「博多(福岡市)」は思い出の多い少年時代を過ごした懐かしの故郷。海・山の自然に恵まれ、明るく人情豊かな気質が今でも大好き。でも街はちょっと大きくなり過ぎたかなぁ・・・・。今より呉服町側にあった旧博多駅のレトロな駅舎や、昭和40年代の天神・中洲の街並み、廃止された西鉄の路面電車、これも今は無くなった平和台球場(西鉄ライオンズの本拠地)やスポーツセンター(栃若・柏鵬時代の大相撲九州場所と冬のアイススケートリンク)、当時の岩田屋・玉屋・博多大丸・渕上などのデパート、それぞれに多くの思い出があって涙が滲むほど懐かしい。団塊の世代です。私にとっての三大青春小説は、「蝉しぐれ」(藤沢周平)、「遠いアメリカ」(常盤新平)、「青が散る」(宮本輝)。別格でスタンダール「赤と黒」。一番好きな作家は藤沢周平さん。長編やシリーズものに読み応えある作品が多いけれど、市井の人々や下級武士を描いたしっとりとした短編がとても好きです。関連本でうかがい知るお人柄にも敬慕の念を禁じえません。他に吉村昭・黒井千次・野呂邦暢・沢木耕太郎・椎名誠・南木佳士・宇江佐真理さんなどの作品も好きです。応援する現役の作家は一方的に縁を感じている高田郁さん・伊吹有喜さん・沼田真祐君など。鉄道風景画家松本忠さん・詩人浅田志津子さんご夫妻の活動も応援しています。
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