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2024年9月の読書メーターまとめ

Vanc
読んだ本
10
読んだページ
3432ページ
感想・レビュー
10
ナイス
923ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月のお気に入り登録
2

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  • DJ

2024年9月のお気に入られ登録
2

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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Vanc
ネタバレ☆4。読み友さんお薦め。爽やかな話かな思いきや、星と星座にまつわる短編集で、読み易い文体と内容のほろ苦さが心に響く。一番印象に残ったのは「湿りの海」の章。妻に理不尽に別れを切り出されたまま娘を想う男が、隣に引っ越してきたシングルマザーの女性との交わりがほぼ切ない。頼れる人がいない女性が子供を虐待しているかもしれないと気付くも、それを責めて良いのか迷うのは理解できるかな。でも切ないのは、一番の被害者は子供だよね。どうしても自分の子に被せて見てしまう男の切なさ、分かるなあ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

Vanc

いつもお世話になっております。先月読んだ本は読友さんお薦めの本ばかりでいずれも面白く充実した月でした。今月も宜しくお願いします。 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3457ページ ナイス数:1010ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/758179/summary/monthly/2024/8

Vanc
2024/09/03 17:38

CABINさん、いつもお世話になっております。温かいお言葉に励まされております。今月も宜しくお願いします。

Vanc
2024/09/03 17:40

ユカ様、毎度毎度お世話になります。五十嵐作品は期待以上に面白かったです。こういう本に出合うと嬉しくなりますね。今月も宜しくお願いします。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
10

Vanc
ネタバレ☆4。読み応えのあるミステリーだが、ヤヤ展開が冗長。戦後の混乱極めた日本を支配したGHQの無謀ぶりや、その秘密を引き継いだ警察機構に蔓延る、「人」を狩る秘密結社の物語。戦前の米国ではダーウィンの進化論を信じない人が大勢いて、日本人が自分達と種の起源が一緒であるはずがない、もっと劣等なサルから進化した生き物という学説は安易に受け入れられた歴史がある。占領中に進駐軍は日本国民を二千人以上殺害、三千人以上に障害を負わせ、強姦被害者は七十六万人強という報告もある。特に神奈川県は神隠しに会う日本人が多かったようだ。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆3.5。「魔女シリーズ」第4弾。読み応えは十分だが、もう一つ物足らなさを感じたのは私だけだろうか。何度も死地を潜り抜けていくのにキリキリする感じが少なく、全てが都合よく進んでしまう。大沢親分はもっとニヒルにもっと危ない橋を渡っていく彼女を描いていたはずなのに。此方の要求がエスカレートするばかりかも。500頁は長いよ。でも面白かったし、タイトルは秀逸。まだまだ続編ありそう(笑)。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆4。読み友さんお薦め。爽やかな話かな思いきや、星と星座にまつわる短編集で、読み易い文体と内容のほろ苦さが心に響く。一番印象に残ったのは「湿りの海」の章。妻に理不尽に別れを切り出されたまま娘を想う男が、隣に引っ越してきたシングルマザーの女性との交わりがほぼ切ない。頼れる人がいない女性が子供を虐待しているかもしれないと気付くも、それを責めて良いのか迷うのは理解できるかな。でも切ないのは、一番の被害者は子供だよね。どうしても自分の子に被せて見てしまう男の切なさ、分かるなあ。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆3.5。鎌倉時代後期の「元寇」で九州博多近辺が戦場なのに、伊予国の御家人河野六郎通有の、親戚縁者同士の殺し合いから落ちぶれた家を建て直す物語。無骨な武家社会の話題の中にもウクライナから連れて来られた碧眼の娘や高麗の若い男等、元に家族を殺された人達も絡められ読後感は爽やかな令和の歴史小説。
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Vanc
ネタバレ☆4。第54回(2023年)大宅壮一ノンフィクション賞。第45回(2023年)講談社ノンフィクション賞。2008年漁船沈没事故を追いかけたもの。最後は少し物足らなさを感じましたが、一つの疑念をとことん追求する姿に感動。外国人であっても旅客が船の事故で亡くなれば一人でも重要案件として専門家が原因を調査するが、漁船の場合、実際に17人もの東北の人が亡くなっているのに、おざなりな報告書を挙げて調査せず終わりとは、あまりに政府の対応は酷い。国民を守る気がこの国には無いのか?最近は日本政府への恨み辛みばかり。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆3.5。あまりに天才の弟子を持つと師匠も色々と気苦労が絶えないと言う面白い話。中でも気になったのが、話題は少し違うものの、『「なぜ頭脳競技の将棋で女性の棋士は誕生しないのか」よく聞かれる質問。競技人口の男女差が一番の理由と私は思うが、このテーマは簡単に答えが出そうにない』んだそうだ。女流棋士とは、少し違うらしい。若い女性"棋士"が現れて、藤井君をやり込めて欲しいです。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
☆3。冒頭から視点が発散する様に、時間、場所が目まぐるしく変化していきます。海外での事件、望まなかった東大女学生が助手になった事件、ライバルの同業者の事件等々。しかし、これらは単なる序章で本編には何ら関係なく、米国でのカルト教団で起こった数々の殺人事件の謎解きが始まるも構成に付いて行けず、「嘘だろう」という伏線回収が、冗長な解決編へと収斂していくものの、それなら助手の謎解きなど時間の無駄、頁稼ぎではとか、文句ばかりの読後感。どんでん返しの多段活用は喝采か、否、くどい!
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆4。被害者家族を救うことを目的とした「復讐法」が成立。被害者が受けたと同じ苦痛を亡くなった被害者に成り代わって加害者に与え殺すもの。この設定が斬新。被害者家族が言う「加害者を許せない、殺してやりたい」と悲痛な叫びがよく話題となるが、それが法的に許される世の中はどんなものかを見せてくれる。但し、『犯人に対する憎しみだけだった感情に、「自らの手で殺さなければならない」という強い恐怖心が加わり、執行後も永遠に出口のない恐怖と痛みを背負い生きていく』ことになるのはちょっと御免蒙りたい。でも色々考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆3.5。安定した面白さの今村作品。西編に続き東編へ。特に武田信玄と上杉謙信の相互信頼関係に、徳川家康の幼名 竹千代と出会う暴れん坊 織田信長の関係、伊達政宗が白装束で対面した豊臣秀吉との関係、竹中半兵衛と豊臣秀吉との関係等、有名な話もあるが特に面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
Vanc
ネタバレ☆4。帯にある『夢の諦め方は、誰も教えてくれない』から、主人公の非常勤講師は『「好き」を道標に生きてきた。暗闇を進む灯火だった。この光のせいで生きていけないのだと気づいた。これを大事に抱えている限り、暗闇を歩き続けなければならない。消す日が来た。明かりを消して、この真っ暗闇を出て行く日が来た』と、自から研究者の道に引導を渡し新天地へと踏み出す悲しい物語。『大学は変わった。自治権は失われ、財務省から「稼げる大学を目指せ」と言われ跪くしかなく、研究の場としての環境は確実に悪化した』潰れゆく日本へのレクイエム。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/05(2789日経過)
記録初日
2016/05/10(3119日経過)
読んだ本
1030冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
391992ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
720件(投稿率69.9%)
本棚
186棚
性別
現住所
兵庫県
自己紹介

家中の本全てを断捨離として図書館に寄付、二つの大きな書庫が無くなり部屋が広くなり満足。これからは図書館頼りの読書となり、新刊はタイムリーには難しいですが、自分の読みたい本を読メで探す楽しみを味わい乍らも、my読本リストを作って管理しながら読みたい本のみ読み続けたく。週2冊くらいのペースが無理なく出来そう。ミステリー/サスペンスが好みで特に警察物は格別、時代劇も面白そうなものが沢山あるようで目移りしますが、皆さんの読後コメントを参考に決めていきます。またあちこちに足跡を残していきますので、もし良ければ反応してやってください。宜しくお願いします。

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