明治初期に前島密が郵便制度を作り1円切手になっている。中学時代からの知識を膨らませることなく数十年、幕末史を復習しつつ制度の成り立ちを知ることが出来た。そのうちTVで特集やドラマにするのだろう。幕末描写が楽しかったものの、郵便への考察が手薄、郵便を詳しくだ知りたい人には期待外れ、分厚く重い本がキツい。話は越後出身5歳の少年の初めてのおつかい、飽きっぽく冒険好きの世渡りは上手く行き過ぎ。誰にも気に入られ、その名を知られていく。特定郵便局を巡る議論やKITTEに変わる中央郵便局を思うと150年の時を感じる。

色んな短編が読めて良かった。新宿鮫や安積班は読んだことがなく、これで雰囲気が分かったのが収穫だった。兎に角名作だけを集めているので読み応えあり、今後の選書に役立つ事必至だ。解説には横山秀夫が流れを変えたような事が書かれていたが、そう言えば定年後も失敗に悩むなどやたらと人間臭かったか？短編は素っ気ないけど深くハマるまで時間がかかる刑事モノだけに「さわり」を読めたのは有り難い。これまで気になっていた佐々木氏は初読みだ。皆さんのレビューによると続編もあるようなので、粘り強く古本を探して読んでみよう。

NHK大河を観やすくするため源氏物語のあらすじをおさらいしようと思ったが、ドラマと同じような仕立てになっていて、行成や道長が出てきてびっくりした。もちろんあらすじは大きく違っていてやり手の道長が権力を欲しいままにしている。源氏物語の方はあまり面白くなく、藤壺や葵の上や若紫など特に特徴がなくただ夜這いをかけるだけに見える。御息所や物の怪騒ぎは古文の勉強を思い出す。こんなややこしい人間関係を現代文に訳して理解するなんて、受験生の苦労が身にしみる。陰陽師が科学的だった時代が信じられないが、納得するしかない。

明治初期に前島密が郵便制度を作り1円切手になっている。中学時代からの知識を膨らませることなく数十年、幕末史を復習しつつ制度の成り立ちを知ることが出来た。そのうちTVで特集やドラマにするのだろう。幕末描写が楽しかったものの、郵便への考察が手薄、郵便を詳しくだ知りたい人には期待外れ、分厚く重い本がキツい。話は越後出身5歳の少年の初めてのおつかい、飽きっぽく冒険好きの世渡りは上手く行き過ぎ。誰にも気に入られ、その名を知られていく。特定郵便局を巡る議論やKITTEに変わる中央郵便局を思うと150年の時を感じる。