「kakidashi」というサイトで展示されてる本の書き出しをぼーっと眺めるのが好きなんだけど、「お、これ」と思った書き出しをふたつほどクリックしてみたら両方とも穂村さんの本だったという。これ↓はその片方(未読)。どんだけほむほむが好きやねんって話よな。ちなみにクリック三発目は森見さんの「恋文の技術」でした。読んだことないんだけど、あの本、表紙が好きなんだよなあ。パンチある書き出しはロマンです。
小洒落た店名が覚えられないから勝手に命名しちゃうのも、めっちゃわかるな~。オカンしか使ってこないワードがあるって話もめちゃくちゃ共感案件なんだけど、うちの場合は方言どころか造語だし、さらにおかんしか歌わない謎の歌まであるんだよね。あと、開口一番「しかし、ビール」のお客さん、痺れる。 //「同じ言葉を云われたら、私も忘れないだろう。心の奥に大事に大事に抱え込んで、時々取り出してはぺろぺろ舐めるのだ。(中略)本人も気づいていない願いのような(私)の言語化」
引用「失敗しても、スムーズにことが運ばないときがあっても、なにも恐れる必要はない。翌日が晴れでも雨でも、友だちと見た夕焼けはうつくしかった」 /靴飛ばしの天気占い、強烈に懐かしいね……
辞書をひきバレンタインが破廉恥の隣にあると気づいている日/「複雑な気持ち」だなんてシンプルで陳腐でいいね気持ちがいいね/差別とは言わないまでもドラマではホステスの名は決まってアケミ/こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう
わたしもアレルギーゆえ生まれてこのかたぬいぐるみにもペットにも縁がなく…人間以外に話しかけた経験はほぼないような気がします。そのせいかSiriに話しかけるのすら若干苦手だったり…(笑) そしておっしゃる通り、ぶっちゃけ他者との相互理解って夢の夢すぎる気がするので、適度な距離感と棲み分けもアリですよね。互いに違うことを前提に、そこそこ平和に過ごしたいものです。
薄紅〜は二冊しか出ていないシリーズなんですが、をんごくと同じく大正時代が舞台で、バディものの要素もある怪異譚なんですよね。エリマキとはまた違うミステリアスなタイプが相棒役ですが、戻らぬ時を懐古するような切なさが味わえる話なので、気が向いたらお試しくださいな〜。北沢さんがどんな二作目を書かれるかも今から楽しみですね。
個人的には似鳥さんの葉山くんシリーズや初野さんのハルチカシリーズあたりが好きな方におすすめしたい。既に続編が刊行されているのも嬉しいところだが、またもメンタルに堪える話のようなので、タコ糸研究会のもうちょっと日常寄りの依頼エピなんかも短編集で読んでみたいな。面白い話いっぱいあるはず。とにかくあの幼なじみのよくわからない気安いネタ会話をたんと浴びたい。ところで以下ややネタバレだが、Xに人生狂わされた感のある四条先生かわいそすぎんか?あと謎語尾でやたら出張ってくる志田、お前はいったい何ポジションなんだ。
引用/「ポケットに入れていた冥王星をいつの間にかなくしてしまったみたい。俺は一昨日からそれを探し続けている」/「鎌倉わくわく探検っこクラブの伝説のリーダーだったよな」
ミステリとホラーと青春ものが主食。表紙で本を選びがち。
クローズドサークルや土俗もの、ボーイミーツガールに目がない。
語り口に独特の魅力がある作品が好きで、気に入った文章を収集する習性があります。
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引用「失敗しても、スムーズにことが運ばないときがあっても、なにも恐れる必要はない。翌日が晴れでも雨でも、友だちと見た夕焼けはうつくしかった」 /靴飛ばしの天気占い、強烈に懐かしいね……