青崎さんは初読み。非常にゲーム性が強くて、普段好んで読まないタイプのミステリーだったので、話題作というキッカケで読めたのは良かったのかも。登場人物のキャラの立て方から、いつか何らかの形で映像化はしそうだなと思った。

図書館で別の本を検索したら、何故か引っ掛かった本。タイトルも内容も被らないのに何故？？？と思いつつ、あらすじを見たら面白そうだったので、これも縁と思い読んでみた。暗夜行路、曽根崎心中、春琴抄、黒蜥蜴を各章タイトルに引用し、大阪の街を歩きながら様々な文学スポットの話も出てくる。事件に遭遇しすぎ、とか、真相を思いつくまでのパターンが毎章同じ、とかそういうことはあったけど、終章で意外な結末が明かされて驚いたし、不思議な縁で出会った本だけど想像以上に当たりだった。

青崎さんは初読み。非常にゲーム性が強くて、普段好んで読まないタイプのミステリーだったので、話題作というキッカケで読めたのは良かったのかも。登場人物のキャラの立て方から、いつか何らかの形で映像化はしそうだなと思った。

来年1月に映画化すると知って読み始めた。福井藩で天然痘の種痘を広めるために尽力した町医者・笠原良策の話。当時の医療技術や交通事情は今と比べるものではないけど、コロナ禍を経た今、未知の病気と予防法に対する人々の恐れ方には思うところがあるし、人間そういところは変わらないのだと思った。