
さっき書いた感想の話。「惜しむらくは、~こと」という用法。これって「こと」が重複する誤用なのかな?としばし悩んだものの、わりと馴染んだ用例なのでそのままGOしてしまった。文法的に気になることがあると、いろいろ検索したりコーパスに頼ったりもするんだけど、はっきり結論がつかめなことも多く……いつも解決しないままの疑問を抱えている。野生の国語学者とか、どこかにいないかしら。
「惜しむらくは」は副詞的に用いるとのことで。つまりアレですね……「惜しむらく」と意味的に近くて馴染み深そうな例を挙げれば、「残念なことに間に合わなかった」みたいな使い方がふさわしそう、と。実は私も当初、NDLではないのですが、別のコーパスで「惜しむらくは」を調べまして……その際に「惜しむらくは〜ことだ」の用例があまり出なかったため疑問を深めていたわけなのですが、副詞というキーワードを聞いてそうか、と思いました。なんとなく肌感覚では「惜しむらくは〜ことだ」の方がよく流通しているような気もしていたのですが、
面白い結果ですね。副詞的な用法にはあまり馴染みがなかったのですが、今後はうまく活用して、なるべく違和の少ない運用を心がけてゆきたいと思います~。いつもこういう文法的な疑問を抱いても、なかなか解決する術を持たないのですが、今回はmisliaさんのような方のお話が伺えてとても幸運でした。お調べいただいた内容や調査過程など、めちゃめちゃ興味深くて楽しかったです。NDLの存在も知れたので、今後は私も活用してみます。この度は本当にありがとうございました!
キャラについても少し。不遜な俺様と優しい王子様って超王道なVS構図なんだけど、この作品の場合、“椿にとって同じ痛みを共有できるのは伊織だけど、憂いを吹っ飛ばしてくれるのはマリスである”ってとこがいいんだよな。わたしは基本、俺様キャラは守備範囲外なんだが、マリスの綺羅綺羅しさには謎の説得力があって好き。もちろん、逆境にめげない椿ちゃんも好きなので、今後も格好いい姿がいっぱい見れたらうれしいなー。
余談。さすが「七度笑えば、恋の味」の古矢永さんだけあって、繁田が安定のイケじじい。いかつい見た目に反して、何かと面倒見のよいところが素敵だった。あとこれはネタバレなんだけど、参鶏湯。〇〇相手っておまえじゃなかったのか……ッ! //引用「料理も育児も、イベントじゃないんです」「楽しくなくて、当たり前」/「家族って不思議で、ついひとつのシナリオで共演していると思いがちですけど、(中略)ひとりひとり、全然違うストーリーだと思うんです」
構成はやや読みにくくもあったが、○○まで交錯させる大胆さには負けた。ほか、ほっこりおいしい系の話としては、冬森さんと八木沢さんがよかったな。うしみつ屋はお邪魔してみたいし、“ワケアッテ”の三段活用には脱帽。│ネタバレ余談。それはそうと、夜分に突然来といて「簡単なのでいいからちゃちゃっと」と夜食を求めてくる彼氏(しかもおいしくないからって食べ残して寝る)めちゃくちゃ腹立ちません??ご自分でお作りになってはいかが??とプンスカしてしまったわ。つか、一人暮らしなのにバターがあっただけ陽茉莉はえらいッ!
ミステリとホラーと青春ものが主食。表紙で本を選びがち。
クローズドサークルや土俗もの、ボーイミーツガールに目がない。
語り口に独特の魅力がある作品が好きで、気に入った文章を収集する習性があります。
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