読書メーター KADOKAWA Group

2024年12月の読書メーターまとめ

タルシル📖ヨムノスキー
読んだ本
26
読んだページ
7364ページ
感想・レビュー
26
ナイス
959ナイス

2024年12月に読んだ本
26

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ自信をなくし看護師を辞めた女性、売れないピン芸人、娘を嫁に出した父親、自立したい女子高生、そしてハンドメイドアクセサリーを作る女性。ままならない毎日を送る彼女・彼らを繋ぐのは「月」をテーマに配信されるポッドキャスト。ラジオではなくてポッドキャストというのが時代だなぁとまず思ってしまいました。みんな前を向いて歯を食いしばって一生懸命穂を進めているから、隣や後ろから支えてくれる優しさには気づきにくい。一見当たり前に思えるそれらのことにちゃんと気づける人間でありたい。自分は誰かのそんな存在になれているだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

タルシル📖ヨムノスキー

11月は「読書メーター OF THE YEAR 2024」のノミネート作から8冊。どの物語も素晴らしかったけれど、それを凌駕したのが「イクサガミ」。とにかく最終巻が待ち遠しい。 さぁ今年もあとひと月。今年はあと何冊素敵な本に出会えるか。 →2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:28冊 読んだページ数:8763ページ ナイス数:1373ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/783997/summary/monthly/2024/11

が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
26

タルシル📖ヨムノスキー
今年最後は本当に熱い物語でした。伝統ある箱根駅伝において、どんなに活躍しても記録に残らない学生連合チーム。できるだけ多くの学生に箱根駅伝を経験させたいという意図はわからないでもないけれど、なぜこんな扱いになったのか。その経緯はぜひ知りたいと思いました。それはともかく走者にも、そして結果的に補欠になった選手にも、それぞれ背負っているドラマがあって、テレビ中継のスタッフやアナウンサーにもたくさんの苦労があって…。スポーツは「話題作りのために、とりあえず結果だけ」という私ですが来年はテレビ中継を観てみようかな。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/12/31 18:36

☆ 横レス失礼します。箱根駅伝が大学対抗であるのは各大学の駅伝部(競走部/陸上部)内で切磋琢磨することで各大学の長距離走者の実力が上がり,大学対抗とすることで(関東学連内で)全体の底上げが図れるからではないかと推察します。予選会敗退校から学連選抜を出していた時代には記録を残していたようですが,「寄せ集め」が問題なのではなく,それでは単体の大学(予選会敗退校)の実力を上げる目的が果たせないからではないかと思います。実際記念大会で他地区の大学が関東学連に挑んだのですが,厳しい現実がありました。長文駄文失礼。

タルシル📖ヨムノスキー
2024/12/31 19:36

本読むおっさんさま。年末の忙しい中、コメントありがとうございます。大変参考になりました。

が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ年明け前に気になっていた箱根駅伝が舞台の物語を。主人公は予選会に勝ち残れなかった明誠学院大学陸上競技部の隼斗。彼は学生連合チームのキャプテンとして奮闘。ここまでだと堂場瞬一さんの〝チーム〟と同じ設定ですが、池井戸さんらしいのはここに箱根駅伝を中継するテレビ局のドラマを噛ませるところ。今まで箱根駅伝が舞台の物語はいくつか読んできたけれど、テレビ局ってのは盲点でした。来年は箱根駅伝の見方が少し変わるかも。上巻は紆余曲折あったものの、当日の走者が発表されたところまで。これがまた熱い!下巻はいよいよレース本番!!
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ第14弾はバンドワゴン史上最も切ないエピソードでした。しかも二連発。一つ目は12巻目くらいから語られていた我南人さんのバンドメンバー・ボンさんの死。そしてもう一つは勘一さんの妹のような存在のかずみさんの決意。この決意については、そういえばこの巻の最初からいくつも伏線が張られてました。研人くんは将来に悩み。すずみさんも自分が元気でいるためにと一大決心。10年以上続いているシリーズだから、出会いもあれば別れもあります。そんな中にも嬉しい話もたくさんあって…。何よりもおめでたいのは、あの変態実業家・藤島さんが!
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ寒い季節にココロがほかほかするシリーズ第13弾。鈴花ちゃんとかんなちゃんは幼稚園の年長さんになり「ちくきゅう」を卒業。ずっと気掛かりだった花陽ちゃんは第一志望の医学部に無事合格。それを機に藍子さんとマードックさんがイギリスへ。その代わりに新しい同居人として第1巻から登場していたあの子が、しかも…。写真家と小説家の卵が発掘されたり、大女優で青さんの母・若き日の池沢さんのヌード写真が見つかったりと、もう盛りだくさん。…って、これじゃ読んでない人にはさっぱりわかりませんね。まぁとにかくLoveなんですよ。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ〝妻のトリセツ〟があるならと思い探してみたらやっぱりありました「速やかな問題解決と結論が好きな男性脳」と「共感が最優先の女性脳」。この話は〝妻の〜〟でも語られていたけれど、こちらの方が女性陣の共感を得られるような具体例がたくさん挙げられています。何よりもすごいと思うのはこの本に度々登場する息子さんのお嫁さん。こんな本を書く人の家に嫁に入るってすごい。特に心に残ったのは「メモは自分のために取るわけではなく、話し手を安心させるために取る。相手の話をちゃんと聞いているという意思表示」という一文が目から鱗でした。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ様々な媒体で発表された短編に書き下ろしを加えた全17編の短編集。古巣のBL、百合、SF、ファンタジー、ヒューマンドラマなど実に様々なテイストの物語が楽しめます。手に取った人はわかると思うけれど、さすがに〝Melting Point〟には驚きました。一番のお気に入りは〝ごしょうばん〟。これは戦中戦後を見つめてきた妖怪の話で結末はかなりブラックというかビター。本屋さんと女の子の交流を描いた〝透子〟は、本屋だけにたくさんの名作が出てきて、その中に〝かがみの孤城〟があって、これはちょっと複雑な気持ちになりました。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ時代は幕末。主人公は三流瓦版屋の銀次。銀次は売れるためなら適当な話もでっち上げる。そんな銀次が佐久間象山、勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三ら歴史上に名を残した人物たちとあい、黒船来航、大地震、コレラの流行そして桜田門外の変に遭遇することで、瓦版の本当の役割と自分の使命に目覚めていく物語。もしかしたら硬派な歴史時代小説好きな人からは敬遠されるかもしれない軽いノリと語り口、そしてかなり都合のいい設定であるものの、歴史時代小説を読み慣れない人にとってはとっつきやすい物語だと思います。続編熱望!!
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
タイトルとKindleの日替わりセールに惹かれて購入。17歳で単身渡米し、40代で雑誌「暮しの手帖」の編集長を務め、50代になってからcookpadの社員となった著者による、人生後半戦の生き方論。こういう本を書く人って「何だかんだ言って成功者でそれなりの地位や名誉があって、経済的余裕もあるからなぁ」なんて捻くれた考えの私にとっても、ちょっとした発想の転換になる考え方やものの捉え方がいくつもありました。要はガツガツせずに、心にも時間にも余裕を持ってゆっくりじっくり、10歳の頃の冒険心を忘れないでということ。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
昭和36〜37年頃に書かれた36篇をまとめたショートショート集。SF、ブラックユーモア、ミステリー、ホラー、そしてファンタジーまで変幻自在の星作品ですが、時々心臓を鷲掴みにされるような切ない感動作もあって、しかも今作はあとがきまでショートショートという徹底ぶり。もちろん中には首を捻ってしまう話もあるけれどそれはそれ。星さんの作風として、人物のイメージを固定させない工夫として、人物名はイニシャルにするといった記事を読んだことがあるのだが、この中の一作だけなぜか「山崎和彦」という個人名が特定されているのが謎。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレもう一つの〝秒速5センチメートル〟。第1話の「桜花抄」は篠原明里、第2話の「コスモナウト」は遠野貴樹、そして第3話の「秒速5センチメートル」は貴樹と明里のそれぞれの視点で、つまり新海版とは逆の視点から物語が描かれています。しかも新海版では描かれなかった最後の踏切のシーンのそのあと、そして巻末にはあの時に渡せなかったお互いの手紙の全文が明かされています。初恋の思い出をチカラにして前に進んだ明里と、立ち止まってしまった貴樹。よく言う「男は恋の思い出を名前を付けて保存し、女は上書き保存する」とはこういうことか。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
〝言の葉の庭〟が思った以上に良くてこちらも再読。主人公の貴樹が二十代後半になってもずっと明里との初恋を引きずっているのが、かなり辛くて痛い。よく漫画やドラマで取り上げられるテーマですが、実際にここまで初恋を引きずる人っているんだろうか。まぁ、成就しなかったからこそここまで美化されたのかもしれないけれど。第2話、第3話に出てくる女性たちの純粋さが何だかとても切なくて、どうにも居た堪れない気持ちになりました。最近大仕掛けな印象の深海作品ですが、私はやっぱり「言の葉…」やこの物語のようなピュアな作品が好き。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレこちらは新海誠さんのアニメを原作とした加納新太さんによるノベライズ作品。新海版の小説と異なる点は大きく3つ。一つ目は新海版が複数の視点で描かれていたのに対してこちらは主人公の秋月孝雄のひとり視点で描かれていること。二つ目は孝雄が製靴専門学校の体験入学に参加し、靴作りの奥深さを学ぶ場面があること。そして三つ目は雪野から孝雄に送られた最初の手紙の全文が記されていること。全体として新海版に比べライトな印象を受けるので、映画ファンならこっちを読んだ後に新海版を読んだ方が、より深く物語世界を味わえるのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
冬なのに、梅雨じゃないのになぜか無性にこの物語が読みたくなり再読。映画に負けないくらいの美しい情景描写。そして硝子細工のように繊細な心の動き。映画では靴職人を夢見る高校一年生の孝雄と公園で朝からビールを飲む女性・雪野の物語として描かれますが、この小説版では孝雄の母と兄、雪野の同僚、そして物語の鍵となった高三女子の視点が加わったことでより切なく、より深さが増します。特に今回心に残ったのは夢に向かって全力で突き進んでいく弟や恋人と現在の自分を比べてしまう兄の気持ち。この気持ちの正体は自分も身に覚えがあります。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ西畑保さんという男性の人生を綴ったノンフィクション。この西畑さん、小学2年から学校に行けず読み書きができません。あの時先生がきちんと話を聞いてくれていたら。あの時養子の話を受けていたら。現代は読み書きができることを前提としている世界。私は一応読み書きはできますが、西畑さんの気持ちがよくわかります。理由は書きませんけど。たくさん辛い目にもあったけれど、それに負けないくらいの素敵な出会いが西畑さんを救ったのだと思います。特に奥様の存在。そしてその奥様に感謝の気持ちを伝えるべく奮起した西畑さんに頭が下がります。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ8巻に収録されていた秋実さんが主人公の〝野良猫ロックンロール〟がプロローグの本書。舞台は昭和40年代。孤児だった秋実さんが堀田家の無償の「LOVE」に包まれた時の涙。これはもう…ね。そこから話は秋実さんと我南人さんそれぞれの友達の駆け落ち騒動に発展し、これがまさかの大団円。物語のキーマンの一人である日英テレビプロデューサー・一色さんの、芸能界やテレビ業界に対するメッセージはそれぞれの業界の人たちに届いてほしい。この巻で我南人さんと秋実さんの馴れ初めはあらかたわかったけれども肝心なところは語られておらず…。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレシリーズ11巻目。前にもどこかで書きましたが、ほぼ毎年1冊刊行される本書は登場人物たちも歳をとる。特に子どもたちの成長は目覚ましく、第1巻で小学生だった研人くんが高校生になり、音楽の才能を開花させテレビに出演なんてもう、親戚のおじさんみたいな気分でこっちがドキドキしてしまいました。この巻で一番驚いたのは、一冊の古書を届けるために堀田家の勘一さん、我南人さん、そして紺さんがなんと、イギリスのロンドンに弾丸ツアー!!007のような人は登場するは、勘一さんの一本背負いは炸裂するは、キースは登場するはでもう、ね。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ中高生向けの新書にしてはなかなか攻めたタイトルだったので、思わず手に取りました。第一章で「そもそもなんで学校でたくさんの教科を学ばなくちゃならないんだ?」という問いに対する「たまご」を使った答えに、思わず「なるほど、確かに」と膝を打ちました。第二章にあった「子供の発達は人類の発達の足跡を辿っている」という話も目から鱗でした。でもここまで複雑化した現代社会を生き抜くための力を授けなくてはならない教員や、我々大人がその最先端に適応できているかというと…。私たち大人は未来を生きる子どもたちに何を伝えられるのか。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ今の時代「男と女の脳はそもそも作りが違って〜」なんていうとあちこちから叩かれそうですが、やはり根本的な違いはあるようで、読みながら何度も、何度も大きく頷いてしまいました。とにかく女性の脳は「感情に伴う記憶を長い期間保存し、しかもいつでもリアルな形で取り出せる」とか。「女性脳は『心の通信線』と『事実の通信線』の2回線で会話する」など。今までの疑問が一気に解決した感じです。だからといって一読しただけではなかなかね。我が夫婦ももうすぐ結婚30年。もう手遅れな気もしますが、寂しい老後を送らないために肝に銘じます。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
作家・脚本家で放送作家でもある著者が、その経験から「面白いトーク」のコツを伝授してくれる本。実は私、「スタンドFM」で本の紹介番組をやろうと思って何回か録音してみたのですが、テクニック以前の問題でどうもうまくいかない。というかそもそも最初に何を話したらいいのかわからなくて詰まってしまうという状態で早々に根を上げてしまったという経験がありまして…。まぁとにかく「笑える話」と「面白い話」は違うということ。「ニン」に合ったお喋りを意識する。あとは台本はメモ程度にすることを意識しながら修行して、いつかリベンジを!
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ伝説として語られていた災厄が現実となる中、ウマール帝国は重大な決断を迫られますが、中央に暮らし地方の実情を知らない、または他人事としか考えられない大貴族たちは、自分たちの利益のことしか頭にありません。その時作られた生き神である香君ことオリエの決意、そしてその想いを受け継ぐアイシャの生き様が胸を打ちます。人も動植物も、そしてこの地球も見えない誰かに支えられ、いや支え合って生きている。そのことを念頭に置いた上で、何かが起きた時、最終決断を他人に任せず自分で下せる人間でありたいと、読み終えて強く感じました。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ2巻の最後で海沿いの国オゴダ藩王国に拐われたアイシャが見たものは、海沿いでは育たないはずのオアレ稲がたわわに実る光景。この稲は各地で発生している害虫オオヨマにも強く、これまでのオアレ稲よりたくさん収穫できるという。そこに目をつけたウマール帝国はこの稲を新品種として栽培し始めるが、それはより深刻な事態の呼び水となってしまい….。ファンタジーとはいっても剣や魔法や特殊能力で強引に物事を解決する世界ではないので、都合よく物事は進まない。大切なのは知識と経験、そして人と人との繋がり。だから上橋ワールドは面白い。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ第2巻の大半のページを割いて語られるのは農事を司る「香君」の秘密と苦悩。そして「オアレ稲」の謎。実はオアレ稲はそれ以外の穀類を枯らしてしまう強い植物で、それを制御するために特別な肥料が必要だった。つまり稲と肥料の両方を管理することでウマール帝国は周辺国の支配を盤石なものにしてきたが、各地でオアレ稲を食い荒らす害虫が発生して…。1種類1品種に頼ることに危機感を覚えたアイシャたちは秘密裏にオアレ稲以外の穀類を栽培する計画を進めるが、これはつまりウマール帝国に対する反逆行為。そしてこの巻の最後で急展開が!
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ主人公は特別な嗅覚で動植物の気持ちを察することができる少女アイシャ。この物語世界は、昔神からもたらされた「オアレ稲」という植物(穀物)を使って繁栄するウマール帝国が権力を握る。このオアレ稲、病害虫に強く安定した収穫量が約束された植物だが、そこからとれた種を蒔いても芽は出ないという。読んでいてアメリカが輸出している遺伝子組み換えトウモロコシのことを思い出しました。タイトルにある「香君」は、香りで森羅万象を知ることができるという生き神でウマール帝国の農事を司る存在。この後アイシャと香君に待ち受ける運命とは?
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ自信をなくし看護師を辞めた女性、売れないピン芸人、娘を嫁に出した父親、自立したい女子高生、そしてハンドメイドアクセサリーを作る女性。ままならない毎日を送る彼女・彼らを繋ぐのは「月」をテーマに配信されるポッドキャスト。ラジオではなくてポッドキャストというのが時代だなぁとまず思ってしまいました。みんな前を向いて歯を食いしばって一生懸命穂を進めているから、隣や後ろから支えてくれる優しさには気づきにくい。一見当たり前に思えるそれらのことにちゃんと気づける人間でありたい。自分は誰かのそんな存在になれているだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ地震後の地下にたったひとりで閉じ込められた「見えない、聴こえない、話せない」の三重苦の女性を、6時間以内にドローン一機で救い出せ!。これだけでドキドキワクワクの展開が予想されますが、物語はもちろん様々なアクシデントにより救助は一筋縄ではいかず、過去の出来事から「無理だと思ったらそこが限界」という言葉に縛られる主人公の心の葛藤や、三重苦の女性の不可解な行動による障害詐称疑惑が持ち上がり、読者はみんな三重苦の女性の行動に「も、もしや?」という風に思ったはずで、それがひっくり返されるラストはまさに圧巻でした。
が「ナイス!」と言っています。
タルシル📖ヨムノスキー
ネタバレ主人公は深見明子、64歳。彼女は根無草の息子を奮起させるべくラップバトルに挑みます。この本はウチの子供たちが思春期に入る前に出会いたかった。親は自分の子供にはできるだけ苦労せずに人生を送ってもらいたいと考える生き物。だからあれこれお小言も。でも子供たちからしたら「親ってすごく鈍感な生き物だよ。自分の言動が子供に消えないインパクトを与えるか、分かろうともしない」なんて思ってる。そんな言葉にハッとさせられました。現在子育てに右往左往しているおとんやおかんには、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。映像化熱望!!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/08/04(2717日経過)
記録初日
2017/02/14(2888日経過)
読んだ本
2366冊(1日平均0.82冊)
読んだページ
780462ページ(1日平均270ページ)
感想・レビュー
2366件(投稿率100.0%)
本棚
9棚
性別
血液型
A型
職業
サービス業
現住所
埼玉県
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/966kuroro966
自己紹介

みなさんこんにちは、こんばんは、そしておはようございます。
人生のB面に入ってから読書に目覚めたオヤジ。
懐の深いオトナになりたくて、あれこれ読んでます。

レビューという大層なものではなく、読了後の率直な感想というか第一印象みたいなものを書き連ねています。

お恥ずかしながら、noteでも同じユーザー名で駄文を書き散らかしています。
よかったら遊びに来てください。
https://note.com/966kuroro966

新作を追いかけている作家さんは、
相葉英雄さん、朝井リョウさん、朝比奈あすかさん、有川ひろさん、安藤祐介さん、石田衣良さん、乾ルカさん、伊吹有喜さん、今村翔吾さん、伊与原新さん、荻原浩さん、海堂尊さん、小野寺史宜さん、越谷オサムさん、小林由香さん、佐々涼子さん、重松清さん、高嶋哲夫さん、辻村深月さん、恒川光太郎さん、寺地はるなさん、中山七里さん、凪良ゆうさん、夏川草介さん、楡周平さん、畠山健二さん、古内一絵さん、真山仁さん、丸山正樹さん、森沢明夫さん、薬丸岳さん、山本弘さん、山本幸久さん(五十音順)。

心がギュッとなる作品があったら、ぜひ紹介してください。

ハンドルネームの変遷
くろ→タルシル→タルシル・ヨムノスキー

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう