本屋大賞と聞いてもなんとなく避けていたのだけれど、手に取ったら引き込まれてしまった。成瀬はちょっと変わっているが、目標を決めてブレずに突き進み、ちゃんと結果も出していっているのがすごい。この強さ、そして誠実なのが魅力的。それと読むうちに私の西武愛がむくむくと膨れ上がってきて胸熱に。西武池袋店どうなるのだろう。無くならずにいて欲しい。何事にも怯まず動揺しない成瀬が最終章でこんなにも狼狽えるとは。島崎もとても良い存在、この先もずっと親友だね。成瀬のように興味のある事は躊躇せず実行するのは後悔しない良い生き方。

本屋大賞と聞いてもなんとなく避けていたのだけれど、手に取ったら引き込まれてしまった。成瀬はちょっと変わっているが、目標を決めてブレずに突き進み、ちゃんと結果も出していっているのがすごい。この強さ、そして誠実なのが魅力的。それと読むうちに私の西武愛がむくむくと膨れ上がってきて胸熱に。西武池袋店どうなるのだろう。無くならずにいて欲しい。何事にも怯まず動揺しない成瀬が最終章でこんなにも狼狽えるとは。島崎もとても良い存在、この先もずっと親友だね。成瀬のように興味のある事は躊躇せず実行するのは後悔しない良い生き方。

呪文のようなタイトルは備後弁(広島の皆さんごめんなさい)。ハブテトルはすねている、むくれているという意味でハブテトランはその否定形。訳あって不登校だった小5の大輔は二学期だけ祖父母のいる広島の学校に転校する事に。迎えに来られなくなった祖父母の代わりに現れたのは強面のおじいさん「でゃーすけ、いうんは、おみゃーか？」(大輔と言うのはお前か)。方言と豪快さがまるでドラマ「新宿野戦病院」みたい（笑）優しい祖父母、友だちとの交流、お祭り、今治への自転車小冒険。爽やかな成長物語。やっぱり中島京子さん、良いです。