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ことなさんの感想・レビュー

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ことな
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「何でもいいの。あなたが苦しいとき、あなたをひとりにせずに済むのなら」苦しんでいる人達がリアルで、それを救おうと手を伸ばす人たちは、どこかフワフワしてた。前者しか、私の日常には目に入らないからかもしれない…。人を救おうとするにはどれほどのお節介が必要になるのか教えられる…。誰の中にもあるチグハグな心がピリピリいい味だしてます。子供を育てる力を失った私たち世代には、新しい生き方を示し、背中を押してもらった心地よさもありました。「とりあえず、生きてみる」それでいいよ。と
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ことな
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ネタバレ田舎、夏、少年少女。ひとりの女の子が死んでしまう。大した感情の機微もなく、じゃ隠そう!って物語が進むんだけど、妹がこれでもかと怯えているのに、冷静にキビキビと死体を運ぶ兄の不気味さや。部屋に運んじゃう安易さが子供なのに、腐敗もないような、現実をぽっかり置いてきてしまってるチグハグさもどこか不気味。上手くいっている様に見せて、初手から追い詰められているのが良い。 二作目の「優子」が大変面白かった。時代背景の良さ。美しい主人。村人との距離感。孤独な館。身勝手な女たち。あぁ、後味が悪い。面白い!
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ことな
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どうやって死んでいくのか。私はどうやって死んでいけるのか。を知れるありがたい本。医療保険と介護保険をプロに組み立ててもらえば、直近3ヶ月は月8万程で在宅で死ねるなどありがたい情報過多。これがあと数十年先でどれ程値上がるのか…。世間から隠されてきた老後の事実がありのまま知れるのはありがたい。いまはまだ良いとして、これから先お金のない老人たちを相手に安楽死も進めてもらえぬかな日本よ…。みんなそんなに生きたいか?ほんまに…?歳を重ねると生きたくなるのか…?生きることはそんなにも価値のあることなのか…
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ことな
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ネタバレやっと読みました。心地よくて、頁が少なくなる程、読み進むことから離れました(褒めてる)「春に飛ぶ」で語られる北原先生のお話はすごく「らしく」て苦しくて、愛しかったです。p56善であることと弱者であることは、ときに同じ意味を持つ。天秤はいつだって不条理に揺れ、与えた情けの分まで正しく秤られることは稀だ。親の皮肉を語り、冷たく他者を遠ざける先生からはじまりますが、明日見の願いを守り、結を守る姿。自分を取り戻していく様は見事。語れば付きませんが…世間は好き勝手言っても、幸せになった人が勝ちだと再確認しました。
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ことな
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見事なり! インタビュー形式ではじまる。人々が語らう、恐ろしく、悲しい「あだ討ち」の顛末。江戸の話し言葉や、時代背景、人物像の全てが魅力で溢れた作品。彼を側で支え、励ました芝居小屋の彼等の物語だけでも魅力的なのに、主人公の人柄に近づいていく様が心地良い。モヤのかかる詳細が、鮮明になり出してからも、面白い。人々の願いがこんなにも叶った作品、なかなか、ないのでは。笑 彼らのしあわせを願わずにはいられませんな。あたたかい直木賞をありがとう!
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ことな
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ネタバレ誰も彼も、思い通りにならない。面白い。癖のある御仁がわんさかとお出まし。俵之丞の言いようは「でたでたコレコレ!」と言いたくなる盛り上がり。澄生と雪斎はニコイチのような心地よさがあるな。光が見えても、影が指す。ちゃんちゃん。にならない物語は本作でも健在ですね。登殿の儀を傍らに、裏表を1巻でまとめたのは見事。そうか…真の金烏に出会える未来もあるのか… うわー凪彦の抱っこを拒んだ雪斎の顔が何より浮かぶわー。強調される「猿」の描写。楽園の鳥のラストが輝く。
ことな

ずっと雪哉目線だったからなのか…澄生がしてる「正しいこと」がどこか心地悪い…。私が雪哉を信じてる故か

07/14 18:22
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ことな
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ネタバレ面白い!役割を担ってしまった子どもたちの戦いが、怒涛のスピードで展開する。腹の探り合いも、四家の傾きも、明らかになる世界の理も。逃すまいと読み進む。 それにしても、ショックだった。彼は原始の海に帰っていなかったんだ…! 愛するレーエンデを、それぞれの力で、誰もが救おうとした。英雄とは誰のことなのか…。 胸がざわめく。イザベラの声がする「さぁ、一緒にボネッティへ帰りましょう」
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ことな
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3巻というより、2.5巻なイメージ。圧倒的な2巻の喧騒から一歩降りた感じ。人も街も、変わってしまった。英雄の名前だけが残り、暮らしには影がさす。「何年たったと思ってるんだ、俺はもうこの名前は敬称しない」と口にしたオヤジさんがリアルだったな。精一杯信じたけど、結果が無かったんだよね…。あれだけの偉業を成し遂げたテッサや仲間たちには、とても見せられない世界になってしまったな…。自由を得るということは、命の価値を上げる戦いなんだなぁ。と今更ながら思う。さて、次は誰の革命かな
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ことな
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ノンフィクション母親殺し。これだけの大罪を犯した娘に、共感してしまうのは…私も娘で、母親ではないからでしょう。とんでもない日常。実の母親にこれだけのことをされ、言われる生活に絶望以外何があるのか…。目を逸らしてしまう父親。深入りできない教師。引いてしまうクラスメイト。裁判中、裁判官、弁護士の皆さんが彼女を理解しようと声をかけて、ようやくひとりじゃないと気づくシーンは印象的でした。父親からの「家族だから」の一言は、なぜ今。もっと早く。と思わずにはいられません。誰のための人生なのか…。しあわせになって…。
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ことな
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これほど壮大な物語って、血縁者が続編を語るもんだけどさ。前作とは全くの他人が、歴史がめちゃくちゃに伝承されている世界で、「レーエンデに自由を」の言葉を手繰り寄せ、その意味を追いかける様が抜群にかっけー。 善も悪も、容赦なく戦いに飲み込まれる。憎しみが呪いになって撒き散らされてる。 行かないでテッサ…。そう何度も繰り返す。誰の願いも叶わなかったな…。誰のための物語なんだろうか…。それにしても、赤子が不気味すぎる。 ルチアーノは御子に何を願ったのかしら…
0255文字

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読書データ

プロフィール

登録日
2015/08/10(3454日経過)
記録初日
2017/03/07(2879日経過)
読んだ本
303冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
87214ページ(1日平均30ページ)
感想・レビュー
302件(投稿率99.7%)
本棚
3棚
自己紹介

ドウデモイイ情報媒体にも飽きていたある日。
そうだ、本を読もう。と思い立つ。
読書の世界はどこまでも続いていて、立ち止まることを忘れてしまう。ゴールがない面白さの中から、まだ抜け出せない。
こうやって、現実から目を背け続けたい。

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