ネタバレ久しぶりの東野作品、加賀恭一郎シリーズ。この作品もなかなか面白かった。とことん加賀の推理のみで展開していく本格推理だったけど、個々の登場人物の心理状況とか、関わりがよく表現されていて納得できる内容だった気がする。　殺人検証会での各々の発言、徐々に解き明かされる殺人状況・・・と、面白かった。完璧な加賀の推理は素晴らしいが、しいてあげれば、あまりにも鋭すぎる視点がどうかなと思う。ちょっと引く場面もあったけど、物語の展開上仕方ないのかもしれない。本格推理を楽しむ方にはお勧めかもしれない。

ネタバレ独特のキャラで、所作自体が面白い毒島刑事。作家目線の刑事なのか刑事目線の作家なのか、捉えどころがないと言えばそれまでだけど、このシリーズが長く続くことを祈るのみ。内容は例によって５章に分かれてはいるが、それぞれが短編のようで繋がっているというのは面白い。相方の公安の刑事も、毒島の行動は不可解なのだろうけど、何か唐突な推理力が事件を解決に導くのは、スッキリする。反面、「なんで？」とも思わせる。そこが作者の狙い目だと言えばそれまでだけど・・・ シリーズ物として面白く読ませてくれればいいかなと思う。今後も期待！

ネタバレ久しぶりの東野作品、加賀恭一郎シリーズ。この作品もなかなか面白かった。とことん加賀の推理のみで展開していく本格推理だったけど、個々の登場人物の心理状況とか、関わりがよく表現されていて納得できる内容だった気がする。　殺人検証会での各々の発言、徐々に解き明かされる殺人状況・・・と、面白かった。完璧な加賀の推理は素晴らしいが、しいてあげれば、あまりにも鋭すぎる視点がどうかなと思う。ちょっと引く場面もあったけど、物語の展開上仕方ないのかもしれない。本格推理を楽しむ方にはお勧めかもしれない。

ネタバレ何だかすごいホラー映画というか、SF怪奇映画というか、最期はエイリアン的な展開に驚く！さらに、この先が続くような終わり方にも恐ろしさを感じさせる。最初はただの恐怖の森的な出だしだったのが、いつの間にかアイヌの伝説になぞった展開になり、最後は宇宙生物と闘う女戦士となる。すごく手の込んだストーリーに驚く。さらに主人公の”悪”が見え隠れするエピローグは恐怖を通り越して世界の崩壊まで予想される気がする。知念さんとしては、ホラーもこういう展開になるのかと思い知らされた。ちょっとグロイ場面が多いけど・・面白かった。

ネタバレ地球が小惑星の衝突で滅ぶというベタな設定に、いまいち乗れないで読みづつけるうちに終わってしまった感がする。こういう設定はよくあるし、最期の日までの人間の心模様や心情を綴る小説も少なくない。なんか中途半端に終わった様な気がする。どういうエンドにするのかなと思っていたけど、そこには触れずに、なんとなく終わったなあと思う。最後のコンサートは少しは盛り上がっただろうけど、主人公はどっちなんだろう？という疑問も生まれた。江那少年かLocoなのか？二人の重なりが薄い気がしたのは私だけかな？