逆差別やユーモア、能力主義など、日常で違和感があったけどうまく言語化できなかった問題について解説があり、勉強になった。自分の特権にはなかなか気付かないし、いい人でいるつもりでも意図せずに差別行為を犯しうる。身の引き締まる思いがした。自分の頭が凝り固まってしまうのが怖いので、こういう本は定期的に読みたい。

逆差別やユーモア、能力主義など、日常で違和感があったけどうまく言語化できなかった問題について解説があり、勉強になった。自分の特権にはなかなか気付かないし、いい人でいるつもりでも意図せずに差別行為を犯しうる。身の引き締まる思いがした。自分の頭が凝り固まってしまうのが怖いので、こういう本は定期的に読みたい。

パレスチナ問題とナチスドイツ、日本の帝国主義、ヨーロッパの植民地主義、東欧の民族運動、それぞれ断片的・表面的な知識しか持ちあわせていなかったので情報が多く、まだきちんと消化できていないが、歴史がつながり、絡まり合い、繰り返されていることが理解できた。私たちは当事者意識が欠落している、西洋中心主義の視点で世界を見ている、との指摘にはっとさせられた。自分と違ったすごく悪い人が問題を起こしていると考えないほうがいい、重要なのは、そのような現実が生み出される理由を解き明かしていくこと。

悩みの原因と解消法について掘り下げた本。悩みは解決しなくていい、モヤモヤを取り除いて解消すればいい、と。今まで悩んで苦しんだときのことを思い出して、あの対応は正しかったとか、あれはやっぱりよくなかったなとか、読み進めながら答え合わせしている気分になった。覚えておきたいなと思ったのは、ネガティブ体験の1回ルール。ガス抜きのために苦しかった体験をしゃべるのは一回まで。それ以上反復すると記憶が強化されてしまう。