辻堂さんの作風は黒と白があって、これは黒のほう。でも黒も白も心の裏側の繊細な部分や人間関係を丁寧に描かれているのでどちらも好きです。飛び込み自殺を図った娘に、母親を名乗る2人の母親。生活環境も価値観もまるで違い敵対していたダブルマザーが次第に共鳴して連携していく変化が面白かった。そして辿り着いた真相！と思いきや最後にさらなる真実が。でも亡くなった彼女が１番気の毒しかない。

辻堂さんの作風は黒と白があって、これは黒のほう。でも黒も白も心の裏側の繊細な部分や人間関係を丁寧に描かれているのでどちらも好きです。飛び込み自殺を図った娘に、母親を名乗る2人の母親。生活環境も価値観もまるで違い敵対していたダブルマザーが次第に共鳴して連携していく変化が面白かった。そして辿り着いた真相！と思いきや最後にさらなる真実が。でも亡くなった彼女が１番気の毒しかない。

著者初読み。本屋さんでたまたま目に入ったタイトルが気になってタイトル買い。「二人一組になってください」この言葉で連想した通りのスクールカーストや見えないイジメのお話であった一方、想像を絶するデスゲームでもあり、この作家さんの着眼点がすごいなと思いました。最後は誰が残るんだろう、本当に死んでしまったのか?という謎も全て回収。多感な年頃のみんなの色々な思いや個性が溢れていて面白かったです。すごい本です。

久しぶりに、新津さんが読みたくなって。結構前の作品のようですが新津さんの王道、といった感じのミステリー。ダブルイニシャルの既婚女性が次々と狙われていくお話で、読みやすくまあまあ楽しめた。実際ににこんな事が起こったら狂気でしかないしありえない感じではありますが。