書店で適当に取った本。限りなくタイトル詐欺。中身はプロパガンダ本。異なる見解を知る良い機会だとポジティブに捉えることも辛うじてできたのが救い。

書店で適当に取った本。限りなくタイトル詐欺。中身はプロパガンダ本。異なる見解を知る良い機会だとポジティブに捉えることも辛うじてできたのが救い。

知り合いにたかって買ってもらった本。中国兵家の古典、武経七書のうちの一つ。周の王と軍師(太公望)との問答形式で王としての将帥や当時の歩兵騎兵戦車の運用法を記述したものであり、現代に通ずるものは半分位、というのが率直な感想。七書のうち比較は孫子だけだが、あちらの方が普遍性は高かった印象。しかし、人心などへも考慮等、やはり読み継がれるだけの価値は十分に感じられた。文庫であり、現代語訳と書き下し文というシンプルな構成もあって軽易に読めたのも良い印象だった。