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2024年3月の読書メーターまとめ

さな
読んだ本
18
読んだページ
5909ページ
感想・レビュー
18
ナイス
226ナイス

2024年3月に読んだ本
18

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 碓氷優佳💓

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さな
軽い短編集だけど、前作よりも圧倒的に好き。トリックとかにこだわったミステリーじゃなくて、事件が起こってどうするか?みたいな展開が多かったけど、テンポよくストーリーが進んでとても楽しめた。少し都合がよすぎる展開もあったけど、相変わらず読みやすくてストレスなく読み進められる。最初の話だけオチが読めたけど、その他の話は予想外の所へ話が動いて驚きの連続だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
18

さな
すごい展開が待っているんだろうな、という期待値が高すぎたのかもしれない。もちろん驚いたし、騙された!という感じはしたけど少し合わなかった。ミステリーとしての反転はよかったし、何よりも出だしが完璧であり、作中作品へのワクワク感はすごかった。だけど、いろんな要素が絡まりあって複雑になりそうだったのに、肝心の展開があまりにも都合が良すぎるように感じた。伏線の張り方は鮮やかだったけど、犯人とかトリックはすぐに分かってしまったのが残念。
が「ナイス!」と言っています。
さな
文章が明瞭であり読みやすいライトなミステリー。犯人は分かりやすいけど、クローズドサークルとリアリティーショーっていう設定はすごく好みだし、明かされた真相や動機も意外性があってよかった。こちらの先入観とか思い込みが一気に裏返る瞬間がすごくいい。ちょっとキャラクターの描写が薄い気がするし、一つ一つの要素があっさり流されて引っ掛かるところがあるけど、全体的に面白い。
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さな
ミスコンを舞台にしたリゾートで起こった殺人事件。想像通り、次から次に人が死んでいく。犯人はともかく、動機があまりにも予想外すぎた。読み直してみればきちんと伏線があるのに気づくけど、こんなの分かるか!と笑ってしまった。ドロドロとした女性の戦いの果ての結末は、なぜか心が温かくなるような感覚と不思議な爽快感。イヤミスだし、めちゃくちゃきつい最後なのに綺麗に収まっているのが見事だった。
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さな
三越を舞台にしたアンソロジー。どれも素晴らしいけど、東野圭吾さんの作品だけがいい意味で浮いていて笑う。まさかここで湯川先生に再会するなんて思わなかった。丁寧なミステリーで、最後に被害者の切実な思いが伝わってきた。それ以外では柚木さんの作品がとても好き。過ぎ去った過去と、多様性の現代を象徴しているような作品。好きなものは好きって言いたいし、自分の好きな生き方をしたいと考えされられる短編だった。あと、お子さまランチ食べたい。多分この本を読んだ多くの人が思いそうだけど、私も思った。
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さな
これまでのシリーズの中でも一番モヤモヤして胸くそ悪い結末。最近の作品は政治的要素や社会的背景の強いミステリーが多くて、合わないと考えつつあったけど、これは一つ一つが独立していたからかスラスラ読めた。引きこもりと高齢者問題に関してはモデルになったであろう実際の事件はすぐに分かった。しかしながら真相までは読めなかったので、最後の数ページはあまりの犯人の残酷さに頭を抱えた。辛すぎる結末。
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さな
今の時代を代表する作家さんばかりのアンソロジーで読む前からワクワクした。個人的に斜線堂さんの作品が入っているのがとても嬉しい。結城さんの「大代行時代」が一番面白かった。まさに、現代を表しているような作品であり、オチに苦笑してしまった。信じられないけど、こんな若者が実際にいるんだろうなと思うとちょっと怖い。有栖川さんの「ミステリ作家~」はタイトル通りの“罠”という感じがしてよかった。有栖川さんの作品はあまり合わないと思っていたけど、これはとても好き。
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さな
一穂さんの短編集、どれも安定して面白い。ストーリー展開が秀逸。後味悪い話とほっこりする話の落差が激しすぎてちょっと情緒がおかしくなる。どの話もスッと話に入っていけるのは文章が丁寧なのと読んでいてワクワクする雰囲気に満ちているからかもしれない。心が温かくなる優しい短編ももちろん素晴らしいんだけど、コロナ下で奥さんの心理が不安定になっていく「ロマンス☆」が一番のお気に入り。不穏な雰囲気からラストの一気な転落が好き。
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さな
ヒ素混入殺人事件とそれを巡る周囲の人々の小説。ドロドロとした心理描写がメインなので、終始鬱屈とした雰囲気の中で物語が進んでいく。登場する人全員が歪んでいて不快になるほど。とにかく自分の生い立ちとか環境とかに不満があることばかりで、明るい人は全然出てこない。分厚い本だけど、読みやすい文章であり、少しずつ加速していく話だったので一気読みできた。二転三転する物語は読んでいて驚かされたけど、もう一度読むのは厳しい。
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さな
ストーリー展開が衝撃的で、伏線とその回収が鮮やか。胡桃沢さんに感情移入してしまったので、終盤は切なすぎてとんでもないことになった。軍事利用とか小難しい話が出てきて読むのが苦痛になったけど、中盤くらいから意味不明の不穏さに心が支配され、物語がどこへ向かっていくのか全く見えなくなる。種明かしされた瞬間はゾワゾワしたけど、物語の本質はあくまで「AIに心はあるか?」という一点に絞られているのがいい。いつか本当にAIが心を持つ日が来るのだろうか。
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さな
すごいものを読んだということはよく分かるんだけど、宗教や戦闘機などの要素にそれほど入り込めなかったので楽しめたとは言えない。イメージがあまりにも掴みにくいせいかも。凄まじい知識と文章力でぶん殴られた感覚がした。ほとんど心理描写がないため、感情移入はできないけど、主人公の周りで起こる出来事が淡々と描かれていくのでテンポよく読み進められた。
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さな
トリック云々の前に、モデルになったお屋敷が素晴らしすぎてため息が出た。巻末のQRコードで見てみたけど、書斎とシアタールームが立派すぎて惚れ惚れする。気合いのこもった丁寧なミステリー小説であることはよく理解できた。最近の下村さんの作品の中でも一番面白かった。何かが起こりそうな屋敷とクローズドサークルという要素が好きな人にはたまらない。最後の最後に種明かしされた事実は鮮やかだった。なんとなく綺麗に収まったな、と感じられる一冊でした。
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さな
科学で事件を捜査するユーモアミステリー。所々クスッと笑えるところはあるけど、あまり入り込めなかった。残念。トリックはともかくキャラクターはちょっとありがちだなと思う。表紙とあらすじから想像していたが、ほとんど想像通りだった。この中だったら、『うらめしやぁ~』と出てくる昭和の幽霊事件が一番お気に入り。テンポよく会話とストーリーが進んでいくから、軽く読めるし楽しい。
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さな
ミステリーであり、青春ものであり、人間ドラマもあり、更に社会的要素もあるが、無理矢理詰め込まれたという感じはなくて、優しい文章の小説だった。背後のストーリーがかなり重いけど、全体を通して明るくて柔らかい雰囲気なので読んでいて心地いい。いろんな本が登場するので、読書が好きな人はとても好きになりそう。
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さな
最後の最後は確かに衝撃的ではあった。ただ、所々薄いなと感じるところがある。特に知景が恋をした描写が薄すぎて肝心なシーンで全然感情移入できなかった。鬼という存在や呪いの薄気味悪さ、そして恐怖そのものを描いた作品だが、根本的なテーマはタイトルの『愛』であることがはっきりしていて、とても面白いと思った。最初から徹底して伏線も張ってて、びっくりした。
が「ナイス!」と言っています。
さな
最高だった。ネヴァーランドと現実世界を行ったり来たりのうえに、うんざりしてくる会話が続くけどそれを乗り越えたら極上の展開が待ってる。終盤の終わらない悪夢のシーンが素晴らしすぎた。ピーターパンが、大人になりつつある子ども達と共に冒険することを考えるとなんとなくやるせない気持ちになる。この世界観でのミステリーをもっと読みたかった。本当に素晴らしいミステリーシリーズでした。
が「ナイス!」と言っています。
さな
軽い短編集だけど、前作よりも圧倒的に好き。トリックとかにこだわったミステリーじゃなくて、事件が起こってどうするか?みたいな展開が多かったけど、テンポよくストーリーが進んでとても楽しめた。少し都合がよすぎる展開もあったけど、相変わらず読みやすくてストレスなく読み進められる。最初の話だけオチが読めたけど、その他の話は予想外の所へ話が動いて驚きの連続だった。
が「ナイス!」と言っています。
さな
単行本で既読だけど、すっかり内容を忘れていたので購入。関係ないけど単行本の方が表紙デザインがいいと思う。癖の強いミステリー連作だけど、どの話も後味がスッキリしているのが不思議。セクシャルな部分も含め、それが当然という前提で物語を押し進めて行く所に西澤さんらしさを感じる。一番のお気に入りは「リアル・ドール」。強いエロ描写が重なって、最後に鮮やかに反転する瞬間がたまらない。こういうエグい展開大好き。
が「ナイス!」と言っています。
さな
大好きな白井さんの短編集。どれもエログロ+多重解決もので素晴らしかった。特に表題作は混乱するけどすごいことになってるのは伝わってくる。最後が呆気ないのがやや残念。「グルメ探偵」が一番好き。残酷で凄惨でいい意味で素晴らしいオチ。こういうのを一番最初に持ってくるのがすごい。なかなかきつい作品だけど、白井さんの頭の中を覗きたいと思うほどカオスでクレイジーなミステリーだった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/10(2940日経過)
記録初日
2016/04/03(2947日経過)
読んだ本
1666冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
561966ページ(1日平均190ページ)
感想・レビュー
1666件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
32歳
職業
専門職
現住所
宮崎県
自己紹介

どんでん返しのあるミステリー・サスペンス・ホラー・SFが好きです。百合も大好きです。お気に入りの作家は西澤保彦さん、米澤穂信さん、スティーヴン・キングさん、フレドリック・ブラウンさんです。映画も大好き。

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