「ぼくはイエローで〜」の続編。前回同様、作者の目から見た英国での人種差別・多様性や貧困問題などが語られている。「自分みたいになるな」と言う大人が住む街‥なかなか厳しい現実ですね。時々大人がハッとするような意見を言う中学生の息子さんの成長を感じました。

琵琶湖畔で穏やかに生活する作者。家のインテリア、お庭のシンボルツリーの桂の木や芝生、湧水の流れる小川。私もいつかこんな暮らしができたら、と思いました。

バブル期の証券会社。同期入社の3人のそれぞれを描く。バブルに終わりがあるのを知っているだけに、危ない橋を渡っている3人にハラハラしながら読み進めました。今まで株に興味のなかった庶民が、NTT株で一気にブームに乗ろうとする姿が、今年から始まった新NISAに興味を持つ様子と重なりました。下巻に続く。

「あきない世傳」特別巻上巻。今までの登場人物のうち4人がそれぞれ主人公になった短編4つ。どの物語もほろりとして心が温かくなりました。物語が大きく動きそうな予感。下巻を読むのが楽しみです。

「ぼくはイエローで〜」の続編。前回同様、作者の目から見た英国での人種差別・多様性や貧困問題などが語られている。「自分みたいになるな」と言う大人が住む街‥なかなか厳しい現実ですね。時々大人がハッとするような意見を言う中学生の息子さんの成長を感じました。

今年1冊目。「その本は」で始まる物語を2人で交互に紡ぐ。「千一夜物語」のよう。クスリと笑う物語、泣ける物語あり。一番心に残ったのは第7夜の2人の小学生の物語でした。