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2024年10月の読書メーターまとめ

小木ハム
読んだ本
3
読んだページ
945ページ
感想・レビュー
3
ナイス
372ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月のお気に入り登録
7

  • 佐治駿河
  • WATA
  • アキラ
  • ぶ~よん
  • Nao023
  • イナ
  • Don2

2024年10月のお気に入られ登録
7

  • 佐治駿河
  • WATA
  • アキラ
  • ぶ~よん
  • Nao023
  • イナ
  • Don2

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

小木ハム
以前、将棋の羽生善治先生の『直感力』という本を読んだ。そこには『バラバラのパズルのピースを見ただけで完成画がぼんやり見えるような感じ』といったことが書かれていたと思う。本書では『輪切り』と表現されているが同じ意味だろう。一気に結論に達する脳の動きを「適応性無意識」と言うそうだが、これにはステレオタイプが含まれることも多いため「常に正しい」わけじゃない。直感、第1感とは経験値を元にした無意識に働くアルゴリズムなのだと思う。だから、経験0で畑違いの初心者がくだす直感はただの運まかせ。あてにしてはいけない。
小木ハム
2024/10/11 14:43

■プライミング実験:P60_大学生を2グループに分けテストを渡す。片方には「強引、大胆、無礼、困らせる、妨げる、邪魔する、侵害する」といった単語。もう片方には「尊敬する、思いやり、感謝する、我慢強く、従う、丁寧、礼儀正しい」といった単語が並ぶ。テスト後、次の担当者のところへ行って指示を受ける。ところが担当者は別の学生との会話で忙しく話ができないように仕組んである。この状況にいくら我慢できるかを計測。結果、前者のグループは5分経ってから話を遮った。後者のグループは10分経っても話を遮ろうとしなかった。

小木ハム
2024/10/11 14:44

■情報や選択肢多すぎると第1感が働かない: P146_シーナ・アイアンガーの実験。カリフォルニア州メンロ・パークにある高級食料品店に珍しいジャムを色々試食できるコーナーを設け、選択肢の数がジャムの売れ行きを左右するか調べた。結果、選択肢が6種類の時は立ち寄った客の30%がジャムを買った。一方、24種類のときは立ち寄った客の3%しか買わなかった。選択肢が多すぎると、無意識の判断力が麻痺するのだ。瞬時の判断を邪魔したくなければ、情報を減らすことである。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

小木ハム
著者はマイケルポーターと並んで評価される権威。ビジネスだけでなく軍事戦略や宇宙開発、旧約聖書からの引用もあり幅が広い。悪い戦略は「願望を語る」「重大な問題から目を逸らす」「総花的」結果何も手につかずに終わる。良い戦略には確固とした論理構造、カーネル(=核…診断・基本方針・行動で構成される)があり「手の届く目標を掲げ・そこに集中してリソースを注ぐ」。何となくふわっとイイ言葉をスローガンに掲げたり、目標数字だけ作って戦略を立てた気になるのはありがちなこと。身に積まされる思い。
小木ハム
2024/10/22 16:48

■閾値効果:P142_あるレベル(閾値)まではほとんど効果が現れないが、そのレベルを超えれば一気に大きな変化が現れることを指す。たとえば広告には閾値効果があると考えられる。ほんの少しだけ広告を出してもほとんど効果はなく、閾値を超えて初めて反応が現れるのがふつうである。このことから、まんべんなく長期にわたって広告を出すよりも、短期間に集中豪雨的に出す方が効果があると考えられる。新製品を出すときも地域ごとに小出しに広告を打つよりも、爆発的に売れそうな地域に広告を集中する方が効果的ということになる。

小木ハム
2024/10/22 16:53

■お馴染みの企業も出てくる:トヨタ自動車…燃費の悪いSUVが大ブームだった頃将来エネルギー事情が逼迫することを見越してハイブリッド車の開発に10億ドル投じる/セブン&アイ…多様性を好み新しい物好きだった日本人にあわせ毎年70%の商品を入れ替え(中国では清潔さ、礼儀正しさ、弁当のおいしさが好評を呼ぶ)/IKEA…組み立て家具販売。店員少なく、カタログ充実。組み立て前の家具はコンパクトで運送費、保管料も少なく済む。デザインは自前、製造だけ外注。一つか二つマネをしてもコストがかかるだけで、他社は対抗できない。

が「ナイス!」と言っています。
小木ハム
以前、将棋の羽生善治先生の『直感力』という本を読んだ。そこには『バラバラのパズルのピースを見ただけで完成画がぼんやり見えるような感じ』といったことが書かれていたと思う。本書では『輪切り』と表現されているが同じ意味だろう。一気に結論に達する脳の動きを「適応性無意識」と言うそうだが、これにはステレオタイプが含まれることも多いため「常に正しい」わけじゃない。直感、第1感とは経験値を元にした無意識に働くアルゴリズムなのだと思う。だから、経験0で畑違いの初心者がくだす直感はただの運まかせ。あてにしてはいけない。
小木ハム
2024/10/11 14:43

■プライミング実験:P60_大学生を2グループに分けテストを渡す。片方には「強引、大胆、無礼、困らせる、妨げる、邪魔する、侵害する」といった単語。もう片方には「尊敬する、思いやり、感謝する、我慢強く、従う、丁寧、礼儀正しい」といった単語が並ぶ。テスト後、次の担当者のところへ行って指示を受ける。ところが担当者は別の学生との会話で忙しく話ができないように仕組んである。この状況にいくら我慢できるかを計測。結果、前者のグループは5分経ってから話を遮った。後者のグループは10分経っても話を遮ろうとしなかった。

小木ハム
2024/10/11 14:44

■情報や選択肢多すぎると第1感が働かない: P146_シーナ・アイアンガーの実験。カリフォルニア州メンロ・パークにある高級食料品店に珍しいジャムを色々試食できるコーナーを設け、選択肢の数がジャムの売れ行きを左右するか調べた。結果、選択肢が6種類の時は立ち寄った客の30%がジャムを買った。一方、24種類のときは立ち寄った客の3%しか買わなかった。選択肢が多すぎると、無意識の判断力が麻痺するのだ。瞬時の判断を邪魔したくなければ、情報を減らすことである。

が「ナイス!」と言っています。
小木ハム
バントの神様の本はこれで4冊目。前著よりさらに細かな技術に触れており「ここまで教えちゃっていいの?」という感じであるが現在は指導する側だからいいのかもしれない。書かれている場面を一つひとつイメージしながら読んだのでめちゃくちゃ時間がかかった。強いチームはカバーリング(ベースを埋める)やバックアップ(野手の後ろに入って悪送球にそなえる)サインプレー(バントシフト、牽制)等の細かな技術が洗練されている。これは野球に限らず企業組織や家庭ひとつとっても通じること。特にカットマンとトレーラーの関係は参考になった。
小木ハム
2024/10/02 11:36

■走り込みはなぜ大事か: P12_当時は今のような科学的なトレーニングは少なく「とにかく走れ」の時代。「走ることに意味があるのか」「走るだけでは下半身は作られない」という懐疑的な考えが増えてきているが、不必要だと思ったことは一度もない。練習を乗り切る体力、精神的なタフさは走ることによって培われていくと思う。パワーもなくスピードもない自分が、もし長距離走でも遅れをとっていたら精神的にかなり落ち込んでいたはずだ。何か一つでも周りよりも優れた能力を持っていたことは、プロ入り間もない私にとって大きな支えとなった

小木ハム
2024/10/02 11:43

■二遊間の連携: P91_長打コースの場合、セカンドとショートはセットになって動く。右中間を抜けた三塁打コースでは9→4→(6)→5のラインを作り、走者一塁から右中間の長打でバックホームをするときは9→4→(6)→(3)→2となる。左中間を抜けた場合はショートが先に入り、セカンドが後ろに回る。プロ野球界では、外野手に近い内野手をカットマン、後ろに入る内野手をトレーラーと呼ぶ。重要なのはこのトレーラーの存在。右中間、左中間を抜けたときにはトレーラーを置く。この連携を徹底してほしい

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/11(3059日経過)
記録初日
2013/04/02(4255日経過)
読んだ本
837冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
236445ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
805件(投稿率96.2%)
本棚
9棚
外部サイト
自己紹介

吃音×不登校×野球が題材の漫画
【2番セカンド】を描いています。
https://www.comicnettai.com/book/2

ジャンルを限らずたくさん読んで引き出しを増やしたいです。
ハッとした視点、感銘を受けた文章、読んで思いついたことをコメントで追記します。漫画は教養系のみカウント。
■→本文からの引用
▼→所感



◼️◼️◼️◼️ 以下 備忘録 ◼️◼️◼️◼️

・陰徳陽報、縁の下の力持ち。急がば回れ、大器晩成。

・陰口<陽口(ひなたぐち)。人脈<ご縁。損得<好奇心。

・人間は、基本的には自然体が一番いい。しかし『そうでありたい』という願いが成熟へと導く。

・一元論で考えない。

・二元論、二分法でもなるべく考えない。

・中庸。中立。ニュートラルポジション。グラデーション。陰陽。

・偏重回避。雑食。

・盾の両面新旧東西南北360度から見よ。

・無色透明どんな色にも染まるし染まらない。

・夢をかなえるゾウ『ひとつの仕事しか知らないのは、醤油ラーメンの味しか知らないのと同じ。世の中にはとんこつラーメンや味噌ラーメンもあるんやで!醤油とんこつ、いうのもあるんや!』

・イチロー『遠回りすることでしか、本当の自分には出会えないと思います。どこからが成功でそうじゃないのかってのはわからない。だから成功という言葉が僕は嫌い』

・人は易きに流れ学問に王道はなく、捨てる神があれば拾う神があり、遠回りは一周回って近道になる。

・ジョージオーウェル『自由というのは何を置いても、みんなの聞きたくないことを語る権利ということなのだ。自由を恐れているのはリベラル派(自由主義)なのであり、知性に泥を投げつけているのは知識人だ』

・商売と屏風は広げすぎると倒れるといいます。枝を伸ばしすぎると幹が折れる。

・中村哲医師『お金があれば幸せになれるという迷信、武力で平和は守れるという迷信に惑わされないでほしい。本当に人間にとって大切なものは何なのか、大切でないものは何なのかを考えてほしい』


◼️◼️◼️◼️ 特に好きな本&学んだこと ◼️◼️◼️◼️

・思いがけず利他
⇒「利他」は偶然に、自己を超えた「他力」の働きによって、オートマ的に、受け手が起動させるもの

・普通がいいという病
⇒『こうあるべき』は身を滅ぼす

・偶然のチカラ
⇒なるようになる。そういう人々につねに偶然は微笑みかける。

・旅のラゴス
⇒旅をするように生きる。旅をするように読書する。

・モモ
⇒効率的なことは、一周まわって非効率的。

・木のいのち木のこころ
⇒癖の強さは生命の強さ。

・コンビニ人間
⇒普通って何??

・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
⇒ヒトは、無生物をも思い遣り、可愛がることができる。

・ファウスト
⇒明日を見つめ、細やかに、忙しなく日々を送るなかにこそ美しさがある。

・サピエンス全史
⇒実体のないもの、虚構に、人生を振り回されないようにしよう。

・嫌われる勇気
⇒『いま、ここ』を生きる
❌可哀想なわたし
⭕自分はこの共同体に何を貢献できるか?



◼️◼️◼️◼️ 節目の本 ◼️◼️◼️◼️

800冊目:思いがけず利他
777冊目:点・線・面
700冊目:ブッダ(手塚治虫)
600冊目:かがみの弧城
500冊目:影響力の武器(第二版)
400冊目:創作の極意と掟
300冊目:一九八四年
200冊目:最後の喫煙者
100冊目:依存症ビジネス
1冊目:アルジャーノンに花束を



◼️◼️◼️◼️ 不確実性 / 確実性 ◼️◼️◼️◼️

陰―――――――――――――――――陽
累積戦略―――――――――――順次戦略
習慣―――――――――――――イメージ
手当たり次第―――――――――目標集中
目に見えない――――――――目に見える
自然―――――――――――――――科学
非正規戦――――――――――――正規戦
心――――――――――――――――行動
東洋式―――――――――――――西洋式
予想できない――――――――予想できる
ソフト―――――――――――――ハード
複雑―――――――――――――シンプル
右脳―――――――――――――――左脳
非線形(ノンリニア)―――――線形(リニア)
※「世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう 奥山真司」より

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