ネタバレ2014年9月の本。長く積読していた一冊。この年の4月16日にセウォル号の事故があり、やはりこの事故に関連した記述が多い。隣だからこそは揉める、これは当然あること。日々のニュース以外に、本書のようにまとまったものに目を通すことはすこく意味があると思う。ただし片寄りに注意しなければいけない。2022年10月31日、梨泰院の事故。何も言えない。

ネタバレ2010年6月の本。向田邦子作品を意識した7つの短編。それぞれに面白かったが、私の一番は「すき焼き」。子供の頃から付き合って、大人になるとお互いの事情ができ、昔の関係と今の関係がもつれる男二人。昭和の味に、すっかり引き込まれた。「あとがき」まで読んで、この本の成り立ちを知る。いずれ向田作品を読むこともあるだろうか。

ネタバレ2008年12月の本。昭和、平成の日本の政治。その時点で、ここまで考えが至れば、少しは自分も日本を変える(悪くしなくなる)ことに貢献できたか。歴史は繰り返している。地球が回る周期よりもちょっと長い周期で。

ネタバレ1919年12月の本。汐留の船宿伊豆屋の二階での二人の男の会話。

ネタバレKindleにて読了。1921年(大正10年)3月から7月にかけて大阪毎日新聞社の依頼により上海、江南、長江、北京を旅する。山川出版社の詳説世界史研究を引っ張り出し、当時の中華民国の状況を想像しながら読む。芥川と岡本綺堂では苦力に対する印象が大きく異なる。難しかったか、面白く読んだ。