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2024年4月の読書メーターまとめ

@nk
読んだ本
3
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760ページ
感想・レビュー
3
ナイス
342ナイス

2024年4月に読んだ本
3

2024年4月のお気に入り登録
2

  • Fumoh
  • oser(読書家ではありませんドクシャーです)

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

@nk
表題作『スティル・ライフ』と『ヤー・チャイカ』の2篇を収録。“静物画” という意味である表題作の冒頭によれば、星を見るなどして、自分の内と外にある各々の世界との間に連絡をつけ、呼応と調和をはかることが大事、とのこと。きっとこの発想は、“わたしはカモメ” という宇宙飛行士の言葉である2篇目と通底しているのだろう。/表題作は1987年下期の芥川賞を受賞。迷っている方を選んだ者、逃げる方を選んだ者。彼らの共に過ごした日々が、それこそ静かに、そして広大すぎるほどに描かれていた。読み終えた心地を言葉にできそうに⇒
冬将軍
2024/04/19 13:51

@nkさん、スポティファイのリンクをありがとうございます。最後の15分を噛り聞きしました。『スティル・ライフ』の朗読が聞けて良かったです。私の直近の人間関係の中にはASDの方がいないのでよくわからないのですが、対談の"こうちゃん"がASDなのてすね。でもお話しを聞いていて私も"こうちゃん"と同じように感じることが多いなぁと思いました。映画『Perfect Days』も観たいリストに加えました。いろいろ教えてくださってありがとうございました!

@nk
2024/04/19 19:58

冬将軍さん、こんばんは。そうなんです、当事者がそのように感じているということで、『Perfect Days』もしかり、のようなのです。ASDかどうかというのは、あくまでもASDとされたかどうかであり、その境界はどこまでも曖昧なんだと、ここ最近読んだ何冊かで考えさせられたのもあって、このスティル・ライフの世界を未知と感じない人にも、いろんな人がいるように思います。少なくとも著者である池澤夏樹は、2つの世界に連絡をつけるイメージが見えているんですよね、きっと。いつか再々読するときが、今から楽しみです(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

@nk

今もなお瑞々しい昭和の随筆と小説。久しぶりの宮下奈都と初めての凪良ゆう。先月はそんな4冊。強いて1つあげれば、やはり最も衝撃的だった『流浪の月』か。/因みに写真の本も読了済なのだが、思考が迷走中で未レビュー…。2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1229ページ ナイス数:285ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2024/3

今もなお瑞々しい昭和の随筆と小説。久しぶりの宮下奈都と初めての凪良ゆう。先月はそんな4冊。強いて1つあげれば、やはり最も衝撃的だった『流浪の月』か。/因みに写真の本も読了済なのだが、思考が迷走中で未レビュー…。2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1229ページ ナイス数:285ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2024/3
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2024年4月の感想・レビュー一覧
3

@nk
ANA機内誌連載シリーズ文庫版(08年10月〜10年8月が初出)の2作目。1作目と同様、小説とエッセイが半々。掲載先が同じというなかで、想像と現実を書く。小説も実生活の影響が大いにあったプロローグで触れられているけれど、実際の感覚がダイレクトに表現されているエッセイのほうが、がぜん伝わるものがあった。(だからこそ3作目からエッセイのみに…?)ブータンで、何かを選ぶということの贅沢さに改めて感じ入る。台湾で、言葉が分からない映画を見て感極まる。訪れた先の公園でぼんやりと過ごす。そんな吉田修一のように、⇒
@nk
2024/04/26 09:51

私もふらりと旅に出たい。/小説では、「女が階段を上る時」「恋人たちの食卓」「桜桃の味」の3篇がよかった。/シリーズ6作目が23年8月、そして完結版としての7作目が23年10月に出ているらしい。この未読2作が、とっても楽しみだ。

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@nk
表題作『スティル・ライフ』と『ヤー・チャイカ』の2篇を収録。“静物画” という意味である表題作の冒頭によれば、星を見るなどして、自分の内と外にある各々の世界との間に連絡をつけ、呼応と調和をはかることが大事、とのこと。きっとこの発想は、“わたしはカモメ” という宇宙飛行士の言葉である2篇目と通底しているのだろう。/表題作は1987年下期の芥川賞を受賞。迷っている方を選んだ者、逃げる方を選んだ者。彼らの共に過ごした日々が、それこそ静かに、そして広大すぎるほどに描かれていた。読み終えた心地を言葉にできそうに⇒
冬将軍
2024/04/19 13:51

@nkさん、スポティファイのリンクをありがとうございます。最後の15分を噛り聞きしました。『スティル・ライフ』の朗読が聞けて良かったです。私の直近の人間関係の中にはASDの方がいないのでよくわからないのですが、対談の"こうちゃん"がASDなのてすね。でもお話しを聞いていて私も"こうちゃん"と同じように感じることが多いなぁと思いました。映画『Perfect Days』も観たいリストに加えました。いろいろ教えてくださってありがとうございました!

@nk
2024/04/19 19:58

冬将軍さん、こんばんは。そうなんです、当事者がそのように感じているということで、『Perfect Days』もしかり、のようなのです。ASDかどうかというのは、あくまでもASDとされたかどうかであり、その境界はどこまでも曖昧なんだと、ここ最近読んだ何冊かで考えさせられたのもあって、このスティル・ライフの世界を未知と感じない人にも、いろんな人がいるように思います。少なくとも著者である池澤夏樹は、2つの世界に連絡をつけるイメージが見えているんですよね、きっと。いつか再々読するときが、今から楽しみです(笑)

が「ナイス!」と言っています。
@nk
例えば電車の中で、誰かに付き添われながら大声をあげて動き回る人を見かける。その車輌に3歳になった息子と私が居合わせる。息子が目を見張りながら私に「あの人はどうしたの?」と問いかけたとき、「 “障害者” という人たちがいてね」という説明から始めてしまっていたように思う。本書を読むまでは。/著者の兄は唐突に走り出していなくなる。その「しっそう」にまつわる出来事や出逢い、考察が綴られていた。コロナ禍が浮き彫りにしたもの。多様性は必ずしも受け入れるだけのものではないこと。そしてあらゆる事件や運動についてなど、⇒
@nk
2024/04/11 00:24

どこを読んでも一瞬にして雑音が遠のく感覚だった。/他者の沈黙を無意味だと捉えること。逆に意味を与えてしまうこと。これらはいずれも暴力になり得るのだと知らされたとき、本書を持つ手が凍りつくような錯覚があり、さらには後者の多くが善意によるということに、先日読み終えた『流浪の月』と重なり、しばらく天を見上げている自分がいた。/付箋を立てた大量の箇所を、折に触れ読み直したい。そのたびにきっと、また新しい気付きがあるはず。著者の託した想いを、しっかりと受け止めてゆきたい。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/05(2701日経過)
記録初日
2016/10/01(2828日経過)
読んだ本
387冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
107297ページ(1日平均37ページ)
感想・レビュー
378件(投稿率97.7%)
本棚
11棚
性別
年齢
43歳
職業
専門職
現住所
大阪府
外部サイト
自己紹介

記録のために読書メーターを始めて約7年。
たくさんの本と出会うことができました。
そんな出会いのひとつ、宮下奈都 著「神さまたちの遊ぶ庭」を読み、
山村留学に憧れたのが2019/1月。
そして2022/4月から1年、鹿児島の離島で暮らしました。
(2023/4月に大阪へもどる)

時間があればとりあえず本屋へ向かいます。
本に呼ばれるというのは、本の声を聞き取れること。
いつも本はそっと話しかけてくれている。
最近そう思うようになりしました。

登録やコメント等は、どうぞご自由に

2023Ranking
https://bookmeter.com/users/743009/bookcases/11979748
2022Ranking
https://bookmeter.com/users/743009/bookcases/11886358
2021Ranking
https://bookmeter.com/users/743009/bookcases/11777790
2020Ranking
https://bookmeter.com/users/743009/bookcases/11644941
2019Ranking
https://bookmeter.com/users/743009/bookcases/11505313
〜2018Ranking
https://bookmeter.com/users/743009/bookcases/11368401

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※2024/1/2更新

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