ネタバレ最近よく平積みされてるので、気になって買ってみた！まあまあ面白かった。どんでん返しだと知らずに読めたらもっと楽しめたと思うと、宣伝に殺意が湧いてくる。でも、希望が一瞬にして絶望に変わり、切れ味よく終わるあのラストはとても好き。あのどうしようもない絶望、あのときああしていれば……と叶うことのない後悔、ジェフリーディーヴァーの短編のような香りを感じて好みでした。こういうフーダニットミステリーだと仕方ないけど、それぞれのキャラは薄かったので、解説・有栖川有栖さんがおすすめしていた他の作品も読んでみたいな。

ネタバレ強烈な表紙に惹かれ、中身も面白そうだったので購入。めちゃくちゃ面白かった。想像を絶するおそろしさの麻薬カルテル、カルテルから逃げて日本に行き着いた母親から生まれた孤独な少年、カルテルを壊滅に追い込まれた男、日本人の臓器ブローカー、そしてアステカ文明とその神テスカトリポカ。怖いし、暴力的だし、絶対に足を踏み入れたくない世界だけど、読むのをやめられない吸引力があった。ずっと昔に滅びた文明とその神に取り憑かれ、最後には神に身を捧げたバルミロ。ほんとうにおそろしい男だけど、ぶれない生き様には美を感じた。

ネタバレ最近よく平積みされてるので、気になって買ってみた！まあまあ面白かった。どんでん返しだと知らずに読めたらもっと楽しめたと思うと、宣伝に殺意が湧いてくる。でも、希望が一瞬にして絶望に変わり、切れ味よく終わるあのラストはとても好き。あのどうしようもない絶望、あのときああしていれば……と叶うことのない後悔、ジェフリーディーヴァーの短編のような香りを感じて好みでした。こういうフーダニットミステリーだと仕方ないけど、それぞれのキャラは薄かったので、解説・有栖川有栖さんがおすすめしていた他の作品も読んでみたいな。