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2024年10月の読書メーターまとめ

ゆう
読んだ本
3
読んだページ
760ページ
感想・レビュー
2
ナイス
31ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月のお気に入り登録
1

  • 大泉

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆう
ギリシア哲学の後にヘブライズム思想に大きく紙幅を割くことで、その後中世哲学の見通しがよくなるのはまだしも、近世・近代・科学哲学まで一つの流れのように読むことが可能だとは驚いた。ニーチェ以降一神教の神としての「普遍」は死んだのかも知れないが、その後も西洋の思想は繰り返し、普遍をその思考様式の中に見出そうとしている。それはつまるところ彼らが彼らの神を、信じ続けたいという信仰心の表現のように感じた。西洋哲学思想は一つの宗教的情操の表現であるのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
2

ゆう
大塚英志の江藤淳に関する批評は、第二次世界大戦後の日本という国家が置かれた空間・時間を考えるためにとても有意味。本書に描かれた「サブカル化」された時空間が、左派/右派の歴史的接続性を脱臼し、ポピュリズムによってどちらへの極へもいとも簡単に傾いてしまう可能性の示唆は、正しい予見であったことは明らか。そして現在そのような状況の進行とともに、「サブカル化」された時空間そのものの耐用年数がきれかかっている(もしくはとっくにきれてしまっている)状況も出現している。一っ飛びにいずれかの極へ傾くことなく、
ゆう
2024/11/03 15:11

そして問題を無かったことにするのでも先送りにするのでもなく、歴史的感性における中庸を探り続けるために、今こそ読み直す意味がある本だと思う。

が「ナイス!」と言っています。
ゆう
ギリシア哲学の後にヘブライズム思想に大きく紙幅を割くことで、その後中世哲学の見通しがよくなるのはまだしも、近世・近代・科学哲学まで一つの流れのように読むことが可能だとは驚いた。ニーチェ以降一神教の神としての「普遍」は死んだのかも知れないが、その後も西洋の思想は繰り返し、普遍をその思考様式の中に見出そうとしている。それはつまるところ彼らが彼らの神を、信じ続けたいという信仰心の表現のように感じた。西洋哲学思想は一つの宗教的情操の表現であるのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/10(2695日経過)
記録初日
2017/07/11(2694日経過)
読んだ本
515冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
136045ページ(1日平均50ページ)
感想・レビュー
273件(投稿率53.0%)
本棚
2棚
外部サイト
自己紹介

気になる本を、気の向くままに。
※2024年中に、ブクログに以降予定でしたが、両方使っていくことにしました。

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