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アンソニー・ホロヴィッツ(6)梨×株式会社闇(1)澤村 伊智,芦花 公園,平山 夢明,雨穴,五味 弘文,瀬名 秀明,田中 俊行,梨(1)北沢 陶(1)アンソニー・ホロヴィッツ,山田 蘭(1)(1)雨穴(1)芦花公園(1)背筋(1)水生大海(1)40%アンソニー・ホロヴィ…6%梨×株式会社闇6%澤村 伊智,芦花 公…6%北沢 陶6%アンソニー・ホロヴィ…6%6%雨穴6%芦花公園6%背筋6%水生大海著者グラフ上位10名
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_Stroszek
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ネタバレ2019年9月10日第1刷。原題"Rosy & John"(2013年、ジルベール・ベコーが1964年に発表した同名曲から)。カミーユ警部物の時系列上では『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』の間に入る。パリで爆破事件が起こり、犯人ジャンが出頭して爆弾は7つ仕掛けたと証言する。彼の望みは服役中の母ロージーを釈放し、ともにオーストラリアへ逃亡することだった。交渉相手に指名されたカミーユが彼の動機に迫る。短いが、それだけ犯人の哀切極まる人生が浮き彫りにされる。ルメートルは母の邪悪さを描くことが多い。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ2019年3月20日初版第1刷12月15日5刷。単行本は2015年4月光文社刊。アパレル店員として働く朱里は、小学生の頃に遭遇した同じ事件の被害者としてトラウマを共有する典子に、婚約を報告される。しかしその一ヶ月後、典子が何者かに殺害される。幼い頃に事件被害者となった人間が成人してから殺害されるという展開が救いがなさすぎるし、現在の事件の真犯人のヒントが終盤までまったく開示されないため、推理小説としてはあまりフェアな記述の仕方とは言えない。過去の事件も現在の事件も、加害者の自己中心性に怖気を覚える。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ2014年12月10日初版。原題"Comment j'ai vide la maison de mes parents"(2004)。フロイト研究で知られる精神分析学者が、母親の死後、実家を片付けながら考えたことを語る。「フランスでは本書は「人には語れない感情を語る本」とされ、ベストセラーになった」(折り返し部分参照)らしい。両親ともにアウシュヴィッツ生存者であったが、著者にはその体験の最も酷い部分は決して語られなかったという。実家の片付けノウハウ本かと思ったらアドルノ的「語り得ないもの」の話だった。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ平成29年3月1日初版30年1月25日14刷。平成26年8月に新潮社から刊行された単行本の文庫化。著者の長江俊和(『放送禁止』シリーズを手がける)がライター・若橋呉成の「カミュの刺客」という未出版の原稿を手にするところから始まる。それは数年前に有名ドキュメンタリー作家と心中して自分だけ生き残った秘書の女性・新藤七緒へのインタビュー記事だった。なぜ彼女だけ生き残ったのかを中心に物語は展開する。「信頼できない語り手」のタイプとしては、誤報を与える語り手(劇的効果やテーマ効果のために読者を意図的に誤解させる)。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ令和4年2月25日初版。角川ホラー文庫のための書き下ろし。絶世の美青年塾講師がストーカー被害に遭うが、人間だけではなく怪異が関わっていた。おそらくは意図的なものであろうが、怪異の正体は物語のごく早い段階で判明する。最後に人怖であることが判明する(現実社会の恐怖が怪異を上回る)イヤミス。歪んだ母親が子供に及ぼす影響を余すところなく描くオカルト小説。「信頼できない語り手」方式を採用しており、ナイーブな語り手(出来事を正確に解釈するための経験や理解が不足しており、認識と現実の間にギャップが生じる)に類別できる。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ2022年10月23日第1刷11月15日第5刷。2008年頃の個人ブログに掲載されていた絵を二人の大学生が解読している絵解きパートのみ、ウェブで先に読んでいた。続きが気になったので図書館で借りて読んだら、非常に面白かった。第三章「美術教師 最期の絵」における死亡推定時刻のパートは最も推理小説っぽいが、納得できない点も多々ある。母性は怪物にもなり得るという話運びは面白い。女性の児童心理学者が目の前の子どもの怪物性を読み解き損ったことをのちに続く悲劇の原因にしている点には、若干のミソジニーを感じないでもない。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ2022年8月7日初版第1刷。直接的なグロ描写自体はないため、あまり怖くはない。『イシナガキクエを探しています』を想起させる儀式めいた文体。霊障を召喚して読者を嫌な気分にさせてやろうという作者の強い意志を感じる。本を開けるとまずQRコードが印刷されており、そのページに限り複製・転載が許可されている(拡散推奨ということか)。「作中作的構造が多用」(7)され、すべて読むと読者に霊障の矛先が向かう綾織の全体像が視える建てつけ。同人誌やオカルト掲示板等、90〜00年代のホラー界隈の雰囲気が巧みに再現されている。
0255文字
_Stroszek
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ネタバレ2023年12月8日第1版第1刷。ホラー制作会社の株式会社、闇と、インターネットを中心に活動するホラー作家の梨が手がけた同名の展覧会の書籍化。梨が所蔵する「怪文書コレクション」、「物品としての怪文書」、品田遊によるコラム「怪文書とは何か」が主な内容。統合失調症を患う人が書いた被害妄想型の手紙のようなものが多い。疾患を見せ物にされているようで、後味が悪い。1990年代の鬼畜系サブカルが悪趣味なものとして楽しんでいたものを、令和の時代に全方向に配慮して集金するには、このような形態を取ることになるのか。
0255文字

読んだ本
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プロフィール

登録日
2010/08/10(5347日経過)
記録初日
2010/08/12(5345日経過)
読んだ本
637冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
152553ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
622件(投稿率97.6%)
本棚
46棚
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