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2024年11月の読書メーターまとめ

タルシル📖ヨムノスキー
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2024年11月に読んだ本
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2024年11月のお気に入り登録
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2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タルシル📖ヨムノスキー
遅ればせながら参戦!これが「読書メーター OF THE YEAR 2023」そして「本屋大賞2024」第1位の実力か。確かに危なっかしいのにかっこいい成瀬あかりから目が離せないわ。思春期の溢れんばかりのエネルギーを全力で発散する爽快感。かなりローカル色の強い物語で、ちょっとついていけない部分はあるけれど、ブルドーザーのような物語のパワーに圧倒され、読みながらなんだかニヤニヤが止まりませんでした。もし自分の子供が成瀬みたいだったら心から応援してあげられるだろうか。主人公は一応成瀬だけどキーパーソンは島崎。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

タルシル📖ヨムノスキー

やっとというか、いよいよというか、とうとうというか、〝東京バンドワゴン〟シリーズを読み始めました。今時珍しい大家族モノ。とにかくあの朝食のわちゃわちゃした感じが大好き。 →2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:29冊 読んだページ数:9240ページ ナイス数:917ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/783997/summary/monthly/2024/10

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2024年11月の感想・レビュー一覧
28

タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ文庫化により再読。2020年春、コロナウイルスの大流行により企業は在宅でのテレワークを推奨。主人公は大手家電メーカー勤務の30代半ばの独身男性。何よりも釣りが好きな彼は、コロナ禍を機に三陸の海辺の街に引っ越すことを決める。息苦しい自粛ムード、地元の人たちとの距離感などに悩みつつ主人公が思いついたのが「空き家ビジネス」。とてもいいアイディアだと思うのだけれど、実際に取り組んだという話は聞けず、気がつけば在宅勤務は通常勤務に戻り満員電車に揺られる毎日。結局コロナ前に戻ってしまった感じなのがとても残念。
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タルシル📖ヨムノスキー
いわゆる80年代の日本の音楽シーンを切り取ったこの一冊は、まさに私の青春そのもの。…とは言っても80年代前半は、この本で取り上げられているニューミュージックよりは、アイドルソングを聴いていた、というかテレビやラジオから流れていたのをただ聴いていただけなのですが。多分意識して聞くようになったのは80年代半ば、本文中にもあるエピックソニーが飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃。そういえばまだこの頃はJ-POPなんて言葉もなかった。その後ブルーハーツと出会い…。とにかくこの本があればどんぶり飯3杯はおかわりできる私です。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ真山さん曰く。「正しいを疑うということは、嘘を見抜くこと」。巷に溢れる情報は、必ず発信者側の思惑が隠れているから、それを見極める力を養おうとのこと。その「疑う力」を養うために小説はとても役立つというのはさすが。しかも自分の小説を推してくるのかと思いきや、イチオシはアガサクリスティ。実は一番心に残ったのは後書きでこの新書シリーズの主たる読者である若者たちに向けて書かれた「何になりたいかではなく、何をしたいかを考えよう」という言葉。確かにもしなりたい目標を達成してしまったらそのあと何にもなくなっちゃうもんね。
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タルシル📖ヨムノスキー
そもそも天使と悪魔ってどこが違うんだろう。もしかしたらそんなに大差はないのかもしれない。というか最終話を読むと、もしかして同一人物?読了後ふとそんなことを思う。天使や悪魔、幽霊そして宇宙人(?)が登場する。10の物語。後味の悪い話、感動で胸が熱くなる話がバランスよく収録されています。一番心に残ったのは第2話。この物語の主人公一宮定男が電車に飛び込んだ人を助けようとするといきなり天使が現れて時間を止めます。なぜ天使は時間を止めたのか!?よくある表現ですが、天使や悪魔や幽霊より、やはり人間の方が恐ろしい。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ阿川さんの実体験によるコミュニケーション論。色々なエピソードがありましたが一番心に残った言葉は、漫画家の東海林さだおさんの、「人の話は90%が自慢と愚痴である」。なるほど確かに。自分にも心当たりがあります。気をつけなくては。一時期モテ男として有名になった石田純一さんのモテる秘訣は「自分の話はしないで、まず女の子の話を聞くこと」。あぁ確かに。何よりも自分を売り込んで気に入られようと躍起になってた時期が自分にもあった。合コンの相槌「さしすせそ」も、認知症高齢者の話はガチで返さず乗っかって楽しむというのも大切。
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タルシル📖ヨムノスキー
ハイダウェイ(Hideway)とは、「隠れる場所」「閑静な場所」。いわゆる「隠れ家」という意味。何か上手くいかずどうしようもなく落ち込んだ時、その気持ちを癒し心身をリフレッシュできる場所。そんな場所を持っている人は幸せだと思うし、大人ならそんな場所の一つや二つ持っていたいものだと、人生のB面に入っても憧れます。いじめ、様々なハラスメント、SNSでの誹謗中傷、肥大した承認欲求と被害者意識。こんな世知辛い世の中を生き抜くために最も必要なのは押し出しの強さや容量の良さではなくて、真面目さと勤勉さだと信じたい。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ2巻の「地」の最後で23人まで絞られた蠱毒の参加者。結論から言うとこの3巻「人」で更に9人まで絞られます。まずページを開いて驚くのは、蠱毒参加者292人全員の名前と出身地が記されていること。個人の動向を書き始めると前巻同様ネタバレになってしまうのでざっと大枠だけ。派手な見せ場は2ヶ所。浜松の先の島田宿と文明開花の最先端をゆくあの都市。島田宿はなんと十人以上の強者が揃う乱戦。そして東京の手前の戦いはとにかくド派手。ネトフリでドラマ化されるらしいけど、今回の見せ場はどう表現されるんだろう。完結編が待ち遠しい。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレイクサガミの第2巻。物語の性質上デスゲーム参加者の動向に触れるとネタバレになってしまうのでその辺りは置いておいて。この架空の物語に実際の歴史上の人物を上手く絡めてくるのには思わず感心。例えばこのゲームの主催者たちや大久保さんとかね。読みどころはたくさんあるけれど、愁二郎一行に加わった新たな足手纏いだと思っていた狭山進次郎の、意外とも言える特技を活かした活躍。そして膠着した思考に転換を促す双葉の発言。気になるのはこの巻の最初に登場した仏生寺弥助の息子・刀弥の存在。残るは23人。次の巻で9人まで絞られる!
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ先日3巻目の「人」が出たので再読。約300人が金十万円をかけて行うデスゲーム。その目的は?主人公は元剣客の嵯峨愁二郎。彼は妻と子供の病気を治すためにこのデスゲームに参加するが、十二歳の少女・双葉と行動を共にすることになる。この双葉がもう、はっきり言って足手纏い。愁二郎は常に双葉を守りながら戦うことになるので、最初からハンデを負っている感じ。そこに現れる腕利きの猛者たち。彼らは味方か敵か。それぞれ何のためにこの戦いに身を投じるのか。とにかく畳み掛けるように襲ってくるアクシデントに翻弄されっぱなしのまま読了。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレシリーズはこれで10作目。まずは大家族の堀田家に悲しい別れ、そして新たな出会い。最も気になるのが研人くんの受験結果。その他にも久しぶりに堀田家の蔵の貴重な資料を狙う奴が現れたり、そのおかげで我南人さんの新譜が発売できなくなるというエピソードも。読みながらRCサクセションのカバーアルバムの発売中止事件を思い出しました。それにしても10作も読んでくると、なんだか子供達の成長を見守る親の気分になりますね。次は花陽ちゃんの大学受験だし、その次はかんなちゃん・鈴花ちゃんの小学校入学だし。まだまだ目が離せません。
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タルシル📖ヨムノスキー
シリーズ第9弾は通常運転。なんと勘一さんがまさかの入院!そして我南人さんの幼馴染の女性に認知症の疑いが。破天荒でいつも「Loveだねぇ」とか言って物事を強引にまとめてしまう「GOD OF ROCK」も60代半ばなんだねぇ。信じられないけど。今回一番の読みどころはなんと言っても中3になった研人くんの進路というか夢の話。堀田家の面々は一見突拍子もないように思える研人くんの思いを、鼻で笑ったりせずに真剣に受け止めてあげているのが素敵。自分にはそれが足りなかったんだなぁ。つまり「Loveが足りなかったんだねぇ」
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タルシル📖ヨムノスキー
長続きする物語というのは主人公だけでなく、サブキャラたちも実に魅力的。シリーズ8作目は、今までさらっとしか触れられてこなかった堀田家の謎や、藍子さんのご主人・マードックさんや若社長の藤嶋さんがバンドワゴンに通うきっかけ、になった話など、盛りだくさんの11編。とにかく堀田家の人たちったら、揃いも揃って困ってる人を見かけたら放っておけないタチらしく、いったいこの家族に何人の人が救われたんだろう。そしてこれから何人の人が救われるんだろう。秋実さんが堀田家と関わってどう変わっていったのかはぜひ長編で読みたい。
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タルシル📖ヨムノスキー
なるほど、コレは面白い。これぞ「ちくまプリマー新書」の真骨頂。SNSの短文やネットニュースの見出しに慣れている若い世代に、日本語の曖昧さ、難しさ、奥深さをわかりやすい例題を交えながら解説してくれる本。とにかく日本語というのは、自分の意図とは違う意味で相手に伝わることがあるということを知ってほしい。そしてもっと言葉を大切に吟味して使ってほしい。それを心に留めてくれればネット上の諍いもだいぶ減るのではないかと。まぁ、その曖昧さを意識的に使っている人たちも昔からいるけどね。例えば「消防署の方から来ました」とか。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ5篇の連作短編集。それぞれのタイトル「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」そして「フォールーム・ポーカー」。これ全部誰もが知ってる簡単なゲームに一味足したもの。ただその一味がクセモノ。ある高校の1年女子が先輩や他校の生徒たちとこれらのゲームで勝負するという物語。ゲーム中の心理戦は手に汗握るけれども、とにかく読んでいるこちら側も登場するゲームのルールを覚えないとのめり込めないのでとにかく頭を使います。残念だったのは一部のゲームで「分からなければイカサマもあり」だったところ。
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タルシル📖ヨムノスキー
なんだこのド派手な書影とタイトル。読み始めると、こ、これは…。単身赴任していた夫に請われ北京を訪れた妻・菖蒲と愛犬ペイペイ。彼女は持ち前の明るさと行動力、そしてスマホの翻訳機能や各種サイトをフル活用し、あっという間に北京での生活に馴染み、友達を作り、美味しいものを食べ歩き、充実した毎日を送ります。どちらかというと引っ込み思案で消極的なご主人に近い自分にとっては、この行動力は羨ましい。とにかく明るく軽快で、気分が落ち込んでいる時、無理やりテンションを上げるにはもってこいの、ドーピング剤のような物語でした。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ2018年のある日、宮城県警捜査一課の警部・笘篠誠一郎が呼び出されて出かけた先には、震災で行方不明となった妻の名を名乗る女性の遺体があった。しかも実際に確認してみると全くの別人だという。この不可思議な事件の引き金となったのが、2011年3月11日のあの震災。私は被災者ではないけれど、読みながらあの後の一連の出来事を思い出し、胸が苦しくなりました。今回はどんでん返しよりも、この震災当時の描写の方が強く心に残りました。被災地よりも刑務所の方が安心・安全な生活が保障されていたという現実にモヤモヤしてしまった私。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ公園で画板に向かって一心不乱に絵を描く風変わりな平老人と、女子高生・安珠の奇妙な交流から始まる物語。最近流行りのジェンダー問題なども絡めつつ、昭和から平成、そして令和を生きた平老人の壮絶な半生が、彼に関わった人たちによって明かされます。若い頃いわゆるイケメンで根無草のような生き方をし、強盗未遂事件まで起こし服役したという平老人の不器用な優しさは、もしほんの少しタイミングが違っていたら、全然違った人生になっていたはず。平老人が物語を書き続けた理由に触れた時、そしてその物語のラストを読んだ時胸がつまりました。
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タルシル📖ヨムノスキー
容姿端麗で頭脳明晰な転校生・美令、クラスのカースト上位・更紗、そして一歩離れて周囲を観察する和奈。この三人それぞれが抱える秘密、悩み。辛い現実もあるけれど、やっぱり高校時代って素敵だなぁと読み終えて感じます。メインは三人の女子が友情を育んでいくストーリーですがここに加わる男子二人・萌芽と清太がとてもいい味を出してます。子供達はしっかりしているのに美令の両親ときたら。子供からしたらまさに「ハズレくじ」。でも親だから逆らえないという辛さ。単行本では一人だった書影前面が、文庫化して三人になってるのがなんか素敵。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ撮影した映画監督が亡くなった事で21年ぶりに上映された一本の映画。その映画を観に来た観客六人それぞれの物語。その映画に深い思い入れがある人もいれば、たまたま観に来た人もいる。素敵な思い出がある人もいれば、苦い思い出がある人もいる。タイトルには「六人」とあるけれど実は…。というのが面白い。ただ物語に登場する映画がこの小説オリジナルのものなので、映画のシーンはというかその映画の良さみたいなものは自分はあまり感じ取れなかったのが残念。これが自分が観たことがある映画だったらもっと感情移入できたかもしれない。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ多少偏った思想の有名出版社への放火事件、大学での思想の対立をベースにした殺人事件、ブラック企業の労働環境を苦にした自殺、そして沖縄の基地問題。そしてこれらを陰で操る組織。それに立ち向かうのは毒島の毒舌と名推理。踊らされた犯人たちの信じる主張を完膚なきまでに叩きのめす毒島の鋭利な毒舌は爽快。「上級国民」という言葉は知っていたけど、「プロ市民」という言葉はこの物語で初めて知りました。結局のところ頭のいい人たちが、自分は頭がいいと思っている人たちを軸に一般市民をコントロールして事を起こすという手法は恐怖。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ「成瀬」シリーズの第二弾。今回は高校から大学時代のエピソード。語り手は成瀬本人ではなくて、成瀬に憧れる小4の女の子、成瀬の父親、成瀬のバイト先のクレーマー、成瀬と一緒に大津観光大使に選ばれた女子大生、そして島崎。みんな何かしら心にモヤモヤを抱えているけれど、そこに成瀬がクールに、でもストレートに問いかけたり行動することで勇気をもらいそれぞれの一歩を踏み出すことができる。最終話の〝探さないでください〟はミステリー要素もあってハラハラドキドキ。まさか成瀬失踪事件の真相が、あの有名番組に出演することだったとは。
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タルシル📖ヨムノスキー
遅ればせながら参戦!これが「読書メーター OF THE YEAR 2023」そして「本屋大賞2024」第1位の実力か。確かに危なっかしいのにかっこいい成瀬あかりから目が離せないわ。思春期の溢れんばかりのエネルギーを全力で発散する爽快感。かなりローカル色の強い物語で、ちょっとついていけない部分はあるけれど、ブルドーザーのような物語のパワーに圧倒され、読みながらなんだかニヤニヤが止まりませんでした。もし自分の子供が成瀬みたいだったら心から応援してあげられるだろうか。主人公は一応成瀬だけどキーパーソンは島崎。
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タルシル📖ヨムノスキー
海堂尊さんの「チーム・バチスタ」シリーズが医療問題の最先端の物語だとしたら、こちらは地域医療という別の意味での最先端、言い方を変えれば医療の最末端の物語とは言えないだろうか。数々の難しい手術を成功させた凄腕の医師・雄町は、ある事情をきっかけに大学の医局を退局し地域医療に身を投じる。高齢者の看取りや治療拒否などそれまでとは全く違う医療の側面に戸惑う主人公。医師には「科学者と哲学者の二つの顔がある」という言葉と、「飲み過ぎで病気になったのは自業自得だから生活保護は受けない」という高齢者の生き様が心に残ります。
タルシル📖ヨムノスキー
2024/11/04 15:01

zero1さま。コメントありがとうございまず。確かに誤解を招いてしまいそうなので、充分とは言えませんが訂正します。

タルシル📖ヨムノスキー
2024/11/04 15:02

それと、〝神様のカルテ〟も再読したいと思います。

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タルシル📖ヨムノスキー
前作から2年。大学3年生になった青山霜介は将来のビジョンが見えず、未だ水墨画を続けてはいるもののそっちの方でも自信が持てずにいます。前作もそうでしたが、水墨画を描いているシーンは、実際には見たことがないのに、読んでいるだけでその絵が頭の中に浮かんできます。特に最後の篠田湖山と四人の弟子たちの共演はダイナミックでありながら繊細で、感情を強く揺さぶられました。「答えが出ない問いを考え続けること」、「見えないものを感じて描くということ」の大切さを知りました。そして水墨画がある意味「引き算の芸術」であることも。
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タルシル📖ヨムノスキー
ある定時制高校が科学部を立ち上げ火星再現実験に挑むという物語。集まってきた面々は様々な年代の老若男女。みんなそれぞれ事情を抱えていて一癖も二癖もある。そんな生徒たちをまとめるのがこれもちょっと訳ありの教員・藤竹。簡単にいうと山田洋次監督の映画「学校」に科学というテイストを加えた感じだろうか。正直科学的説明についてはついていけない部分もあったけれど、それでもとにかく温かくて優しくて。読んでいて何度ウルッときたことか。映像化したら面白いだろうなと思って調べてみたらドラマ化されて10月から放送されていたという。
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タルシル📖ヨムノスキー
感覚過敏の著者が、感覚過敏とは、また感覚鈍麻とはどういうことか、日々どんなことに困り悩んでいるかを、小説仕立てでわかりやすく解説してくれている本。感覚の障害(この言葉が適切かはわからないけれど)というのは肢体不自由や視覚障害などのように一見してわかるものではないので、なかなか理解を得にくいかもしれない。大変かもしれないけどまずはこの本のように当事者が声を上げることが大切。引きこもったままで「理解してほしい」というのはやっぱり無理があるから。まずは知ること、そして想像をめぐらし自分に引き寄せて考えること。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレまず第一章で「職場を腐らせる人」の15事例を解説。読めば大抵「あーこういう人いるいる」となるはず。例えば「根性論を振りかざす人」や「言われたことしかやらない人」、「相手によって態度を変える人」、「陰で悪口を言う人」など。ちょっと待てもしかして自分がこの15タイプのどれかに当てはまっていないか。もしそんな人が職場にいたら、大抵は自分が悪いとはこれっぽっちも思っていないので、そういう人たちを変えるのは難しい。だからとりあえず距離を置き絡まれないように、絡んだら面倒臭い奴と思われるようになることで対処しようと。
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タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ今年の夏の文庫フェアで偶然手にした浜辺さんの著書。文庫化された全6冊を読んで思うことは、日本は本当に恵まれているということ。いつでも救急車を呼べてしかも無料。高額医療も格安で受けられる。自分が子供の頃だったら助からなかったであろう命も救われる。元々増え続ける交通事故患者対策として昭和40年代に設立された救命センターだが、現在は高齢者が運び込まれることが多くなったという。介護疲れから妻を殺害し、自分も自殺を図った夫が、命が救われたことで犯罪が明るみに出てしまったという老老介護の夫婦の話は何だかやりきれない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/08/04(2732日経過)
記録初日
2017/02/14(2903日経過)
読んだ本
2379冊(1日平均0.82冊)
読んだページ
784569ページ(1日平均270ページ)
感想・レビュー
2379件(投稿率100.0%)
本棚
9棚
性別
血液型
A型
職業
サービス業
現住所
埼玉県
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/966kuroro966
自己紹介

みなさんこんにちは、こんばんは、そしておはようございます。
人生のB面に入ってから読書に目覚めたオヤジ。
懐の深いオトナになりたくて、あれこれ読んでます。

レビューという大層なものではなく、読了後の率直な感想というか第一印象みたいなものを書き連ねています。

お恥ずかしながら、noteでも同じユーザー名で駄文を書き散らかしています。
よかったら遊びに来てください。
https://note.com/966kuroro966

新作を追いかけている作家さんは、
相葉英雄さん、朝井リョウさん、朝比奈あすかさん、有川ひろさん、安藤祐介さん、石田衣良さん、乾ルカさん、伊吹有喜さん、今村翔吾さん、伊与原新さん、荻原浩さん、海堂尊さん、小野寺史宜さん、越谷オサムさん、小林由香さん、佐々涼子さん、重松清さん、高嶋哲夫さん、辻村深月さん、恒川光太郎さん、寺地はるなさん、中山七里さん、凪良ゆうさん、夏川草介さん、楡周平さん、畠山健二さん、古内一絵さん、真山仁さん、丸山正樹さん、森沢明夫さん、薬丸岳さん、山本弘さん、山本幸久さん(五十音順)。

心がギュッとなる作品があったら、ぜひ紹介してください。

ハンドルネームの変遷
くろ→タルシル→タルシル・ヨムノスキー

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