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2025年11月の読書メーターまとめ

natsumi
読んだ本
6
読んだページ
1424ページ
感想・レビュー
6
ナイス
47ナイス
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2025年11月に読んだ本
6

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

natsumi
子どもたちを主人公にした連作。人は変われるのかとか、加害者の立場とか、子どもと大人それぞれで実感や重さが異なるテーマを丁寧に扱っている。伊坂幸太郎をひさびさに読んだけど、老若男女問わず登場人物たちの気性のよさというか、地に足のついたかっこよさが好きだな。子どもが主人公の物語は、特定の価値観や「正しさ」を子どもに代弁させるようなものになってしまっていることがあるけど、そういうラインを避ける手段を色々意識して描かれていたようにも思う。安心して読めたし何よりやっぱりストーリーが面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
6

natsumi
1980年代の韓国の詩人の詩作を集め、1990年に刊行された本書。茨木のり子が唯一文学賞の受賞を受諾したのが本作だったことについては、若松英輔による解説にも記されているところ。そうだった、わたしもずっとアンソロジーが好きだった…!と、詩のこころに初めて触れた小学生のころを思い出した。自分の気持ちの動かされるままに、良いと思った詩や歌を集める、という作業がつねに人生のそばにある。当時の韓国の若者たちもそういう読み方をしていたとのことで、その行為へのオマージュでもあるようでした。
natsumi
2025/11/28 09:57

姜恩喬、趙炳華、洪允淑の詩が特に好きかな。

natsumi
自分が最後に訪れたのはいつだっけ…と思いながら。大阪を離れ東京で暮らす柴崎さんと、今も大阪に住み続けている岸さん。合ってるとか間違ってるとかではない、誰にも否定できない一人ひとりの生活史。暮らした街のことを語れば、それぞれの著作の世界に直結する。特に柴崎さんの「帰れない探偵」とはリンクするような箇所が多く、実はあれはものすごくパーソナルな部分が投影された小説だったんだなと気づいた。わたしも、いつのまにかもうそこにはないものの記憶を大切に生きていこうと思う。
natsumi
2025/11/21 00:33

タイトルはシンプル、語り口も決して大きな声ではないこの本が本当に好きです。

が「ナイス!」と言っています。
natsumi
謎のグラフィティライターをめぐるルポルタージュ方式の前半と、ある登場人物に視点が移る後半。誰もが何者かになりたい世界で、「手段を選ばない」ということの方向性が少し異なる、若い世代の言葉。ここに提示されている新たな価値観に試される心地。最後の場面の意味は、イリーガルとか匿名性に対してどうなのよってことなのかな。おそらくモチーフとなった映画の解題でもあるので、そっちも観たくなった。
が「ナイス!」と言っています。
natsumi
単語のニュアンスを文芸作品で解説。わりとしっかりと英語の勉強!
が「ナイス!」と言っています。
natsumi
もりもり通販ライフの主題歌、神リリックだなあ。
が「ナイス!」と言っています。
natsumi
子どもたちを主人公にした連作。人は変われるのかとか、加害者の立場とか、子どもと大人それぞれで実感や重さが異なるテーマを丁寧に扱っている。伊坂幸太郎をひさびさに読んだけど、老若男女問わず登場人物たちの気性のよさというか、地に足のついたかっこよさが好きだな。子どもが主人公の物語は、特定の価値観や「正しさ」を子どもに代弁させるようなものになってしまっていることがあるけど、そういうラインを避ける手段を色々意識して描かれていたようにも思う。安心して読めたし何よりやっぱりストーリーが面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/12/20(3643日経過)
記録初日
2011/11/01(5153日経過)
読んだ本
1303冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
376151ページ(1日平均72ページ)
感想・レビュー
695件(投稿率53.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
B型
現住所
埼玉県
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