売れない役者が急逝した総理大臣と瓜二つだったことから総理大臣の身代わりとなるお話の第二弾。前作が2015年刊行だったので10年を経てます。その間に起こった大きな事件を題材にしているので、前作未読ても十分おもしろいと思います。経済問題としてインバウンドに頼ることになった今について。感染症問題はもちろんコロナに対してどう政府が考えたのか。災害については環境問題も取り上げつつ適切な対応がすぐに取れない各官庁の問題。そんな中で行われた五輪開催での問題。最後に台湾問題も。政界の裏話としてはなるほどと納得する。

売れない役者が急逝した総理大臣と瓜二つだったことから総理大臣の身代わりとなるお話の第二弾。前作が2015年刊行だったので10年を経てます。その間に起こった大きな事件を題材にしているので、前作未読ても十分おもしろいと思います。経済問題としてインバウンドに頼ることになった今について。感染症問題はもちろんコロナに対してどう政府が考えたのか。災害については環境問題も取り上げつつ適切な対応がすぐに取れない各官庁の問題。そんな中で行われた五輪開催での問題。最後に台湾問題も。政界の裏話としてはなるほどと納得する。

同じ小学校３年生のクラスの５人に起こる出来事を、連作短編集にして綴られた物語。 親同士のイジメやクラス内のイジメや子ども同士のイジメや親と子の関係など、難しい時期を迎えた子どもとのコミュニケーションがいかに大切なものであるかを実感させてくれる。 案外子どもたちは子ども同士でうまくコミュニケーションをとっているかもしれないので、大人が自分の基準で過度の深入りをしない方が良いのかもと思った。

７人のパパ作家による令和パパの子育てに対する思いが綴られている。父親は社会で働いて生活費を稼いで家族を金銭面から支え、母親は子供に関することを全て担って父親が家のことに心配がないように支えるのが当然という時代から、夫婦で子育てに当たることが当たり前になった今日。父親側から見た子育ての大変さがそれぞれの作家によって描かれている。父親と母親と子供とが一致団結してがんばっていれば、必ず家族の幸せは訪れると思わせてくれました。良作です。