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2024年11月の読書メーターまとめ

kaoru
読んだ本
3
読んだページ
1227ページ
感想・レビュー
3
ナイス
665ナイス

2024年11月に読んだ本
3

2024年11月のお気に入り登録
3

  • 生島 治郎
  • Gotoran
  • トミザワ

2024年11月のお気に入られ登録
3

  • 生島 治郎
  • Gotoran
  • トミザワ

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kaoru
70歳を過ぎてから木を求めて日本各地を旅した著者。『藤』では孫に草木への関心を促す父幸田露伴が、『ひのき』ではアテと呼ばれる使いものにならないヒノキへの執着が描かれる。介添えにおぶわれてまで屋久島の縄文杉を堪能する姿勢に明治女の一徹さを感じた。常願寺氾濫のフィルムを見て杉が激流に沈む見事さに感動し「私等の先祖は役に立つということだけを気にする人間ではなく、杉形という言葉を持ち続けてきた」と書く。桜島と有珠の噴火を対比し「灰まみれの木」の惨たらしさを記しているが、これはいつか我々の身に迫る事態かもしれない。
kaoru
2024/11/14 17:36

『ポプラ』では東大教授がイタリア・ポー河畔のポプラ並木に魅せられて小石川植物園内にある大学付属樹木研究所で苗木増産を試みるも失敗した不運な顛末が描かれるなど、どの項を読んでも深い味わいが感じられる。この本は映画Perfect Daysで主人公が読む本として若い世代にも認知された。正直、映画は今一つと感じたけれど本著はお薦めです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

kaoru

先月もお世話になりました。外出続きであまり読書はできませんでした。写真は新宿で開催されたイマーシブミュージアム。新しい美術鑑賞のありかたとして印象に残りました。今月もどうぞよろしくお願い致します。2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:2冊 読んだページ数:1143ページ ナイス数:584ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/776912/summary/monthly/2024/10

先月もお世話になりました。外出続きであまり読書はできませんでした。写真は新宿で開催されたイマーシブミュージアム。新しい美術鑑賞のありかたとして印象に残りました。今月もどうぞよろしくお願い致します。2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:2冊 読んだページ数:1143ページ ナイス数:584ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/776912/summary/monthly/2024/10
kaoru
2024/11/17 22:29

すぱちゃん、こんばんは。いろいろあるかもしれないけれど、今月も元気でね🌹私もなんとか頑張ります🌟

すぱちゃん@中指🖕に足した人差し指✌️
2024/11/17 22:32

頑張り過ぎないでね?頑張らないで、乗り切ることが、大切

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
3

kaoru
アメリカ東部の名門ヴァッサー大学を1933年に卒業した8名の若い女性が恋愛・結婚・仕事や育児で直面する問題を当時のアメリカ社会の様相を絡め描く作品。「母親と同じ人生を歩みたくない」と願う彼女らの理想やロマンティシズムが無残に砕かれるさまも淡々と語られる。雇用機会均等法成立後の日本にやや似ている部分も。ユタ州出身で最初に結婚するケイには著者自身が投影されている。裕福な美貌の才媛レイキ―が選んだ道は多様性の先駆と言うべきか。配偶者への言葉の暴力も描かれ、この問題は当然だが長きにわたり存在すると改めて感じた。
斉藤フィオナ
2024/11/20 21:23

シドニー・ルメット監督の映画ではケイ役のジョアンナ・プティットはじめ若手の女優たちが皆印象深かったです。なかでもレイキーを演じたキャンディス・バーゲンはひと際美しかった。原作は一度読みかけて挫折してしまったので再挑戦したいと思っています。

kaoru
2024/11/20 22:07

フィオナさん、コメント有難うございます。ルメット監督の映画、とても心に残りました。ケイの夫を演じたラリー・ハグマンが役柄にぴったり。そしてキャンディス・バーゲンのレイキ―は美しかったですね。原作、長いですが面白いので良ければ再挑戦なさってください。

が「ナイス!」と言っています。
kaoru
70歳を過ぎてから木を求めて日本各地を旅した著者。『藤』では孫に草木への関心を促す父幸田露伴が、『ひのき』ではアテと呼ばれる使いものにならないヒノキへの執着が描かれる。介添えにおぶわれてまで屋久島の縄文杉を堪能する姿勢に明治女の一徹さを感じた。常願寺氾濫のフィルムを見て杉が激流に沈む見事さに感動し「私等の先祖は役に立つということだけを気にする人間ではなく、杉形という言葉を持ち続けてきた」と書く。桜島と有珠の噴火を対比し「灰まみれの木」の惨たらしさを記しているが、これはいつか我々の身に迫る事態かもしれない。
kaoru
2024/11/14 17:36

『ポプラ』では東大教授がイタリア・ポー河畔のポプラ並木に魅せられて小石川植物園内にある大学付属樹木研究所で苗木増産を試みるも失敗した不運な顛末が描かれるなど、どの項を読んでも深い味わいが感じられる。この本は映画Perfect Daysで主人公が読む本として若い世代にも認知された。正直、映画は今一つと感じたけれど本著はお薦めです。

が「ナイス!」と言っています。
kaoru
ノーベル賞作家アリス・マンローの短編集。凄惨な事件を起こした夫の精神に繋がろうとする妻の視点から語られる『次元』、思っても見ない人間に成長した息子に戸惑う母の物語『深い穴』、病に苦しむ女性が強盗に遭遇する『遊離基』などいずれも一筋縄ではいかない人生の深淵を覗く作品ばかり。『小説のように』は著者の体験が綴られているのか。子供の心理を描いたものに秀作が多く『子供の遊び』の静かな残酷さには遥か昔のアメリカでの子供時代が蘇った。『あまりに幸せ』には女性数学者コワレフスカヤの最期の数日が題材。19世紀に活躍した→
kaoru
2024/11/07 19:50

才女の恩師ヴァイエルシュトラウスとの交流や時代との葛藤を描いた秀逸な作品。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/06/27(2732日経過)
記録初日
2017/06/27(2732日経過)
読んだ本
497冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
162406ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
490件(投稿率98.6%)
本棚
6棚
性別
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

さまざまな本を読むのが好きで、感想を皆さんを分かち合いたいと思い参加しました。あまり注目されていない本・古い本にも光をあてていきたいです。HNは尊敬する作家高村薫さんから。不定期ですが、書籍翻訳(ノンフィクション)をしています。

短歌も少し嗜み,音楽・演劇・美術全般が好きです。

自分ひとりで出会うことのできる本は限られていますので,読み友の皆様のおかげで様々な本を知ることができ、感謝しています💛
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