ネタバレ夕木春央さんは初読み作家さん、始まりから終わりまで不穏な雰囲気でした。山中にある秘密の建物にインパクトがあり、登場人物はおまけのような描写です。ラストの仕掛けには、おおっ!と衝撃が走りました。推理小説というよりもエンタメ寄りですね。

ネタバレ普段よく使う「普通」という言葉、偏見も紛れているから厄介だ。同じ屋根の下に共に暮らす木綿子とひかり。この二人も、普通から少しはじき出された個性を持っています。お互いを尊重しながらも木綿子が自分の特性についてひかりに語ることができたのは、物語の終盤。それまでの木綿子の迷いに共感を覚えました。この二人のこれからの歩みが確かなものとなることを確信して読了。夜空に輝くあたたかな家を思わせる本の色合いもステキです。

ネタバレ戦前に出版された本を蔵書として携える旅館、凧屋。この凧屋旅館に訪れる旅人の小さな謎を解く短編集は、若女将のミステリアスさもぴったりと合っていて、面白かったです。最後には凧屋の大きな謎もわかり、切なくもなりました。

ネタバレタイトル通り101のメソッドがあり、どれかを取り入れてみたいです。私は休日にゆっくり起きがちだから、起床の時間を８時までにしたい。それとスマホとの距離感。寝スマホはダメ。気持ちの持ちようとしては、「誰にも期待しない、自分の力でどうにかなることだけに集中することは自律神経を良好な状態に保つ」。無駄に悩むことで眠れなくなるのは損ですね。

ネタバレ口先だけのいい加減な夫に騙されるひさこと、中学教師でやりがいを持つひさこが同じ人と思えませんでした。これだけ子どものことを思う情熱があるなら、アメリカでも違う未来が開くのに、と思う私は野暮なのでしょうか。

ネタバレ夕木春央さんは初読み作家さん、始まりから終わりまで不穏な雰囲気でした。山中にある秘密の建物にインパクトがあり、登場人物はおまけのような描写です。ラストの仕掛けには、おおっ!と衝撃が走りました。推理小説というよりもエンタメ寄りですね。

ネタバレ后選びで始まったこのシリーズ、一世代が過ぎて后選びで新たな幕が開きました。またもどろどろが始まるのか心配でしたが、金烏代が生臭いあせびに似ていないのが意外というか、とても嬉しい。雪哉があれだけ可愛がっていた紫苑の宮を、雪哉が追い立てる構図は悲しいけれど、なぜか少しわくわくします。

ネタバレ帰る場所があることの大切さ。茜も青藍も不安を乗り越えて、自分の道を見出し歩き始めました。それにしても茜の夢が高校教師だとは!　得意の料理の道へ進むのかなと思っていました。