9月は和田誠、くどうれいん、ドミニク・チェン、山下賢二、中島らも、の5冊(山下氏以外は初読み)。どれもしびれるものばかり。敢えて1つあげるなら、くどうれいんとの邂逅か。/そんな先月は芥川賞作家のやってるお店にも行けた(写真)。その作家とは、玄月さんである。2023年9月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/9
贈り物だと感じた。/支配(rule)と定規(ruler)、コンピュータリテラシーを身につけること、母語の育成と概念の形成が人工知能へと繋がること、数学の領域を遥かに越えた論考など、興味深い話ばかりだった。/規範に対しての英知と偏見の線引に悩みつつ、教室に閉じ込める学校教育の是非を問う著書は、最先端を切り拓く偉大な英雄になるのではなく、いまいる場所で誰しもが既に英雄なのだと気づける世界をつくりたい、という。そんな著書の今後に、同世代の子を持つ親としても、目が離せない。
2023年7月発行、9月末現在で既に6刷。/ライターの役割を録音機と拡声器になぞらえ、彼らをフリーランスではなく組織として育て後世へと繋ぐ。そんな想いで著書が設立したのは batons という会社。/先日読了した近藤氏の『三行で撃つ』と重なる部分がとても多かったのは、文章を書くことが何たるか、考えが近しいからに違いない。
興奮に出血が伴いそうになりながらの読了。各種古典からの引用も多数あり、先日読了した『百冊で耕す』の予兆を強く感じた。勢い余って『アロハで田植え、はじめました』すら読了した今更のレビュー。もはや近藤康太郎が止まらないでいる。
著者のいう読書の究極としては、読んだ本から抜き書きしたノートであり、それを携え暮らせば自分のことが深く分かり、生きていいのだという確信だけでなく、変わることに迷わない力をも持つことができるらしい(そのノートさえあれば、なんと百冊蔵書すら不要…、だとも)。/とにもかくにも読書の悦びに溢れていた。抜き書きにまでは及ばずとも、百冊棚はつくっていきたいと思えた。短文の応酬による筆致も独特で、もう次は『三行で撃つ』を読むしかない(というか、この順で読んで良かったかも)。
記録のために読書メーターを始めて約7年。
たくさんの本と出会うことができました。
そんな出会いのひとつ、宮下奈都 著「神さまたちの遊ぶ庭」を読み、
山村留学に憧れたのが2019/1月。
そして2022/4月から1年、鹿児島の離島で暮らしました。
(2023/4月に大阪へもどる)
時間があればとりあえず本屋へ向かいます。
本に呼ばれるというのは、本の声を聞き取れること。
いつも本はそっと話しかけてくれている。
最近そう思うようになりしました。
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※2024/1/2更新
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贈り物だと感じた。/支配(rule)と定規(ruler)、コンピュータリテラシーを身につけること、母語の育成と概念の形成が人工知能へと繋がること、数学の領域を遥かに越えた論考など、興味深い話ばかりだった。/規範に対しての英知と偏見の線引に悩みつつ、教室に閉じ込める学校教育の是非を問う著書は、最先端を切り拓く偉大な英雄になるのではなく、いまいる場所で誰しもが既に英雄なのだと気づける世界をつくりたい、という。そんな著書の今後に、同世代の子を持つ親としても、目が離せない。