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2025年11月の読書メーターまとめ

zeeen
読んだ本
9
読んだページ
2250ページ
感想・レビュー
9
ナイス
111ナイス
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2025年11月に読んだ本
9

2025年11月のお気に入られ登録
1

  • 轟直人

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

zeeen
私は「死に値する罪はある」と思うが、主人公の「人間とその人間の命は別」という言葉にはどきっとさせられた。また彼の恩師が語る「命の奇跡」には頷くしかないし、死刑は世相や年齢によって線引きが曖昧になるのもたしかだろう。だとしたら死は人間が決めることができる範疇を超えているものかもしれない。けど、それでも、子供たちが犠牲の凄惨な事件を知ると犯人は無条件で死刑でいいと思ってしまう。終始陰鬱な雰囲気だが色々と考えさせられる作品だった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
9

zeeen
綺麗に舗装された真っ直ぐで平らな道を歩いているのになぜか躓き転びそうになる。躓いた所を見てみても何もない。足が僅かに歩調リズムを間違えたのか、道の表面に目視では分からないぐらい小さな凹凸がありつま先を取られたのか。本作品で語られる話にはそんな躓きのような印象が残った。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
再読。主人公ハツのクラスメイトや大人に対する斜に構えた考え方と過剰な自意識、にな川の周りがまったく見えていないファッションモデルへのオタク志向、どちらも思春期の痛々しさに溢れている。またハツがにな川に抱くいじめたい、蹴りたいという思いも恋愛とは少し異なるいびつな異性への意識なのか、これもまたthe思春期。素直になれ笑
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
再。国際的には共産主義(国)との対峙、国内は安保闘争や学生運動と当時の混沌とした社会情勢の中で著者の切れ味が冴える。日本への愛は国粋主義のような偏りも感じるが、命より大切なものを問い、未来でなくこの今を生きろと語る三島は熱く、惹きつけられる。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
表題作は老人で生まれ次第に若返る男の物語。時に逆らい赤ん坊に戻っても最期は思い出が走馬灯のように流れるシーンが印象的。「異邦人」は旅をする夫婦が享楽的な暮らしから抜け出せず俗な世間に飲まれ続ける。深い虚しさが残る。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
私は「死に値する罪はある」と思うが、主人公の「人間とその人間の命は別」という言葉にはどきっとさせられた。また彼の恩師が語る「命の奇跡」には頷くしかないし、死刑は世相や年齢によって線引きが曖昧になるのもたしかだろう。だとしたら死は人間が決めることができる範疇を超えているものかもしれない。けど、それでも、子供たちが犠牲の凄惨な事件を知ると犯人は無条件で死刑でいいと思ってしまう。終始陰鬱な雰囲気だが色々と考えさせられる作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
再読。嫌な大人の世界に飛び込み敗れた熱血青年譚と言ってしまえば身も蓋もないが、自分がその大人の世界でそれなりに過ごせてしまっているからこそ、坊っちゃんの青さと真っ直ぐさに尊いものを感じる。そして何より清との関係が良く、何度も読んでもラストはじんとする。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
再読。10年ぐらい前の本だが、内容は今でも十分に通用する。「素読」「古典再読」「自分の口ぐせやよく使うワード、すごい・やばいなどの安易な言葉をNGにして代わりの語彙を考えて会話をする」あたりを実践していこうと思った。あらためて日本語の奥の深さを実感。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
どの作品にも普段は表に出ない(出さない)心の奥に潜む感情が刺激される。それは欲望であったり、嫉妬であったり、寂しさであったり。あるいはみんなの本音が分かっているけど、その場の雰囲気や目配せに勘付いて空気を読んでうまく振る舞うときの感情とか。ただ読後感はじめじめせず、むしろ軽やか。
が「ナイス!」と言っています。
zeeen
「燈籠」や「きりぎりす」に登場する男に振り回される報われない女性や、卑屈で妬み深い芸術家・作家の中年男を描かせるとやはり太宰の右に出る者はいないと思う。また「黄金風景」のような人生の敗北感や恥の物語もさすが。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/12/09(3303日経過)
記録初日
2016/02/07(3609日経過)
読んだ本
893冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
255298ページ(1日平均70ページ)
感想・レビュー
835件(投稿率93.5%)
本棚
0棚
自己紹介

本と珈琲で人生なかなか豊か。

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