画一的と見なされがちなチェーンストアでも、ことドンキに至っては、地域性や歴史性(居抜き物件の利用による名残り)が見られるところに、ドンキの面白味があるといったところだろうか。ちなみに、本書の標題に関して、私の近隣(京都市内)にあるドンキを探訪してみたのだが、店頭にはペンギンはいなかった…。これも地域性なのだろう。実際のドンキの印象は、著者のいうように「祭感」があり、マイルドヤンキーが多かった(笑)
ドンキにはなぜペンギンがいるのか (集英社新書) >> 谷頭和希『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』を読んで、普段は行かないドン・キホーテへ行って来ました。なるほど、確かに店内は「祭感」で演出されており、マイルドヤンキーたちがいっぱいなお店でした。面白いおにぎりを買いました(笑)
ドンキとスーパーと対比した考察に関しては、必要な物を効率的に選びたいスーパーと、敢えて複雑・非効率的な配置にすることにより、思わぬ商品との出会いを目的としている点がドンキの特徴(ヴィレッジ・ヴァンガードも同様)。これはこれで、雑貨屋としては「合理的」なやり方なんだと思うのだが、都市論の文献まで引用して述べているので、そんな当たり前のことを本気で言わなくても…。ネットで調べると、現在、ドンキホーテは国内に634店舗もあり、チェーンストアであることに疑いはない。(→続く)
画一的と見なされがちなチェーンストアでも、ことドンキに至っては、地域性や歴史性(居抜き物件の利用による名残り)が見られるところに、ドンキの面白味があるといったところだろうか。ちなみに、本書の標題に関して、私の近隣(京都市内)にあるドンキを探訪してみたのだが、店頭にはペンギンはいなかった…。これも地域性なのだろう。実際のドンキの印象は、著者のいうように「祭感」があり、マイルドヤンキーが多かった(笑)
経済学部卒業。
環境問題に社会科学全般からアプローチをしようと模索中。
キーワード: 環境被害 社会的費用 違法労働 コミュニティ
https://note.com/n_books
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ドンキとスーパーと対比した考察に関しては、必要な物を効率的に選びたいスーパーと、敢えて複雑・非効率的な配置にすることにより、思わぬ商品との出会いを目的としている点がドンキの特徴(ヴィレッジ・ヴァンガードも同様)。これはこれで、雑貨屋としては「合理的」なやり方なんだと思うのだが、都市論の文献まで引用して述べているので、そんな当たり前のことを本気で言わなくても…。ネットで調べると、現在、ドンキホーテは国内に634店舗もあり、チェーンストアであることに疑いはない。(→続く)