ネタバレ読書会のために再読。主人公が小学生だからか非常に読みやすい文体で助かる。秋先生が言う「悪の王様」や他者を消費する社会はより増してきた気がしてならない。

ネタバレ再読。陰惨な殺戮が横行し、事件の中枢には弾正がいた。だが、弾正の中身は空っぽだ。ただただ狂気が詰められており、出番としては終盤に出てきただけのはずの樫村に注目してしまう。武士という生き物の悲哀を感じ、心が動かされる。

ネタバレ読書会のために再読。主人公が小学生だからか非常に読みやすい文体で助かる。秋先生が言う「悪の王様」や他者を消費する社会はより増してきた気がしてならない。

ネタバレ読書会のために再読。犯人の正体が読者に分かったときの衝撃が忘れられない。ホラーパートがしっかり伏線になっているのも良い。言耶の行ったり来たり推理で惑わされるのも初見ならではの体験だったな。

ネタバレ再読。今回はトリック返しが無い、している場合では無い。小技の連続を布石にして本トリックを展開する天后、犯人としては脅威だった。私が一番好きなのはムタの風砲だ。

ネタバレ再読。多くのミステリを読むと、千曲川の言うようにトリックには拙劣があることが分かる。人を殺すための悪知恵だとは言え、美しさが無いと愛されない。前半巻はトリック返しが楽しめるので良い。

ネタバレ抜群に面白かった！ひとつとして無駄の無い精緻な描写が素晴らしい。これまでのシリーズの中にあった要素を出して読者をニヤリとさせつつ、田所たちの成長も感じた。