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スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 (幻冬舎新書 か 1-1)

感想・レビュー
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ネギっ子gen
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【かつては怪しいと思われていた守護霊、前世、魂の話題が、いまや軽く明るく普通に語られるようになったのはなぜだろうか?】精神科医が、ブームの深層に潜む日本人のメンタリティの変化を、ブームの象徴者・江原啓之氏に着目しながら解き明かした書。<自分が「なぜ生まれたのか」「生きている意味とは」「本当の幸福を得るためにはどうすればいいのか」といったことについて考える。それがスピリチュアルの目的だ。つまりそこにあるのは、一見、哲学的な思想のようだが、実は圧倒的な自己中心主義であり、しかも「現世」中心主義なのだ>と――⇒
ネギっ子gen

【オカルトとスピリチュアル】<「オカルト」は「神秘的、超自然的な現象、あるいはそれを信じること」と定義されており、そこで扱う現象の中には、UFOや宇宙人、超能力、錬金術など、霊魂や死後の世界とは直接、関係ないものも含まれている。つまり、「スピリチュアル」は「オカルト」の一分野と言ってもよいだろう。しかし、今のスピリチュアルに夢中になっている人たちと、UFO好きや超能力信者には明らかな違いがある。UFO好きや超能力信者など、従来のオカルト愛好家は、いわゆるおたく的な趣味の一つとしてオカルトを選んでいる>と。

01/17 08:35
ネギっ子gen

【人気占い師は、正しいことではなく、相手が言ってほしいことを言う】<相手が喜び、自分の評判も上がる。喜ぶだけではなくて、前向きな気持ちになることで、本当の健康や幸運をつかむ人もいるだろう。また、お金が動き経済は活性化する。誰も損せず、被害を受けるわけではないのだから、単純なインチキや騙しとも違う。だとすれば、たとえ科学的な正当性が立証されていなくても、そこに若干の作為や改竄があっても、誰がそれを非難することができるだろう>。この価値観の広まりこそが、スピリチュアル・ブームを支える最大の要因だと。確かに……

01/17 08:37
3件のコメントを全て見る
0255文字
アイスおいしい
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ネタバレスピリチュアルについて、心理学や精神医学の視点から考察した本。人がスピリチュアルに求めるのは、自分を肯定してくれることと、今明るい気分になれること。科学的根拠よりも、心が豊かになって、幸せに感じられることが彼らにとっては大事と。スピリチュアル系の人は陰謀論を信じやすいように思うが、そのあたりついては本書では特に言及されていない。
0255文字
オデット
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ネタバレ私はスピリチュアルにハマらない人(多分)なのだが、この本でハマる人の構図が解った。こういう人達の気持ちは想像できなかったのだが鮮やかに描写されており、成程と腹落ちした。そして、自己責任になってくることの恐ろしさを思い知った。こういう人が増えてくると危ないんじゃないかと想像してしまった。自己責任にしてしまい社会的なアプローチをとることがない。これは問題だと思った。これから従来のやり方でうまくいかない部分も出てきた時にどうするんだろう。こういう人達はやはり、泣き寝入りだろうか。スピリチュアルだろうか。
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はなこ
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頂いた古本2冊目。自分で選ばないような本が読めるのも悪くない。これはちょっとまえの時代のものだけど、スピリチュアルの実態がよくわかる。宇宙に願えばお金は貯まる、とか、波動ですてきな恋をする、とか、オーラを磨けば幸せになれる、とか。「世界や人類が幸せになるように」ではなく「私がより快適に暮らせますように」がスピリチュアルの祈りの文句なのだとも。具体的なスピリチュアルカウンセラーの名前を挙げながら、時代と人々の心理、その変化を交えて論じている。人は自分で選んでこの親、この時代に生まれてきたそうだ。国もかな!?
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maekoo
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以前から胡散臭いと観ていたスピリチュアルについて見識を深めれる本! 平安文学好きで陰陽道や密教等の呪術的なものの考え方も嗜好としてあるがそれを頼りにするのはどうかと思っていたので読んでよかった。 昨今のスマホ依存や政治の無関心がどこから来ているかの一つの答えでもある様に思う。 貴方は今の自分で良いしそれで良い→世の中や政治への変革を求めない無関心層の増加←ゲームやお笑いで癒しを求める人々! ヒトラーの様な演説・依存媒体であるスマホゲームCM・スピリチュアル等々思っている事が色々と繋がって恐ろしさを感じた!
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ヨモギ
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ネタバレ記念すべき500冊目。「スピリチュアル」はライナスの毛布やぬいぐるみのような「移行対象」なのではないかという点にはとても納得してしまった。心の拠り所であり癒しになれば、科学的根拠はどうでもいいという心理もわかる。かけがえの無さや、生きる意味を追い求めることに振り回されて「むなしさ病」にとりつかれ、行き着く先がオウム真理教であったり、スピリチュアルであったり、宗教であったり、親や子であったり、仕事であったり、SNSであったり趣味の場かもしれない。向かう場所が違うだけで根っこは同じことかもしれない。
静かな月を見てる

同じ思いです。この本をむかし読みましたが、よもぎさんの感想のほうがしっくりきました。素晴らしい♪

03/18 21:23
ヨモギ

静かな月を見てるさん 読まれていたのですね。心理学者の方の論理的な視点で書かれていて参考になりました。 見えない世界との関わり方について考えるきっかけになりました。

03/19 15:45
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kanechan
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偽預言者に注意せよ、という感じ。
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わさび
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ネタバレ「世界やすべての人類が幸せになりますように」ではなく、「私がより快適に暮らせますように」がスピリチュアルブームの真相である。自分がより快適になることで、相対的に他者が不幸になることも可能性としてはあるのだが、そこへの配慮は無い。「徹底的な現世利益主義」と「追求するのはあくまでも個人の幸福」である。それでは、なぜ既成宗教ではだめなのか?宗教は自分だけを救うものでは無いから、「私」や「自分」にこだわる人たちは宗教の利他主義とは相容れないから、とまとめている。大事なのは「トップと私」の関係だけである。
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乱読家 護る会支持!
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学術界におられるのだから、江原啓之さんとか、科学とは別のフィールドにおられる方やその信者さんの方は置いておいて、ユング心理学というとても科学とは言えない学派に対して、批判的に書いてほしかったです。 なので、「ユング心理学を信仰する精神科医、信仰しない精神科医」というタイトルでの著作を書いていただきたいなぁと思いました。
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IGBB
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特に興味深く感じられたのは以下の一節。「科学的かどうか、ホンモノかどうか、を人は実はあまり気にしていない。その気にさえさせてくれれば、それが全世界の科学者がイエスといったものでなくてもかまわない。大切なのは、それが自分を楽しい気持ち、救われたと思う気持ちにしてくれるかどうか、ということなのだ。」「(スピリチュアル系カウンセラーにとって科学的な正当性が立証されていなくても)相手が喜び、自分の評判も上がる。喜ぶだけではなくて、前向きな気持ちになることで、本当の健康や幸運をつかむ人もいるだろう。」
かずぼう

良さそうな本ですね☺️

10/01 22:47
IGBB

この本は後半に面白そうな部分が凝縮しているのですが、中盤までは事実関係の羅列というか著書の意見がなかなか出てこないので、その辺がレビューでも意見が分かれるところでもあるかと思われますね。

10/01 23:38
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由華
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2006年出版。著者自身は精神科医であり、スピリチュアルにはハマらない人と主張されていたが、それから随分時が経っている。仕事を離れてまで目に見えるものに関わりなくないと言い、ラインの一歩手前から眺めたスピリチュアルの世界は思ったよりも良心的だったと語っていた。スピリチュアル「死後の世界」「生まれ変わり」「宇宙の波動」に代わる強烈にシンプルな救いを既成の科学や哲学に求めるのはかなり難しい。だから、スピリチュアル?それは待ってと言いたいがそれしかないと結論を出そうとする人が確実に増えている。まあ、そうだよね。
由華

今を生きる人々は、日常生活の希望や感動に餓えている。政治や科学はもはや人々を、明るい気持ちにすることは出来ないということなのだろうか。とあったが、目に見えないものを完全に否定出来る根拠もないし、目に見えるものだけが全てだと思えない現実がある中、スピリチュアルを真っ向から否定は出来ないし、それを使いこなしながら、周りや自分の幸せを創造出来るならそれでいいんじゃないかと思う。

08/15 17:35
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peace1975
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個人の利益追求か他人の利益追求かという解説。人は自分が受け入れたいものしかを受けいれないのだと改めて思った。
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かんちゃん
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ちょっと古い本ですが面白かったです。私は江原啓之さんについて知らなかったのでこの本で知ることができました。この本は6章で成り立っていますが5章と6章が興味深かったです。救いを求める人は実は自分のことしか考えず他人には興味ないとか、スピリチュアルにハマる人は宗教にはハマらないとか。自分の頭で考えなくなったのはそれほど世間が厳しいからか、などなど考えさせられることが多いです。私はハマらない方だな。
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a
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前世を信じたり、生き返ると思っている人が年齢が上がるにつれて増えていることに驚いた。
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K
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ネタバレ具体例や解説が多くて分かりやすかった。世の中の問題(本の中ではオウム事件など)は、表面的に捉えるのではなく、時代背景にまで遡って考えたり、視点を変えて考えていく必要があるなと、強く共感した。また、自分はスピリチュアルにはまることはないかな~。なんて考えていてもそのうち口車にのせられ高い壺とか買ちゃったりしないだろうか。。
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天鳥そら
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ネタバレスピリチュアルで影響力のある方々の話が出てきました。ほとんどの方の著書を読み、影響を受けたので私もスピリチュアルにハマる人なのでしょう。ちょっと専門的になっているのか、解説を難しく感じる部分がありました。エッセイのような雰囲気かと思ったら違いました。心のお医者さんは、人の心を読めるんじゃないかとおびえていた時がありました。
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KJ
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日本のスピリチュアル文化の変遷とそれが求められる心理構造について考察した本。スピリチュアルちょい批判と言いつつ、結構がっつり批判しているのが面白い(笑)。自分が信じるかどうかは別として、スピリチュアルを求める人が世間に相当数いる以上、やっぱりその心理構造については知っておく必要はあるのかなという気がした。この人の主張が心理学界としてどれくらい主流なのかはわからないけど、現代社会への洞察としては面白いと思った。
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cava
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“シェルターとしてのぬいぐるみ”小見出しでは,女性中心に,第三者のいる外的世界からの橋渡し役としての中間領域であり,内的世界(自分)を守ってくれる存在で自己肯定感を得る手段として移行対象になっているのは他ならない不安だと
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坂道
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もっと広い分析があるのかと思ったけれど、オウム真理教と江原さんの話が中心な気がします。
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kurumi
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さらっと読んだらしく結構覚えてなかった^^;スピリチュアルカウンセラー達がどうやって顧客を惹きつけるか、解説してくれたようです。ハマる人達はあくまでも自分の幸せを追求。
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たちばなあやか
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結局、香山リカさんとは馬が合わないのか、10ページほどで読むのをやめてしまいました。いつもこの方の著書にはこういう文章が多くて、壁にぶち当たります。北海道新聞に不定期連載しているものは面白いんですけれどもね。個人的には、お時間がある時にでも暇つぶしに読むのが丁度いいのかも。
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コージー
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★★☆☆☆精神科医・評論家である香山リカが「スピリチュアルブーム」の真相に迫る。ブームの象徴であり、火付け役になったのが江原啓之。「オーラ」という言葉で、怪しいイメージから払拭した立役者。スピリチュアルは、「私の幸福」を追い求めるものであると筆者はいう。他者への関心が薄いスピリチュアルは、その点で宗教とは一線を画す。何かにすがるという行為自体は否定しないが、自分は今のところハマる気がしない。【印象的な言葉】スピリチュアルを信じるのは「柔軟さ」や「心の広さ」の証拠である。
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まー
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★★☆☆☆ 香山リカ氏好きなんだけど、彼女らしさのない普通のスピリチュアルを客観的に語った本だった。 もっと批判というかとがった感じを期待していた。
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asumi
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スピリチュアルな人はその自分の考えから外れてしまう人のことは見ないようにしているのかなと思った。 なじみのなスピリチュアルの分野の話を、スピリチュアルにハマらない著者が解説してくれて、スピリチュアルに対する不快な気持ちが湧きつつも、とても興味深く読んだ。 乖離ということばも出てきて驚いた。 科学的かどうかよりも、楽しいかハッピーかが優先される。厳密には正しくなくてもハッピーなになれるならそれでいいではないかという考え方。やっぱり私自身はスピリチュアルには距離を置きたいなと思った。
asumi

スピリチュアルに抵抗があることをカミングアウトするのはちょっと勇気がいるな。そのくらい広まっているんだなと思った。 スピリチュアルの考え方は起きたことは自己責任と考える考え方につながりがあるように感じた。

12/20 19:27
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ふゆ
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あまり深い分析ではなかったけど、スピリチュアルにハマる人の心理をざっくり把握するくらいには使える。空しい、特別な人になりたい、感動したい、楽しい気分になりたい、お金も欲しい、幸せになりたい、打ち込める何かが欲しい…。江原さんの社会的な発言がスルーされてるくだりは笑ってしまった。
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Rrr
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信じた方が楽しいのならそれでいい。
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GAKU
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スピリチュアリストの江原啓之氏がブームだった10年程前に書かれた本。江原氏をメインに語り、作者は自身をスピリチュアルにハマらない人と位置づけ。理論展開に乏しく軽いエッセイのよう。スピリチュアルを否定しながらも、スピリチュアルブームに乗った、これと言って内容のない本。他人に迷惑さえかけなければスピリチュアルだろうが新興宗教だろうが、何にハマろうと個人の勝手でしょ。ただし私を勧誘するのは辞めて下さい。
ケイ

このかた自身が、かなりおかしいですもんね

04/11 18:04
GAKU

確かに!出版社もこんな本出してはいけません(σ≧▽≦)σ

04/11 21:01
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カザリ
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スピリチュアルが個人の幸せ・現世利益から抜け出せない理由は、他者の幸せと来世利益を宗教界がカバーしているからだと思われる。他者の利益まで考えたい人は宗教界に囲われ、そうでくて、ちょっと相談したい人がスピ系にひきよせられるんじゃないかな。江原氏が利他・人類平和を願っても、顧客とメディアから無視されたのは、利他というノウハウは宗教界の専売特許だからだと思う。利他の精神を広めるなら、カウンセラーではなく、宗教の開祖になるべきなんじゃないかな。
0255文字
kurumi
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おもしろくすぐ読めました。著名なスピリチュアルカウンセラーたちをよく研究されてる。江原さんの記述が多いのはなぜ。前世を信じない訳じゃないけどスピリチュアル好きな方々に対してのツッコミ方がわかって楽しかった。
0255文字
Small Light
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スピリチュアルは「子どもが持ち歩く毛布と同意味の、中間領域への逃避」といった内容の分析を面白く感じました。
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白としろ
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「どうすれば変われるんでしょう?」とおずおずとカウンセラーに問うてくる彼女たちが求めているのは、「そのままでいいのですよ」「自分をもっと好きになれば道は開けます」という受容、肯定、慰めの言葉なのである。(反省や叱責や修行を求めていない)。より多くの人に「あたっている」と思わせるような回答を与えたほうがより有益なのだ。「だって、信じたほうが楽しいし、希望が持てるから」。人々がスピリチュアルに求めるものの本質は、「私」という存在に対する全面肯定。宗教とは水と油。宗教には神の前で平等、利他主義的な教えがある、
白としろ

スピリチュアルを求める人はあくまで「自分」にこだわる利己主義、横のつながりはなかなか育たない。

10/13 08:51
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GOLD SEVEN
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香山リカって直情的で気の強い人なんだなあ、という印象。 スピリチュアルに求められている社会的意義とは、みたいな本だった。 「ハマらない人」の言及がほとんどなかった。「ハマらない人」が書いている本ではあるのだけど、自分はハマらない人なのでそこが読みたかったのに。
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ゆり〜こ
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ネタバレ正直、いまいち頭に入ってこなかったなあ、、、。要約すると、科学vsスピリチュアル、世界としての平和主義vs個人の幸せ……って事が書いてあるのかな??ちなみに私は完全にスピリチュアルにハマる人。なんでかっていうと、科学で証明出来ない力があるって信じてる方が自分に逃げ道が出来るし、そう考えた方が楽しいから!
混沌

科学でわからないことはたくさんありますし、領域的に今後もまずわからないことはありますが、同時に、科学で説明できないと思われていることが実は説明ついてしまうことも膨大な量あります。

05/02 10:43
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→いろは←
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ネタバレ図書館にて読了。 2006年出版なので、10年ほど前の当時はスピリチュアルブームだったということか? 精神科医の香山リカさんが、江原啓之氏によるスピリチュアルブームやオウム真理教などの宗教との違いなど、独自の目線で解説している本。 現在発売されてから10年経ちますが、スピリチュアルブームは去ったものの、生きていく人々の空白の埋め方や癒し方、求めているものはたいして変わらなくて。(例えば現在の心屋心理カウンセラーなど) どのようにして自己肯定を受け入れていくか、そのアプローチの違いなのだと気づかされる作品。
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すいみん
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いまいちピンとこない内容でした。特にアンケートなどは過去との対比が行われていないので、そこから出る結論に説得力を感じず疑問ばかりが浮かびました。今は昔と違う特異な時代という論調も直近からの変化ばかりで昔というのが一、二世代程度でしかなく腑に落ちるという事が有りません。
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