以前Yahoo!ニュースかなにかで八甲田山の遭難事件に関する記事を見て、読みたいと思っていた作品。諸悪の根元＝山田の判断ミスにより、雪の中で人が発狂していく描写がとても恐ろしく、身の毛のよだつ想いでした。なお、ノンフィクションかと思いきや、一部フィクションが含まれる模様。

小松左京「復活の日」から南極繋がりで再読。あちらは人類の生き残りが南極で必死に生きる姿が書かれていましたが、こちらは面白おじさんたちがワイワイと生きる姿がゆる～く書かれています。世界で一番厳しい環境下のはずなのに、やっぱり南極に行きたくなります。同じ極寒描写のはずなのに、「八甲田山 死の彷徨」とのギャップにびっくり。

もともと小松左京作品は好きで読んでいましたが、何気なく手に取ったこの作品がこんなに面白いなんて、流石の一言。他の方も触れられている通り、コロナ禍を経てこの作品の読まれ方が大きく変わったのではないでしょうか？何十年も過去のこの作品に書かれていたのは、こうならなくてよかったという未来なんだと思います。

以前Yahoo!ニュースかなにかで八甲田山の遭難事件に関する記事を見て、読みたいと思っていた作品。諸悪の根元＝山田の判断ミスにより、雪の中で人が発狂していく描写がとても恐ろしく、身の毛のよだつ想いでした。なお、ノンフィクションかと思いきや、一部フィクションが含まれる模様。