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2025年1月の読書メーターまとめ

たつなみそう
読んだ本
2
読んだページ
744ページ
感想・レビュー
2
ナイス
81ナイス

2025年1月に読んだ本
2

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たつなみそう
ネタバレ失踪の原因はストーカーなのか、でも架は結婚相手である真実の過去を知らない。明らかとなっていく彼女の過去と結婚願望、そして友人から知らされた驚きの事実。善良は傲慢の裏返しであり、その鈍感さにはうんざりする。それを断ずる都会の女たちも、強烈に傲慢だ。人間は傲慢と善良を背負いながら歩くしかないのか。でも、自分の判断で悪も引き受けることができればよい。母は世界が完結しているという表現は、田舎の描写として正鵠を射ている。小野里氏の「ピンとこないのはね、相手が自分の値段に引き合わないということ」も、ガツンとやられた。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
2

たつなみそう
ネタバレ左翼の戦後史とそれぞれの首領の思想やキャラが非常によくわかった。共産党は基本的にスターリン主義の政党で武力革命も辞さないグループで民意が離れたが天才の宮本賢治の技で復活をとげたのか。そして、社会党の台頭と向坂ら労農派と三池闘争、その後の労働運動の衰退と社会党崩壊など、左翼の戦後史がしっかり眺望できた。佐藤氏と池上氏の思想的出自についても理解できたが、本当に広範な歴史を勉強しているんだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
たつなみそう
ネタバレ失踪の原因はストーカーなのか、でも架は結婚相手である真実の過去を知らない。明らかとなっていく彼女の過去と結婚願望、そして友人から知らされた驚きの事実。善良は傲慢の裏返しであり、その鈍感さにはうんざりする。それを断ずる都会の女たちも、強烈に傲慢だ。人間は傲慢と善良を背負いながら歩くしかないのか。でも、自分の判断で悪も引き受けることができればよい。母は世界が完結しているという表現は、田舎の描写として正鵠を射ている。小野里氏の「ピンとこないのはね、相手が自分の値段に引き合わないということ」も、ガツンとやられた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/15(2775日経過)
記録初日
2010/07/15(5332日経過)
読んだ本
634冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
190891ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
485件(投稿率76.5%)
本棚
5棚
性別
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