朝井リョウさん連続読み。すごく思う所が残る一冊で、大きな問いかけは“多様性社会”。特に刺さったのが大也が八重子に吐露した、多様な性を受け入れよう、ただし、ヤバいヤツは除く、ということ。聞いた事のない性的フェティシズムが作中にいくつか挙げられている。レイプやペドフィリアに代表される強制的なものや犯罪になるものは別として、誰に迷惑をかけることもない性的嗜好もたくさんあって、それが今の世界中の共通認識の中では倒錯的に受け取られている。でもこれはただ超マイノリティだからなだけなのではないのかな?と。

南北朝時代から明治維新までの人々の対立と権力の奪い合いはやはり山と海の対立によるものだった???歴史に名を残した者達は皆山の民族か海の民族か、もしくは見守る者、だったかもしれない???大河ドラマのようで好きでした

とにかく素晴らしいの一言に尽きる1冊。武士や忍びに女性達とどこを切り取ってもドラマティック戦国時代、なのに光の当たらなかった石垣職人!と鉄砲職人による矛vs盾の熱い熱い物語。何度涙したか分からない。王を守る字の匡介の成長ぶりや彼らの源斎さんへ尊敬の念を思い出すだけでジーンと胸が熱くなる。映画化、コミック化を強く強く希望!!

朝井リョウさん連続読み。すごく思う所が残る一冊で、大きな問いかけは“多様性社会”。特に刺さったのが大也が八重子に吐露した、多様な性を受け入れよう、ただし、ヤバいヤツは除く、ということ。聞いた事のない性的フェティシズムが作中にいくつか挙げられている。レイプやペドフィリアに代表される強制的なものや犯罪になるものは別として、誰に迷惑をかけることもない性的嗜好もたくさんあって、それが今の世界中の共通認識の中では倒錯的に受け取られている。でもこれはただ超マイノリティだからなだけなのではないのかな?と。