし変わらないので、結局自己防衛すべし笑。
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カエル子
さすがのわかりやすさ。アブダクション推論とか、記号接地とか、大人向けに書かれた本だとむずかしさが前面に出てしまうけれど、子ども向けにここまで砕いて書いてくださっているのがホントありがたい。9歳の壁を乗り越えて、AIと共存する社会へ向けて育っていかなければならない現代の子ども達全員に読んでほしい本です。とりあえず、ちょうど9歳くらいだと思う姪っ子4号へのクリスマスプレゼントにしよう!
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カエル子
ネタバレ実家からのいただき物。「書店員」という職業が注目を浴び始めた頃の刊行。18年前ですか。ペガサス書房社長の僻み体質や上層部のパワハラ、同僚正社員男子の妬みらをものともせず(いや、時に心を折られながらも)初の女性店長として奮闘することになる主人公。互いに勝手な憶測をして、反目し合っていた女性スタッフたちが、ひとつの目標に向かって結束していく様がすがすがしくて気持ちよかった。こういう小説がシリーズ化されてきたにも関わらず書店の状況は芳しくないままなのが残念。これからもたくさん買って読んで応援しよう!と思ったよ。
が「ナイス!」と言っています。
カエル子
結局、家父長制が問題の根っこにあって、そこが変わらないと介護問題は解決しない!と強く思わせてもらった。シスターフッドの発動には納得するが、そこで女性陣が気合いを入れ直したら男性陣の思う壺だ。これまで読んだ介護本の中で、著者の義父さんが一番わが父に似ていて参考になる。実の息子の前で見せる姿と著者に見せる姿が別物とか、なんでも自分で払おうとするとか、著者を「お前」と呼ぶとか(わたしも「あんた」と呼ばれる)。実か義理かの違いより、著者も書いていたが当人の性格の問題なんだ。わたしも「あたりまえ」を潰していくぞー!
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カエル子
ネタバレAudibleにて。エッセイをバカ笑いしながら連続読了したのでここらでひとつ小説も読んでおこうという流れ。自らの高校時代を思い出して切なくなってしまったよ……。スクールカーストなる言葉が生まれる前から高校ってこういう感じだったよね。あの頃のわたしはどうしてひとりでいることを選べなかったんだろう? という後悔はさておき、桐島キャプテンがいる限りは永遠の補欠の風助も死んだ姉の身代りを強いられる宮部実果も辛いなー。映画部のふたりが実はキラキラしていることに気づく菊池宏樹の章がステキ。きっと桐島も気づいたんだな。
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カエル子
金沢の本屋で出会った一冊。昭和14年生まれのマスダさん、うちの両親と同い年やないかーい! 金沢ではキビ砂糖をよく使うのかな? 茗荷もよく登場する。ご自分で育てているとか? 毎日を丁寧にゆったりと、後ろをふり返ったり、後悔したりせず、穏やかに淡々と生きておられるマスダさん。茄子のオランダ煮とか人参のサラダとか作ってみよう! お正月にはエビス(べろべろ)という金沢の郷土料理にも挑戦してみるかなー。なんでそんな名前なのかも書いておいてほしかったぜー。あと、掃除もがんばろ。
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カエル子
McDonald'sの複数形の所有格はどうなるのか? たしかに結構なやむね笑。というか、真剣に英語の勉強をしていたころにコロンとセミコロンの違い程度でつまづいていたことを思い出した。英語の勉強ぜんぜん足りてなかったなー。あのカンマには「シリアルカンマ」なる名前があったのかぁ……と、へぇーとか、なるほど…とか、え?とか連発しながら読みました。この本の翻訳と校正はとても難しかったことでしょう。50歳を過ぎて、英語の勉強に再挑戦しようかと悩んでいたわたしの心は軽やかに折られました笑。
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カエル子
月一ノルマ歴史小説11月分。日本に律令制がしかれる以前の、そこへ向かう時代の物語。中学レベルの歴史知識しかないので、高句麗・新羅・百済の位置関係や日本国内の勢力図などをWebで確認しながらの入りがしんどかった。しかし、蘇我一族が意外とあっさり滅んでからは怒涛の展開で、中臣鎌子などの知性を120%活用しながら、厩戸皇子の遺志を受け継いでいこうとする決意に満ちた葛城皇子に感嘆しつつも、人としてどうよ?という豊璋の扱い。天皇になる人も人間だよね。豊璋が逃げ延びて何かを成した可能性を示唆した終わりがステキでした。
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カエル子
Audibleが前作終了後、勝手に再生したのでそのままケラケラ笑いながら聞きました。第一部はそのまんまの流れで楽しめたものの、第二部は失速。まともなことを言う大人になっちゃったなー、つまんないなーと思っていたら、第三部『肛門記』がキレッキレ。キレ痔の話ではない。というかもっと悲惨な肛門状態で笑っちゃいけないと思いつつ止まらないけど、笑わせるつもりで書いてるから笑って良いんだよーと思い直して全力で笑ってやったぜ。眼科も肛門科も、選んだほうが良いよね、そうだよね。身体をはってネタ探しをされていてスゴイです。
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カエル子
差し込まれているキノコ写真が美しくてうっとりするレベル。スウェーデンの森でキノコ探しをしていた頃を思い出しながら、自分の伴侶が元気でいることに感謝したりしつつ、なにげに一気読みだった。著者は、中華系マレーシア人の社会人類学者。ノルウェー人と結婚し、移住し、そして独りになってしまう。地中に根を張り自分たちだけではなく森全体をも守る役割を果たしているキノコの生態に魅了されたのかなー、キノコを口実に森へ出かけることが功を奏したのか。夢中になれることを見つけるって大事ですね。
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カエル子
保育の現場で長年子どもと向き合ってきた著者が、自身の子どもにまっすぐ問いかけ、ちゃんと答えを受け取る。その実践の積み重ねがとても静かで、でも強い説得力を持って響いてくる。子育て真っ最中のみなさんにオススメです。個人的に特に印象に残ったのは、九歳の隆さんが教科書の不満を語るくだり。「月刊教科書」というアイデアが自然に生まれる流れが面白くて、発想を育てる対話の在り方を見せつけられました。大人の都合にあわせて子どもを“わかったつもり”にならず、まず聞くこと。そのシンプルな姿勢は多くの大人への戒めとなるでしょう!
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カエル子
ひとり暮らしを始めた20代半ばから四半世紀は自炊しているけどぜんぜん好きになれない。なにか画期的な指南をいただけることを期待して読み始めたが、いきなり「におい」と「風味」ですか…、みそ汁もだしからですか……。頼りになる肉屋魚屋のあるところへ引越し!って無理っす笑。でも、できるところだけ導入すれば良い!と切り替えて、とりあえず菜箸を新調することにした。キッチンの導線づくりもしました! 真あじをさばいてなめろうも作ってやったぜ! でも揚げ物はどう勧められてもやらない。すこしずつ、やりたいことだけやります。
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カエル子
Audibleにて。うっかりしていたら続編が自動再生されてしまったので混ざる前に1冊目の感想を記す。笑った。何度も吹き出しながら走ってしまったやないかーい笑。笑いを取りに行くつもりのない日常にこそ笑いがあった。黒タイツのおじさんとか。コンセプトカフェとかリアル脱出ゲームよりも黒タイツのおじさんだ。ゆとり世代がゆとりらしくアホなことやってるんだろうなーと思って聞き始めたが、世代に関係なく若い頃ってアホだよな、自分も少なからず(ここまでヒドクはないが笑)アホなことしたよなーと懐かしく目を細めつつ笑った。次。
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カエル子
自分がサウナブームにまったく乗れない理由がわかった。そう、わたしは「ととのう」ではなく「ゆるまる」ために温泉へ行ってる。Xとかぜんぜんやりたいと思わないのと同じ理由だったのか…と目から鱗が落ちる思いでした。ありがとう小杉湯(と本書)。社会の分断を助長するオンラインプラットフォームを代替する「庭」…をつくるだけではダメで人間が変わらないとだぞと。サウナだけでなく共同体にも居心地の悪さを覚えているところだったので、タイムリーな選書だったのかもしれない。ま、一度の通読くらいでは理解しきれないむずかしさもあるが。
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カエル子
神保町のこどもの本専門店で購入。侮れないおもしろさ。勉強になりました。転校していく友だちに声をかけられず涙をこらえて机をにらむ主人公の気持ちは、その行動の描写から伝わってくる。行動観察の真髄を小学校で、わたし達は学んでいたのだった。というのはわたしの職業病的感想ですが、言葉は社会の中ですこしずつ受け入れられたり忘れられたしていく。それは良くも悪くもなくそういうものだと。3年ほどの異国暮らしを終えて日本に戻ったとき「わかりみ」という言葉がいつの間にか浸透していて驚いたよねーってなことを思い出しました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/09(5722日経過)
記録初日
2010/04/03(5728日経過)
読んだ本
1961冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
543710ページ(1日平均94ページ)
感想・レビュー
1949件(投稿率99.4%)
本棚
1棚
性別
血液型
A型
職業
自営業
現住所
神奈川県
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