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2025年11月の読書メーターまとめ

かわせみ
読んだ本
4
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976ページ
感想・レビュー
4
ナイス
124ナイス
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2025年11月に読んだ本
4

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かわせみ
 世界史やグローバリゼーションに興味が持てない人にこそ、読んでほしい一冊です。 なぜなら本書は、砂糖という身近な調味料をつうじて、わたしたちの消費行動が、空間と時を超えてつながっていることを実感させてくれるからです。 三角貿易と奴隷制度にもとづく、プランテーションから送られた砂糖を、「ステイタスシンボル」として嗜んでいた17世紀のイギリス。しかし、産業革命を経て、労働者の「カロリー」に変わってしまったことは、まさに皮肉。 「モノをつうじて歴史をみること」の意義を学べる名著です。 良い読書になりました。
かわせみ
2025/11/26 20:03

詳しいレビューはnoteに書きました。 https://note.com/kawasemi_book/n/n1a260853b061 こちらも併せてお読みいただけたら、大変うれしいです。

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
4

かわせみ
 約30種の生き物の意外な生態を解説し、彼らが迎える最期に焦点をあわせています。そこで提示されるのは、わが子のために命を捧げる自己犠牲や、人間社会に阻まれる理不尽な運命といった、多様な「死にざま」です。真摯に生を全うする彼らの姿をみて、「彼らのように真剣に生きているか」と、何度も問われているかのようでした。 特にハサミムシの母の驚きの行動には、思わず涙腺が緩んでしまいました。 生き方に迷い、悩んでいる人にこそ読んで欲しい本です。きっと自己の「生きざま」を見つめ直すきっかけを与えてくれるはずです。
かわせみ
2025/11/30 08:35

詳しいレビューは、noteに書きました。 https://note.com/kawasemi_book/n/n2f67f2461d10 こちらもお読みいただけますと、大変うれしいです。

が「ナイス!」と言っています。
かわせみ
 世界史やグローバリゼーションに興味が持てない人にこそ、読んでほしい一冊です。 なぜなら本書は、砂糖という身近な調味料をつうじて、わたしたちの消費行動が、空間と時を超えてつながっていることを実感させてくれるからです。 三角貿易と奴隷制度にもとづく、プランテーションから送られた砂糖を、「ステイタスシンボル」として嗜んでいた17世紀のイギリス。しかし、産業革命を経て、労働者の「カロリー」に変わってしまったことは、まさに皮肉。 「モノをつうじて歴史をみること」の意義を学べる名著です。 良い読書になりました。
かわせみ
2025/11/26 20:03

詳しいレビューはnoteに書きました。 https://note.com/kawasemi_book/n/n1a260853b061 こちらも併せてお読みいただけたら、大変うれしいです。

が「ナイス!」と言っています。
かわせみ
 人生や社会に倦んだとき、心に刺さる作品です。消えたい、死にたい、死んではならない、どうでもいい――そうした心理の移ろいが丁寧に表現されています。ポン引きや坑夫の実態が描かれる点も、当時の社会を記録するルポルタージュ的価値を含んでいるといえるでしょう。銅山への道中、坑夫たちからの嘲弄、安さんとの邂逅など、印象的な場面は多くありますが、作品の本質は、人間存在の「纏まりのなさ」への言及だと感じました。特に健康診断後、タンポポの美しさが失われる場面は、「生きることの曖昧さ」そのものを象徴しているように思います。
が「ナイス!」と言っています。
かわせみ
 上杉謙信の「義」のイメージを覆す一冊です。 彼が繰り返しおこなった「越山」(関東出兵)を解き明かすため、上杉家・長尾家の前史や享徳・長享の乱など15世紀関東の動乱史まで詳述されています。後北条氏に加え、里見氏・太田氏・佐竹氏ら関東諸将の動向も仔細に網羅。個人的に興味のあった本庄繁長ら阿賀北衆の解説が充実しているのも嬉しい点です。 史料に基づく「リアル」な謙信像は、「義将」とは程遠いものでした。杜撰な関東戦略と相まって、「普通の戦国大名」という著者の評価は、説得力に満ちています。 面白い本でした。
かわせみ
2025/11/06 17:04

 「武田信玄でも北条氏康でも、地形が判らないと場合は上手くいかないだろうが、俺はそうではない、佐藤が地形の様子をありのままに述べていれば、工夫のしようもあったのに」。 信長の野望などのイメージとは違い、かなり器が小さいですよね…。

かわせみ
2025/11/06 21:16

※訂正 ×「地形が判らないと場合は」 〇「地形が判らない場合は」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/30(3392日経過)
記録初日
2016/07/17(3436日経過)
読んだ本
440冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
135180ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
362件(投稿率82.3%)
本棚
2棚
血液型
B型
職業
サービス業
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/kawasemi_book
自己紹介

はじめまして、かわせみと申します。2016年の秋から読書メーターを利用しています。読書を通じて得られる新しい発見や感動を分かち合えれば、と思っています。

【レビューについて】
読書メーターには、読んだ本の要約やその時の気づきを簡潔に投稿しています。
より詳しい考察や書評は、noteにまとめてあります。

【読書傾向 影響を受けた本】
主に小説や新書を読んでいますが、特に惹かれるのは以下の分野です。

・文学
ジャンル問わず様々な物語に触れるのが好きです。

悩んだ時に救われた夏目漱石の『行人』は特別な一冊で、漱石作品には強い愛着を感じています。

また、釣り好きが高じて、開高健さんを敬愛しています。

最近は、月に一冊以上本屋大賞受賞作を読む挑戦をしています。おすすめの作品がありましたら教えてくださいね。

・歴史
日本史、世界史を幅広く読みます。

中学生の頃に読んだ司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』がきっかけで、歴史への興味に拍車がかかりました。高校生の頃には、歴史小説家になりたいと夢見た時期もありましたね…

最近は、戦国時代の通説を覆す新説本に夢中です。もしおすすめがあれば、ぜひ教えてください。

・哲学
老子、荘子、プラトン、デカルト、ヒュームなど、賢人たちの思索から、生きるヒントを。

・地学と生物学
自然や生き物が織りなす世界の神秘に、いつもワクワクさせられます。

【読書以外の楽しみ】
自然が大好きで、釣りやバードウォッチングにも情熱を注いでいます。静かに本を読む時間と、自然の中でゆったりと過ごす時間は、どこか似ているような気がして、どちらも私の大切な時間です。

読書メーターでは、つぶやきとして、そんな活動報告を写真と一緒に投稿することもあります。

【穏やかに交流しましょう】
思わぬ角度からの視点を含むレビューには、感銘と感謝の気持ちを込めてナイスやコメントをしています。

読書を通じて、楽しく穏やかに交流したいと願っています。

ナイスやコメントをいただけると励みになります。

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