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2024年3月の読書メーターまとめ

ゆきりんご
読んだ本
8
読んだページ
2801ページ
感想・レビュー
8
ナイス
360ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆきりんご
ネタバレ劣悪な環境で働く非正規工員4人。ある出来事から、この劣悪な環境改善のため、日本の労働者の歴史、世界の状況を学び知識を蓄え、働くものの権利のため、動きだすが…。労働法制が改正されても、それを自分たちの都合のいいように利用し、労働者を使い捨てにしてきた企業側。非正規労働者が4割だという現状に驚く。途轍もなく大きな壁にぶち当たっていく4人から目が離せなかったし、応援せずにはいられなかった。労働者、企業側だけでなく、いろいろな立場からも描かれていて、それぞれの心中の動きも興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

ゆきりんご
コロナ禍で暮らしに影響を受けた人たちの6編。どの話も、どこに転がっていくのかわからない面白さがあり切れ味抜群で、短編の楽しさを堪能できた。前半、ゾワゾワ、ゾクゾクする話が続き、このままいくのかと思っていたら、後味の悪くない話もあって、どれもストーリー展開に気持ちよく振り回され、楽しんだ。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
どこまでが本当のことでどこからが創作なのだろう?虚実のとり混ぜ方が絶妙。ほとんど創作だとしても、奇妙な人たちとの交流や、自分のことを振り返っての冷静な分析など、著者の頭の中を覗きみているようで、とても楽しかった。著者の本は『君のクイズ』に続いて2作目だけど、どちらもすごく知的。そういうところも好み。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
ネタバレ親しい男女7人と管理人が集った孤島の海上コテージで、連続して起きる殺人事件。それも奇怪なしるしを残しての。訳ありの樋藤の仲間たちへの揺れる思いも描かれ、怪しいと思っていた人がやっぱりそうだったのか、からの3年後、またもや事件が…。最初の事件は、動機がまだ納得できたのだけれど、3年後の事件は、気持ちはわかるけどそこまでするかなぁと。でも、読みやすいし、先が気になって一気に読ませるものがあったしで、概ね楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
『水沫隠れの日々』依頼された仕事を完了、それがどんな事態を招くのか…。『新春のラビリンス』解体直前の廃ビルの警備。その後巻き込まれる騒動。『逃げだした時刻表』ミステリフェアのために借りた時刻表の盗難。その時刻表をめぐるコレクター同士のいざこざ。笑ってしまうようなオチもいい。『不穏な眠り』ご近所の知人の依頼で人探しをするが、訪ねた先々で散々な目に。人間関係が複雑。ニュータウンの行く末がリアル。タフな葉村だけど、年齢を意識することも。毎度とんでもない目に遭う葉村だけど、有能でキッチリ仕事をこなすのはさすが。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
ネタバレ『名探偵のままでいて』の続編。レビー小体型認知症を患う祖父が、孫娘・楓の話から導き出す推理は前作同様冴えているが、病状が良くなることは望めずで、祖父を思う楓の思いがこもったタイトルが沁みる。新たな人物が登場、殺人事件も起き、推理の幅が広がったようにも感じた。最近ヒッチコックの映画を何作か観たので、話の内容についていけたことで楽しめたところもあったのだろうな。こじつけすぎると思うところもあったけど、こだわる人は徹底的にこだわるのかなとも思うし。楓の思い人はどっちなのか、気になるところ。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
ネタバレ劣悪な環境で働く非正規工員4人。ある出来事から、この劣悪な環境改善のため、日本の労働者の歴史、世界の状況を学び知識を蓄え、働くものの権利のため、動きだすが…。労働法制が改正されても、それを自分たちの都合のいいように利用し、労働者を使い捨てにしてきた企業側。非正規労働者が4割だという現状に驚く。途轍もなく大きな壁にぶち当たっていく4人から目が離せなかったし、応援せずにはいられなかった。労働者、企業側だけでなく、いろいろな立場からも描かれていて、それぞれの心中の動きも興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
ネタバレ函館にある医療刑務所分院を舞台にしたシリーズ2作目。矯正医官として働く由衣は、リスクをたくさん抱える出産が近い妊婦の担当になるが…。今作は、他にも身体の不調、精神的に不安定な女性受刑者たちに苦慮しながらも奮闘する医官たちの姿が描かれる。それに加え、連続して亡くなった受刑者の謎、それぞれの母と子の形や葛藤、苦悩など話がふくらむ。由衣が作中で何度も触れているけど、誰でも選んだ結果によって、とんでもない事態を引き起こすことがあるんだなと思う。そして、その境目はどこにでもあるんだろうなとも。
が「ナイス!」と言っています。
ゆきりんご
40歳を目前に離婚したまりえ。納得のいかない理由で夫から言い出された離婚だったけれど、ひとりで暮らし始めると、その暮らしを思いがけず快適に感じる。まりえはある程度の収入があり自立していて余裕があるからというのもあるのだろう。それでもこれからのことや結婚や恋愛の問題に直面する。揺れ動くまりえの心情が細やかに描かれ、すごく共感できるところもあったし、それを少し離れたところから眺めているように感じるところもあった。まりえの恋愛がうまくいくといいなと見守るような気持ちで読んでいた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/21(2807日経過)
記録初日
2016/06/29(2860日経過)
読んだ本
1052冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
324664ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
490件(投稿率46.6%)
本棚
125棚
性別
自己紹介

🌸ラジオが好き🌸
radiko、podcast、楽しんで聴いています。

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