ふわぁ……この「本」にこめられたものをただ、すごいと言うしかありません 作者さまも編集さんも校正さんも、そして製本に携わった方々も、どれほどの手間と丁寧さをかけてこの本を作り上げたのだろう。読み終わったあと、そう思いを馳せたくなる本でした。すごい……

平和な世界で生きてきた、そして現在も青春を謳歌している明るい主人公。楽しいけれど将来の夢がないことが悩みの少女が、ヴァンパイアハンターという戦いの日々を終えた少女を知って、平和な世界での生き方を一緒に見つけていくお話。 裏がなくて、ウソをつかなくて、真っ直ぐに人と接することができる優しい主人公の明るさが心地よく、楽しく読み進めていけました。

乾石智子さんの作品は何冊か読んできましたけどこの作品が一番読みやすいと感じました。主人公が魔法で戦うことが主題ではなかったからでしょうか。 それでも作者様が語彙力で圧倒してくる筆致は恋心を毛糸玉に例えるシーンなどで存分に発揮されていましたが。 山や国を焼き尽くすほどの強大な力を取り上げられた少女エヤアルが代わりに得た物は不忘の力。どんなできごとも正確に記憶し語る祐筆として戦の成果を語る記録係となる。なぜ彼女にもたらせたのが不忘の力だったのか明かされる場面はほんとうになるほどと。（コメント欄に続く）

ふわぁ……この「本」にこめられたものをただ、すごいと言うしかありません 作者さまも編集さんも校正さんも、そして製本に携わった方々も、どれほどの手間と丁寧さをかけてこの本を作り上げたのだろう。読み終わったあと、そう思いを馳せたくなる本でした。すごい……

千反田さんが直面した生き方の悩み、心の悩み。誰に助けを求めていいかもわからない寄る辺のなさに、自然体で寄り添ってくれる折木くんの優しさの距離が素敵すぎて素敵すぎました。 ……つ、続きは！？2016年刊行から現在に至るまでこの続きはないというのはどういうことなのですか！？( ゜ω゜)

千反田さんが直面した生き方の悩み、心の悩み。誰に助けを求めていいかもわからない寄る辺のなさに、自然体で寄り添ってくれる折木くんの優しさの距離が素敵すぎて素敵すぎました。 ……つ、続きは！？2016年刊行から現在に至るまでこの続きはないというのはどういうことなのですか！？( ゜ω゜)

千反田えるがどうしても思い出せない幼少のできごと。他人を頼り、その謎を解く。悩みや葛藤や得心を繰り返しながら日々を送る彼らの、どこかほろ苦く、どこか爽やかな生活感と、ほっとする読後感。とてもすてきなお話でした。タイトルや主題歌は知っていたけどずっと読まずじまいだったシリーズ。こんなお話だったのですね。大好きです