圧巻。読みきってしまった。もったいない。まだまだ読みたい。手元に用意しておきながら、このまま一生積ん読かと思ったけど読んでよかった。一気に読めるこのタイミング待ちだったんだ。音楽が光が熱があった。とにかく五感が動かされた。そして感情も。感情は胸で感じると思ってたけど、どうやらそれだけではないらしい。「肚」。飛び出しそうな気持ちを堪えようとすると、手術の傷跡が傷んだ。ずっと読んでたいけど、またしばらく読むことはなさそう。それだけ濃密なコンクールを体験させてもらった。私もお腹いっぱい。読みたい恩田陸だった。

やっと読み終えた。直してもらえて落ち着いて、で本当に収まるのかな自分の気持ち、と思っちゃった。相手があることで揺れ動いてしまった自分の気持ちを収めていくのは、相手がいなくなってしまってからのほうが大変そう。でもきっと収まらなくてもあるままで、でも変に辛くならないように留まって淀むことがないように整えてくれるのが営繕屋さんなんだろう。義母やら母やらとの関係は難しいな。

どうしても起きてなきゃいけないので、そのお供で一気読み。よかった。自分の体も心も自分のものなのにコントロールできない、逃げられない。それに怯えながら生きるのは辛いよなぁ。男女の友情は成立するか？なんてどうでもよくて。ただ少しでも気づいてくれる人がいるだけで救われることって案外ある。夜明けはゆっくりでも来るといい。少しずつ少しずつもどかしくても進めれば。みんな優しい。

みんなにまた会いたくて、退院してすぐに借りてきた。これは買おう。うちの本棚で「蜜蜂と遠雷」と並んでニコニコ何かを奏でててほしい。菱沼先生の話がよかった。明石の演奏が先生に一番響いたのがなぜかわかった気がした。明石にも会いたかったなぁ。宮沢賢治もまた読もうかな。奏のヴィオラ人生がここでピンと糸を張ったのも素敵だった。またまた一気に読んじゃったけど、もっと丁寧にゆっくり読めばよかった。本を閉じたあとでも続いてそうなみんなの音楽家生活をまた見せてほしいな。

圧巻。読みきってしまった。もったいない。まだまだ読みたい。手元に用意しておきながら、このまま一生積ん読かと思ったけど読んでよかった。一気に読めるこのタイミング待ちだったんだ。音楽が光が熱があった。とにかく五感が動かされた。そして感情も。感情は胸で感じると思ってたけど、どうやらそれだけではないらしい。「肚」。飛び出しそうな気持ちを堪えようとすると、手術の傷跡が傷んだ。ずっと読んでたいけど、またしばらく読むことはなさそう。それだけ濃密なコンクールを体験させてもらった。私もお腹いっぱい。読みたい恩田陸だった。