読書メーター KADOKAWA Group

2024年11月の読書メーターまとめ

八千
読んだ本
9
読んだページ
2728ページ
感想・レビュー
9
ナイス
109ナイス

2024年11月に読んだ本
9

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • にんにん

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

八千
ネタバレ『むかしむかしあるところに、死体がありました』の姉妹編であり西洋童話版。ミステリーのコンセプトとしては、童話の内容をブラックに再解釈した話とファンタジー要素を用いた特殊設定ミステリーという点で『むかしむかし~』とほぼ同じだが、赤ずきんというシリーズ探偵を起用した連作の面で自分はこちらの方が好き。実際、毎度見事な解決編を披露する赤ずきんは名探偵としてカッコいいし、旅の切実な目的が明らかになる最終話にはハードボイルド的な魅力も感じる。すごく良い感じに終わったが、この先2巻も続編が出てるのでそれも結構楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

八千

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3723ページ ナイス数:128ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/599419/summary/monthly/2024/10

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

八千
ネタバレ『むかしむかしあるところに、死体がありました』の姉妹編であり西洋童話版。ミステリーのコンセプトとしては、童話の内容をブラックに再解釈した話とファンタジー要素を用いた特殊設定ミステリーという点で『むかしむかし~』とほぼ同じだが、赤ずきんというシリーズ探偵を起用した連作の面で自分はこちらの方が好き。実際、毎度見事な解決編を披露する赤ずきんは名探偵としてカッコいいし、旅の切実な目的が明らかになる最終話にはハードボイルド的な魅力も感じる。すごく良い感じに終わったが、この先2巻も続編が出てるのでそれも結構楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレマジで超面白い。本格冒険・戦記ファンタジーとコロナ禍中の動画配信文化という異色の組み合わせを続けてきた本作。今回は魔王の復活と大物VTuberとのコラボというまた対極のトピックスを持ってきたが、それらが「魔法の鏡と配信画面で異世界と現代日本を繋ぐ」という一貫したコンセプトで見事に繋がっていく構成があまりにも上手い。異世界の危機、明るみになる配信の秘密、魔王の孤独、世界を越える愛、そして熱すぎるタイトル回収。全てが集束していく集大成に自然と胸が熱くなる。良い最終回だった……と思いきや、何ですかあの引きは。
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレこれぞ最高の夢小説(競馬オタクの夢という意味で)。馳星周氏が大のステイゴールド産駒ファンだというのは聞き及んでいたし、競馬小説の前作『黄金旅程』はステゴそのものを描いた作品だったが、今作はその愛と夢が更に飛躍している。「俺が考えた最強馬が凱旋門賞を目指す」というある種定番の筋書きを、直木賞作家は人間ドラマ群像劇を駆使して濃密に描き、ゆっくりと読者を同じ夢の中に引き込む。そして期待が最高潮に高まった末の結末は、正にステゴ産駒に脳を焼かれた人間にしか書けないもので、深く納得するほか無い。競馬ファン必読の傑作。
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレ東川篤哉の今年の新刊はオカルトがテーマ(最終話だけオカルト関係ないけど)。というわけで謎解きは物理トリック多めのハウダニットが中心で、いつものギャグ描写も相まってかなりライト寄りの作風。そういう意味ではサクッと読めて楽しい一方、ミステリーとしては特筆して語る所もあまり無いのだけど、トリックの理由に二重の意味を持たせた『幽体離脱の殺人』などにはミステリー作家らしい拘りが見えて良かった。あと、個人的には探偵役のヒカル博士に某タキオンのイメージを被せながら読んでいたので、妙な親近感があって読みやすかった。
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレ陰陽道や妖の類いが存在する京都を舞台とした特殊設定学園ミステリーなのだが、妖や敵陰陽師とのガチ異能力バトルもあって思っていたよりもライトノベル感が強い。トリックや犯人当てもかなりシンプルな一本勝負という感じで、玄人のミステリー読みには多少物足りなさもあるかもしれないが、ライト層向けとして見ればしっかり謎解きの面白さも味わえる良い塩梅だと思う。個人的には青酸カリの特性について初めて知ることが出来たので、そういう点でも興味深かった。今後に引くような終わり方だったけど、果たして続編はあるのか?
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレまさかこんなバイオレンスな作品だとは思ってなかった、ていうか最強じゃなくて最凶なのってそういう意味?ジョブとモンスターと冒険者というなろう系ファンタジー定番の設定なのに、話の半分以上がヤクザとの抗争という異様な振り切り具合。王道冒険者モノを期待して読むとかなり面食らうと思うし、この時点ではそこら辺の設定は割と投げっぱなしな所もあるが、主人公の圧倒的な容赦のなさも含め、ノワールバイオレンス路線の展開の方が明らかに筆が乗ってるし実際面白い。今後の展開にもよるけど、そういう路線で売り出した方が良いんじゃないか?
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレとにかく新曲『1977』を聴かせてくれ頼む。今回はそんな新曲MV製作やぼっちたちの修学旅行や虹夏たちの卒業式を挟みつつ、一番大きな話はレーベルの先輩「クリムトの夜」との対バンレコ初ライブの話。メインの新キャラであるAmeもまた癖が強い陰キャなのだが、そこにシンパシーを感じながら頑張って交流していくぼっちが微笑ましい。そして、終盤のライブではギターを通して精一杯のメッセージを送ろうとするぼっちの姿には確かな成長を感じるし、やっぱり音楽のポジティブな力を信じているマンガだなぁと思う。今回も面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレラブコメラノベだけどこの巻は本格ミステリ、そしてこの巻から読んでも大丈夫と聞いて読了。ちゃんと最後まで楽しめたけどレギュラーキャラぐらいは知っておくべきだったかなとは思った。で、肝心の中身だが評判通りしっかりと日常の謎系本格ミステリで、本当に丁寧なフーダニット。付随する幾つかの小さな事件の謎解きが全て伏線となって、本命の覗き犯を理詰め消去法で特定していく推理が見事。そして、そこに至る過程と決着には少年少女たちのすれ違う恋と感情が入り交じっていて、純粋に青春小説としても上質。ちょっと1巻から読んでくる。
が「ナイス!」と言っています。
八千
ネタバレ解説で「古き良き冒険小説」と称されている通り、今どき珍しいとすら思うアクション路線全振りのスパイエンタメ。最新鋭の情報技術に囲まれたロンドンなど現代に合わせた舞台設定や、未熟な新人女スパイの奮闘を描くなどのフックはあるものの、全体的には良い意味で既視感に満ちているというか、小説よりも映画などで観たことあるような「こういうので良いんだよ」という安定した満足感がある。凝った内容を期待すると少々物足りないかもしれないが、こういうシンプルなものも結構需要があると思うのでもっと知られて欲しいと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/08/11(3419日経過)
記録初日
2015/09/01(3398日経過)
読んだ本
1595冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
559013ページ(1日平均164ページ)
感想・レビュー
1573件(投稿率98.6%)
本棚
11棚
血液型
O型
職業
販売系
外部サイト
自己紹介

ダラダラと本を読んで感想を書いてます。基本的には読んで面白いと思ったものは、全て感想を書くようにしています。主にミステリーとラノベが中心。ちょこちょこマンガも。エンタメならばなんでも雑食的に。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう