ネタバレ★★★☆☆東海林が本庁へ栄転、新メンバーに問題児の御子柴が加入したシリーズ第８弾。東海林の異動を寂しく思っていたら今までと同レベルに出番が多くて嬉しかった。御子柴はキャリア組のくせにポンコツでイラつく。事件は前作に続き今回も実行犯のマッドサイエンティストが消されてしまったけど、裏で動く組織のことは徐々に明かされてきた。バイオテクノロジー・テロを計画ってもう管轄外の案件では…。さらにまさかあの女を人工知能として蘇らせようとしているって!?クレイジーな組織が利用しようと思うほどマジでヤバイ奴だったんだなぁ。

ネタバレ★★★★☆中古車販売店経営の男が殺された。男は昭和に起きた誘拐事件の被害者の父親だった。その事件は時効直前に再捜査されるが未解決のまま時効を迎えている。二つの時代に起きた事件の関連を疑い捜査を開始する。──昭和の未解決事件の再捜査の話が大半。地味だけど刑事たちの執念の捜査に引き込まれた。「エピローグ」の墓前での事件解決の報告が霧が晴れたように感じる良い読後感をもたらしたけど、同時に多くの人の人生を翻弄した犯人の勝ち逃げみたいな結末だったから悔しさも残った。生きて罪を償わせたかったわ…。

ネタバレ★★★☆☆病んだ人々が呼び寄せられる花屋〈さくら花店〉。店主の雪乃は植物の声がきこえる不思議な能力をもっていた。客を放っておけない雪乃は、不愛想な樹木医の夫を巻き込みながら客の悩みに首を突っ込んでいく。──ほんわか癒されるような話ではないし、佐倉夫婦も一般的な夫婦とは違うけど、毒を含みながらも甘く感じる夫婦のやり取りにニヤニヤできて暗い話が中和されて良いバランス。「第三話 待雪草」の少女のその後が心配で気になる。母親からは離れるのが正解だと思うけど、まだ高校生だし自立するって言っても簡単じゃないよね…。

ネタバレ★★★☆☆東海林が本庁へ栄転、新メンバーに問題児の御子柴が加入したシリーズ第８弾。東海林の異動を寂しく思っていたら今までと同レベルに出番が多くて嬉しかった。御子柴はキャリア組のくせにポンコツでイラつく。事件は前作に続き今回も実行犯のマッドサイエンティストが消されてしまったけど、裏で動く組織のことは徐々に明かされてきた。バイオテクノロジー・テロを計画ってもう管轄外の案件では…。さらにまさかあの女を人工知能として蘇らせようとしているって!?クレイジーな組織が利用しようと思うほどマジでヤバイ奴だったんだなぁ。